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* * (2011/09/03)夏の津軽海峡物語3 * *



* * (2011/08/22)夏の津軽海峡物語2 * *
 今回の遠征は道南方面が重なってしまった。というか、どうもこのあたりに惹きつけられるものがあったようだ。日付は異なるものの、同じところを通っているのでひとつの題名にまとめてみた。2回目の道南遠征は珍しく前泊することとなり、朝から晩まで行動した1日であった。




◎◎ 本番の前に ◎◎
 今回は当日の朝から動きたかったので、前日に函館まで移動し1泊。仕事が早く片づけば、休みをとって函館散策でもしたかったのだが、当然無理。結局、前日はぎりぎりまで残業して、早歩きで札幌駅へ向かった。
 発車15分前くらいに、西改札口を通ろうとしたとき、なんと電光掲示板が真っ暗。構内の放送を聞いていると、システムが落ちたらしい。てっきり札幌駅構内のシステムが落ちただけで汽車は動いているものと思い込み、ホームへ行ってみると、あらら。全ての汽車がとまっている。
西改札口
(西改札口)
ラッチ内コンコース
(ラッチ内コンコース)
7・8番線
(7・8番線)
5022D入線
(5022D入線)
 はぁ、とため息をつきながら、とりあえず構内放送に耳を傾ける。復旧までにはしばらく時間を要するようだ。後で聞いた5022Dの車内放送によると、小樽〜永山間のPRCのシステムダウンが原因とのこと。とりあえず、宿に遅れる旨の連絡を入れる。
 結果的には5022D約1時間遅れで発車。東室蘭あたりまでところどころ、先行の列車が詰まっていたこともあり、函館には1時間10分ほど遅れて到着した。元々夜遅く到着し、朝早く出発する行程だったので2,500円、格安のビジネスホテルを用意していた。遅延により、睡眠時間が更に1時間短くなってしまった。
 結局5時間ほどの睡眠で、おはようございます。6時過ぎに起きて、デジアナ変換のアナログテレビでNHKニュースを見ながら身支度をする。ノーサイド、とか、どじょう、とか、単語ばかりに注目するよりも、政治の停滞を批判したらどーなんだ。って、上げ足とって辞めさせようとしているマスコミ様に期待するのは無理な話か。そんなことを考えながら準備していると、宿を出たのは発車15分前。危なかった。
アナログテレビ
(アナログテレビ)
函館駅
(函館駅)




◎◎120D・函館発江差行き普通◎◎
(函館653→木古内754)
 すっかり出遅れてしまったので、車内はすでにほとんど埋まっていた。何よりも、部活動の中学生と思われるがきんちょが乗っているのでうるさい。その一団は上磯で降りて行った。それでも結構な混み具合。ほとんどが木古内で降り、そのまま1番線の新青森行き特急列車へと乗り換えて行った。小生は一本遅らせるので、改札口へと向かった。1・2番線
(1・2番線)




◎◎ 木古内駅 ◎◎
 この遠征は台風でどうなるかと不安であったが、ここまでは晴れている。木古内では1時間弱の間合いがあったので、とりあえず駅前を歩いてみた。会社へ行く格好のままで歩いているので、汗が噴き出してくる。もっともここまで晴れて暑くなることは想定していなかったのだが。4・5番線
(4・5番線)
4020M木古内発車
(4020M木古内発車)
駅前の商店街
(駅前の商店街)
 駅前を真っ直ぐ進み、海岸線を通る国道228号線を渡ると津軽海峡である。そこにあったのは佐女川神社の鳥居。社殿は線路よりも山側にあり、ここには鳥居だけが建っている。木古内町と言えば、寒中みそぎで有名な町である。
木古内町国保病院
(木古内町国保病院)
佐女川神社の鳥居
(佐女川神社の鳥居)




◎◎4022M・函館発新青森行き特急「スーパー白鳥22号」◎◎
(木古内847→知内[855])
※[ ]は時刻表上の発時のため、正確な着時は不明
 いよいよ海峡線に入る。先の20号と違い、木古内から乗る人は少ない。車内はNREの客室乗務員が乗車しており、本州行きの汽車を感じさせる。ホームへの案内板
(ホームへの案内板)
1番線から駅の山側
(1番線から駅の山側)
4022M入線
(4022M入線)
789系の車内表示
(789系の車内表示)
 乗車時間はわずか8分ほど。座っているのは実質5分ほど。あまりくつろぐまもなく、海峡線知内駅に到着する。




◎◎ 知内駅 ◎◎
 青春18きっぷの季節なので、この駅にも訪れる人も少なからずいるのかな、と考えていた。が、知内駅での乗降は小生以外に無し。やっぱりそんなもんだ。車掌さんに赤いきっぷを見せて、ホームへ降りる。笛を吹いて、戸閉め、発車合図を送る。車掌さんが出発監視しているのを見送り、789系が静かに走り去って行った。4022M知内発車
(4022M知内発車)
山積みのレール
(山積みのレール)
軌陸車のレンタカー
(軌陸車のレンタカー)
 海峡線の保守作業を行なううえでの作業車やレールなどなどが置かれていた。2面2線の対向式ホームであり、跨線橋まで備えている立派な駅である。当然のことながら無人駅。特急しか停まらないためか、乗車証明の発券機がある。北海道内では整理券式のワンマン列車が普及。比較的乗車人員の多い無人駅では近郊用券売機の設置も進み、乗車証明の活躍はなかなか見られない。
乗車駅証明書発行機
(乗車駅証明書発行機)
乗車駅証明書
(乗車駅証明書)
待合室
(待合室)
乗車方法
(乗車方法)
 かつてはこの駅、というか隣接する道の駅できっぷを売っていたようだ。そもそも今では2往復の特急しか停まらず、利用する人はほとんどいないのだろうか。待合室の椅子は10人以上座ることのできる能力を持っている。
知内駅入口
(知内駅入口)
道の駅しりうち
(道の駅しりうち)
朝食
(朝食)
中小国方
(中小国方)
 道の駅はちょこちょこ人がきていた。このまま帰るのなら生ものの土産を買いたかったが我慢。鮭の燻製はちょっと魅力的だった。結局、かぼちゃの羊羹と朝食用のフルーツ牛乳を買った。
木古内方
(木古内方)
知内駅駅名標
(知内駅駅名標)




◎◎4093M・新青森発函館行き特急「白鳥93号」◎◎
(知内938→木古内946)

 クモの巣やらハエやら、跨線橋にはいろいろな虫くんたちがいたような気がする。もっとも、普段から利用する人が少ないから、そこらへんは気にしていないのだろう。跨線橋を渡り2番線で汽車を待っていると、列車接近の警報機が鳴り遠くに前照灯が見えてきた。
 この駅を離れて、今回の目的が一つ達成された。知内駅に行くのはちょっと難しい。汽車以外にも路線バスがあるが、ちょっと便が悪い。しかも函館バスのホームページがなかなかわかりづらく、現場に問い合わせる必要があると思う。また7分ほどの乗車で木古内到着だ。
4093M知内到着
(4093M知内到着)
車内の公衆電話
(車内の公衆電話)
木古内の手前
(木古内の手前)
4093M木古内発車
(4093M木古内発車)




◎◎ 再び木古内駅 ◎◎
 昨年、三度目の九州遠征を実行している。いつ行っても良いところである。北海道は北海道で良いところがいっぱいあるが、やはりたまに別な地へ遠征すると新鮮である。昨年から今年にかけて新幹線が開業し、在来線にも新しい汽車たちが生まれている。ということを、この1枚のポスターから考えていた。
 再び木古内駅へ戻り、今度は真剣に新幹線の工事状況を取材しようと思う。まずは橋上駅舎の上から一枚。新幹線は在来線の山側に敷設されるようだ。駅の山側は数々のクレーン車が稼働中である。働くくるま萌えの皆様にはお勧めかもしれない。
九州の汽車たち
(九州の汽車たち)
橋上駅舎の通路から五稜郭方
(橋上駅舎の通路から五稜郭方)
駅の山側から木古内方
(駅の山側から木古内方)
駅の山側から江差方
(駅の山側から江差方)
駅の五稜郭方にある人道橋付近
(駅の五稜郭方にある人道橋付近)
人道橋から駅構内
(人道橋から駅構内)
 駅の山側を右折し、JRの社宅を横に見て、駅の五稜郭方へ向かう。ホームの上を通る人道橋付近からも一枚。このあたりは町道の改良工事も行なわれている。人道橋はほんとにぼろい。渡っていて怖くなったのは久しぶりだ。ところどころ腐食していて、下の線路が見えそうだ。人道橋の上からも一枚。
 立派な小学校の横を通り、木古内町の歓楽街を抜け、商店街に出る。本日一度目の木古内駅前散策が響き、かなり疲れている。足がだるい。早めに駅へ戻り、駅前のベンチで休息。函館行きのバスがやってきて、3人ほどが吸い込まれた。
函館バス函館行き
(函館バス函館行き)
台風による寝台特急運休
(台風による寝台特急運休)
* * (2011/09/03)夏の津軽海峡物語4 * *

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