Top > 話 > 日本3大がっかり名所
有名観光スポットだけど、行ってみたらがっかりした場所、いわゆる日本三大がっかり名所とは、札幌の時計台・高知のはりまや橋は共通の意見ですが、3つ目には沖縄の守礼門・長崎のオランダ坂など、幾つかの説があるようです。がっかり名所と言われている所でも、人によって感想も違うので、近くに行った時には見に行ってみると良いと思います。ただしそれを見るためだけに遠征すると、がっかりしやすいかもしれませんが。ここでは、それら3大がっかり名所とその理由に加え、 よくがっかりスポットとして、名前が挙げられている、その他の場所 についても、番外編のページで取り上げてみました。
- 第1位 高知のはりまやばし
- 橋が交通量の多い大きな道路になっているので、橋の長さよりも、幅の方が断然長く、下には、最近まで水も流れていなかったようです。(正確には今も流れていません)そのため、車で通ると場所がわからず、通り過ぎてしまうのではないかと思います。私が行った時は、最初は場所が分からず、ただの交差点の名前かと思ってしまいました。橋という感じがしなくて、呆気に取られてしまいました。
最近では、がっかり名所からの脱却を目指しているのか、車道から奥まったビルの隙間に、親水公園の子供が遊ぶような人工水路を作り。その川に2つ(2世代)の橋を設置しました。また、旧欄干は、播磨屋橋公園の東西を結ぶ地下道に展示されていました。しかしその地下道には不景気を反映してか、そこで生活している人がいて・・・。やっぱりがっかりしてしまいます。いやがっかりというか女性なら怖いかも。 - 第2位 札幌の時計台
- 北海道のイメージといえば、広い平原、大自然、そこから生まれてくる海産物や甘い野菜などの グルメ等々。 時計台は、そんなイメージ通りの外観の建物であり、旅行雑誌や旅行会社のパンフレットにも、この自然や景色と重ねて掲載されていることが多いです。しかも、現存している時計台の中では、日本最古のものらしいです。しかしながら、周りのビルが大きい上に、あまりにも中心部にあるため、ビルの谷間に挟まれて、窮屈そうな印象です。同じ札幌市内でも、もし時計台が羊ヶ丘辺りに建っていたら、全然がっかりしないと思います。時計台自体はいいのに、ビルの間に挟まれていて、北海道の広い大地のイメージに合わないのが原因です。
- 第3位 オランダ坂
- 長崎は江戸時代には海外への唯一の貿易港であり、その時代には、海外から来た人のことを「オランダ人」と言ったことから、外国人が多く通るこの坂をオランダ坂と呼んだようです。オランダ坂というと神戸や函館などの洋館群や、横浜の外人墓地付近の洒落たスポットを考える方が多いのですが、長崎の場合は、ただの坂なのです。坂を上っても下っても何もないので、がっかり観光地と言われてしまうようです。
- 第4位 守礼門
- 今となっては、なぜがっかりスポットなのかが、分からなくなってしまった場所です。沖縄戦では首里城が消失してしまいましたが、復元されていなかった時代に、首里城へと観光で訪れた人が、門しかないのかとがっかりしたことで、がっかり名所としてノミネートされたようです。守礼門は、日本の城郭でいう大手門に値するそうですが、門だけを日本の城郭の大手門と比べると、ちょっとさびしい感じがするのも原因だと思います。しかし現在首里城は立派に復元され、世界遺産にも登録されていますし、2千円札のモデルにもなっています。
播磨屋橋公園の東西を結ぶ地下道
羊ヶ丘
他にも、京都の町に合わない京都タワー、名古屋テレビ塔、上から見ないと分からない仁徳天皇陵(大仙陵古墳)なども、がっかり観光地として名前が挙がっています。