このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

     
 到津車庫は、砂津、黒崎車庫より一足早く、1985年10月の門司線、戸畑線、枝光線の廃止時にバス営業所に変わった。北九州線のちょうど中間にあるこの車庫の位置付けについて筆者はよく分からないが、当初は到津遊園への団体輸送の対応があったのではないかと思われる。筆者は晩年の頃の状況しか見ていないが、当車庫で運転士が必ず交代するわけでもなく、到津車庫前行の運用は朝夕くらいしか見たことがなかった。北九州のドーナツ化による電車沿線人口の減少に伴い、到津遊園への団体輸送が電車からバスにシフトされてきた背景からみて、到津車庫の役割は、かなり早いうちから小さくなってきたと思われる。
631 電停と到津営業所社屋 600型 乗務員交代
営業所の前には緑色の灰皿とベンチが並ぶ。これは乗客のため、それとも運転士のため?(左写真)
幸町→砂津行と折尾行が団子運転。大門付近まで中央町→幸町と表示された電車もこのあたりに来るときちんと行き先を表示する。(右写真)
147 電停全景到津車庫(到津営業所)

138 650 ラクチン電車 

303・570  1985年10月 部分廃止の看板 
 到津車庫から生まれ変わった遊園前バス営業所は、その後、旧到津営業所担当だった田代や中畑に行く路線と電車代替バスを受け持った。営業所はその後廃止されたが、今は上到津というバス停となり、バスの折り返し運用も残っているが、敷地の大部分はにしてつストアになったそうである。
     

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