このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

黒崎車庫前は乗換客が多く、運転手の交代も行われいつも慌しかった印象が強い。運転手は下車客の運賃確認、乗換料金表を見ながらの乗換券の発行、さらに自動運賃箱が入る前は50円、100円の両替も行っていた。筑鉄線との乗換は本来は熊西だと思われるが、買い物に便利な黒崎駅前、黒崎車庫前での乗換客も多かった。乗換客をさばき終えると、マイクを引き抜き運賃箱とブレーキハンドルを取り外し、営業所へ休憩に向かう運転手の表情にはホッとしたものがあった。
1025 黒崎車庫構内1050 黒崎車庫構内
2両連接車は筑鉄への運用のない昼間は、車庫でお昼寝。
1045・73 黒崎車庫構内305 黒崎車庫前
筑鉄線〜八幡駅前の限定運用になっていた3両連接車も昼間は楠橋と黒崎に分かれて休んでいた。
649 黒崎車庫前2004 黒崎車庫前
黒崎車庫前の電停にはパン屋や書店(パチンコ屋も?)などがそばにあり、国鉄黒崎駅前とは別の意味での駅前の活気があった。車庫前電停で電車が詰まっていると、至近の黒崎駅前から乗換客が走ってくることもあった。

604 熊西〜黒崎車庫前間

567・585 黒崎車庫前

熊西から下り坂を駆け下りてくる604。1992年10月の砂津〜黒崎駅前間の廃止で誕生した西黒崎電停付近。車庫前電停は常時、電車が入線したり乗務員交代などで往来が激しいためか、踏切に警報機はなかった。発車のタイフォーンやゴングがなれば、通行人は電車の通過を素直に待った。
黒崎車庫遠景
黒崎車庫詰所

1981年3月頃の黒崎車庫。現在は再開発ビルが建ち、あたりの風景は一変している。詰所のそばには洗車機もあった。撮影の際には「営業所に断わって!」と係員に言われながらも、直接検車係の人に承諾を撮って撮影させてもらった。

黒崎駅前〜黒崎車庫前(1991-03)
3001 黒崎車庫前(1996-08)

最後の2枚は帰省中に撮ったもの。今は再開発ビルや新しいバスセンターが建ち、撮影当時を偲ぶものは残っていない。3000型は1988年に1000型(筑鉄2000型)の機器を再利用して登場した。

 

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