このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

     
赤坂から次の新町までの間に電車は手向山(たむけやま)トンネルを通る。手向山はかつて陸軍の要塞があったが、今は関門海峡を見下ろせる公園として整備されている。巌流島で決闘した宮本武蔵、佐々木小次郎の碑もあり、毎年4月13日前後の日曜日には「武蔵・小次郎まつり」が催されている。
赤坂から手向山に向かう634手向山トンネル(赤坂側)
手向山トンネルは長さ70〜80メートル程度の短いトンネルで昭和17年に開通。かつて海側にあった道路を山側に移すにあたって開削された。電車と車が共用する併用軌道のトンネルは全国的に見ても珍しいと思われる。筆者はほかには知らない。
門司行の640584 手向山トンネル(新町側)
トンネルの手前の信号で待つ637 トンネルに入る637
この信号付近が小倉北区と門司区の区境である。電車の背後には国鉄の門司操車場が広がっている。
613 新町側からのトンネル遠景
鳥越(バス停)付近。トンネル付近が少し小高くなっているのが分かる。併用軌道のなかで、赤坂〜新町間が駅間の距離としては最長で1.7km位はなかろうか。全線ではおそらく、陣の原〜折尾東口間のほうが若干長いと何かで読んだような記憶がある。
     

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