このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

     
戸畑電停は市営若戸汽船の戸畑渡場のまん前にあった。歩行者が戸畑から対岸の若松へ渡るには、今ではこの汽船しかないが、かつて若戸大橋には歩道があった。電停のそばの橋脚にはエレベータがあり地上と橋上を結んでいた。歩行者と自転車は車道の両側の歩道を歩いて若戸を行き来することが出来たのだ。また若戸大橋の両橋脚部には市営、西鉄のバス停もあった。歩行者の通行料は無料だったが、自転車を橋上で乗る場合には、軽車両扱いのためか数十円の料金がかかった。橋から望む洞海湾の景色は最高だった。その後、歩道部分は車道の拡幅のため廃止となったが、廃止後、若戸汽船の自転車航送料金が数十円だが値下げされたことを覚えている。
若戸大橋のたもとにある戸畑電停電停構内
昼間は閑散とした電停だが、朝夕は汽船を利用する通勤通学客で賑わっていた。定期券売場や待合室など折尾とならんでターミナルの様相を呈していた。トイレも使えたと思う。
配線全景645 砂津行
のりばは1番と2番の2線だったが、折尾と同様に3線だった跡が残っている(左写真)。朝は2両連接車も来ていた。
561 中央町→砂津方面行621 門司行
561型のトップナンバー561号。福岡市内線で活躍した500型のなかでも後期の車両で低床タイプ。ブルーの内装でまとめられた車内は涼しげに見えた。621号はゆうえん塗装時のものであるが、砂津工場を見学させてもらったときに、塗装中の様子を見ることができた。数ある広告塗装車のなかでも、ゆうえん塗装車は緑を基調とした絵柄中心のデザインで、見ていて楽しい電車だった。
     

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