このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
別府駅で下車した寝台特急「彗星」号 出発の7月19日、仕事を切りのいい所まで片付けると19時半頃。実家で食事を して出る予定だったので、最後の準備をして車を走らせた。刻々と旅立ちの時間が近 づいて来た。事前に購入していたあの往復切符では、姫路から寝台車に乗る予定だっ たが、時間の余裕があまりない。そこで、岡山から乗車する事にした。相生21時5 3分発の電車に乗ればよく、駅まで送ってもらった。 岡山行きの最終電車は、相生で多くの客が下車し、さらに上郡を過ぎるとかなり空 いて来た。途中の和気で寝台特急「なは」に道を譲り、22時59分着。 これから乗る列車は寝台特急「彗星」南宮崎行き。今年の3月から途中の門司まで は寝台特急「あかつき」長崎行きと併結して運転されている。値段・スピード・快適 さ等様々な面で、他の方法に比べて見劣りする寝台特急は利用客の減少傾向に歯止め がかからない様だ。新幹線開業前には、この「彗星」だけで5往復も運転されていた 事もあった。今から思うと信じられないことではあるが。そこまで古い時代に遡らな くても、何年か前までは多客期には臨時列車が運転されていた。近年では全く運転さ れなくなり、普段は4両で運転されているらしい。 でも、今日は違う。私のように金曜日に休暇を取れば4連休となる人もいる。丁度 子供も夏休みに入る。さすがに今日ぐらいは所定の6両だと思った。私の寝台は上段 だったし、多分結構乗っているに違いない。そう思ってホームの5両目辺りで待って いた。このホームでは20人ぐらいの人が入線を待っていた。 23時15分、「いい日旅立ち」のメロディーが流れて、寝台特急「彗星」、「あか つき」が入線した。ところが私の勝手な思い込みに反して、今日も「彗星」は4両。今 日乗らなくていつ乗るんだ、これでは近い将来廃止かも、そう思いながら正しい乗車位 置へ歩いた。 車内に入ると空いている所もあったが、さすがに適当には埋まっていた。車内改札を 受けてから、体を休めた。途中広島駅(多分)に停車した時に目が覚めた。まだ、下車 予定の別府は遥かに遠いので、当然再び眠りに就く。この後も1時間強毎に目が覚めた が、座席車とは違い眠った感覚がある。 宇佐を過ぎてから身支度をした。車内を見て回ったのだが、殆ど埋まっていた様だっ た。そういえば、同じ車両に倉敷からも乗客がいた。 6時38分別府到着。乗車の記念に「彗星」の機関車の写真を撮ろうとした。ところ が、寝台特急の機関車には普通付いているヘッドマークがなかったのは残念だった。
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