このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

FUNNY! HAPPY! 北海道  ’99 Summer

旅行日:99.8.22〜9.3

  春にも行った北海道。だからこの夏は行くなんて夢にも思っていなかったんですが、今度は親が「北海道へ連れていけ」と言うもので、どーいう訳か2期続けて18きっぷで北海道まで行くことになってしまいました。めちゃくちゃしんどいのに・・・

  そういう事で出来上がったのがこの旅行記。今回は、新聞のように短編を中心にして読みやすくするため、ご覧のように出来事ごとにピックアップしてお送りしたいと思います。では早速、出発進行!!


<Episode1:非情の集中豪雨 in 庄内>      8/23(月) 2日目

  京都6時13分の長浜行きでスタートし、中央線経由で東京入りした初日。もちろん2日目の朝は北海道へのお決まりルート、「ムーンライトえちご」で迎えました。

  終点の村上で降り、3分後の酒田行きへ乗り継ぐのが一般的なプランなのだが、もう飽きたので、今回はちょっと変更しよう。羽越本線を進むにも、新庄経由で秋田へ行くにも1本あとで間に合い、しかも新型というからには乗らない手はない。こうなれば、この列車が折り返して快速新潟行きになるから新発田まで乗り通し、6分後にまた北へ。プランをよく分かっていない家族からは、「なんと無駄な!」とクレームが付いたが、「酒田で一緒になるから」とこの時点ではそうやって納得させた。

  ところがである。こんな家族からの苦情を、笑い飛ばせない事態が大発生。それは大雨。7:42着の桑川で突然列車が止まってしまったのです。ここでは1滴の雨も降ってないのに、指令からの無線によれば府屋で雨量が規制値を超えたので、点検を終えるまで開通できないとの事。やむなく待つが、こっちは気が気でない。なにせ1時間以上遅れると、私の陸羽西線経由奥羽本線乗りつぶしプランがボツになってしまうんだから!!

  しかしそんな心配を無視するかのように、8時半の開通予定が9時になってしまい、もう観念。とりあえず先へ進める事を喜ぶとしよう。安心したのか、この先1時間ほど寝てしまい、目が覚めた頃にはあと少しで鶴岡。ところが、ここでまた指令からの無線。酒田付近でも不通のため、開通するのを鶴岡で待つというのである! こんな事があっていいのだろうかという驚き、さらに今夜のうちに函館に着けるんだろうかという不安、何とも言えないイヤ〜な予感が頭をよぎったのは言うまでもない事である。

鶴岡駅での1コマ。左が乗ってきたキハ110で、この右に先行してたはずのキハ47が!  でも鶴岡に到着して、またまたビックリ! なんと1時間も前に村上を出た酒田行きが隣りに止まっているじゃあーりませんか。「村上で乗り換えておけばこんな事に…」という家族からの非難が無意味だった事が証明されたのはいいが、ただならぬ事態であることが同時に証明されてしまったのは、これまた恐ろしい。

  しばらく開通しそうにないとの車掌氏の情報を受けて、駅前をぶらり。郵便局で話を聞けば、「この辺では昨夜久しぶりに雨が降っただけですが」と、不通の話を驚いてる様子で、最近の天気は本当によく分からない。

  結局鶴岡では1時間ほどの足止めをくらい、先に発車する方へ乗り移ると、酒田へは12時10分頃到着。この列車の所定が8時32分というのを考えれば、3時間40分もの遅れである。後続の「いなほ1号」がまだ追いつかないので、12:16発の秋田行きは予定通りに発車し、終着秋田へは14時8分に。奥羽線の方からは私が乗ってくるはずだった快速「かまくら3号」も同時入線し、「あれに乗りたかったのに」と恨めしい目で見ていたのは仕方ない事である。


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