このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 会津の街道 余談


 *余談・・・かもしれない?!*

   伊達政宗に敗れた葦名義広の敗走ルートは、総勢20数名で、若松から
   (南山通りを?)南下し、小野(湯の上温泉近く)から、芦ノ原を経由(国道
   118号線)して、白河〜常陸に至ったとする説が有力である。

   しかし、「会津戦記」(一部、怪しい事も書いてあるらしい)には、”足軽・女中も
   含め、総勢119名で、背あぶり峠を越えた。”とあるらしい。(「芦名四代」)

   さらに、昭和初期、郡山の古物商が、”惨敗した芦名義広は、軍用金の
   の延棒を18頭の馬に積んで、夜、城を出た。何者かが追跡しているのに
   気付き、中田浜で、延棒を猪苗代湖底に沈めた”と記した古文書を発見
   した。その古文書を買った人と、芦名の末裔を名乗る2人が、財宝引き
   上げを図ったが、財宝は発見されなかった。(「こんな話知ってる」)

   中田浜・・丁度、背あぶりルートを降りきったあたりの、猪苗代湖の浜で
   ある。やっぱり背あぶり峠を越えたか?

   う〜む、どっちだろう?
   !感覚的には、北の敵から逃れるには、南に逃げそうだが・・・野次馬・
   歴史ファンとしては、後者の方が、歴史ロマンがあって、信じたいね〜!

   両方有り得るか?少ない御供で義広は南に逃げ、影武者が大勢引き連れ
   東へ逃げるパフォーマンスをした。・・・・やっぱり・・余談でした・・m( _"_;)m
   

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  *湯川の橋に関する、迷い・思索・結論と正解*  

 文献1.には、「新丁を西へ行く。間もなく横丁に入って進むと橋に出る。
          原町を西に行って、南に折れて材木町を・・・」とある。
 文献2.には、「新町を西へ行く。まもなく横町に入って進むと東の橋にでる。
          この橋を渡り、原町を西に行って、南に折れて 材木町を
          ・・・」とある。
 *
 ?現在の若松市街地図を見ると、三角地西の一帯が
  新横町で、新町と横町の違いが解らない。50号線を
  真っ直ぐ行って、湯川を渡る橋は、烏橋(→)で、渡った
  先は御旗町となっている。
 *
 ?両文献では、それまで、南に行く時は、「南に行って」と書いてあるのに、
  横町を行く時は書いてない。道は真っ直ぐなのか?
 ?通常、東西の道は”丁”、南北の道は”通”と呼んでいた。
  ”横丁”! 東西の通りなのか?
 ?江戸時代の地図(「城下町の誕生」会津若松市発行:このHPで載せた
  地図の原図)には、烏橋を渡った先、御旗町南部が原町と
  書いてある。烏橋を渡るのか?
 *
 ?文献2には「東の橋」とある。これは、烏橋に比べ
  東の、東の大橋=川原町橋(→)の事ことだろう。
 ?今の地図は、川原町橋の先が原町だ。
  河原町は蒲生秀行(1600年再入封)が割り出し、30軒位だったという。
  1630年(加藤嘉明が1627年入封)、水害にあい、大橋を大改修、
  町割りし直し70軒ぐらいになった。
  この時、河原町の位置・大きさが変わったのではないだろうか?
  
  大橋が改修される以前は、烏橋で、改修後は川原町橋だとか・・・
  また得意の折衷案を考えてしまった。
  
 *
 **待てよ!!
 !「新町を西へ行く。”まもなく””横町”に入って」!
  ”まもなく”とは、100mチョイと言うことではないか!?
  100mチョイから左に折れた道は、三角地の南側に続く外堀と、湯川に
  挟まれた狭い敷地だ。”横町”とはこの狭い土地ではないか?
  外堀の横の狭い敷地!横町と言う名がピッタリ!
  やっぱり、川原町橋だ!
  なにより、江戸中期創業の長門屋の存在が、川原町橋ルートを
  支持している!



 *** 正解 ***

  このページをアップしたのは、H14.08.09である。
  H14.12.25、HP「戊辰戦争百話」の、キリ番5000アクセスの景品として、
  「町名歴史散歩 会津若松・町名の由来」小島一男 著、歴史春秋社、
  2000年発行を、戴いた。

  HP「戊辰戦争百話」は、小島一男先生(現在、病気療養中らしい)の
  未発表の原稿を、身内の?”猫の手”さんがアップしたものである。

  その本「町名歴史散歩」の巻頭に、”戊辰 若松城下概要図”が掲載
  され、その図には、私の推測した通りの所に、横丁(南北なのに丁)
  川原町口からの西への通りに、河原町と書いてあった。


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