舌根部
舌根部・喉頭蓋型
上の明るい部分は咽頭後壁、下の皿状の部分は
喉頭蓋で、中央の黒い逆三角形部は、気管・肺に
通じる空気の通り道です。逆三角形のすぐ外側に
ある白いV字型が、声帯(振動して声を出す帯)です。
喉頭蓋が、後壁の方向に吸い寄せられ、空気の
通り道をふさいでしまうのが、解ります。 |  | | | 舌根部・全周型
見えている組織は、上の喉頭蓋型で説明した物と
同じです。周りの壁が、全周性に丸く閉じて来るのが
解ります。まるで絞首されているような光景です。
上咽頭・全周型に、似ていますが、これは喉頭蓋
(右図下半分の皿状部)と同じ高さ〜直上部で閉塞
しています。上咽頭・全周型はこれより約5cm上で
閉塞しています。狭くなる壁の下の部分は、舌根部
は舌で、上咽頭では、軟口蓋という膜です。
舌根沈下という言葉は、医療界でよく使われますが、これを見ると、咽頭虚脱が
正しいと思えます。 |  |
舌根部・舌根沈下型
この絵のみ、”沈下”のイメージが解る様に、上下を逆にしました。 |  | 上の胡桃みたいなのが舌根(舌の後部)、その下の
白っぽく細長いのが喉頭蓋、その下の黒い三角が
気管(空気の通り道)、下の水平な板が咽頭後壁。
舌が落ちて来て、空気の通り道をつぶしてしまうのが
良く解ります。 |
|