このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


 いびき・無呼吸時の咽喉の様子 (2) 


 舌根部


 舌根部・喉頭蓋型

  上の明るい部分は咽頭後壁、下の皿状の部分は
  喉頭蓋で、中央の黒い逆三角形部は、気管・肺に
  通じる空気の通り道です。逆三角形のすぐ外側に
  ある白いV字型が、声帯(振動して声を出す帯)です。

  喉頭蓋が、後壁の方向に吸い寄せられ、空気の
  通り道をふさいでしまうのが、解ります。
 舌根部・全周型

   見えている組織は、上の喉頭蓋型で説明した物と
  同じです。周りの壁が、全周性に丸く閉じて来るのが
  解ります。まるで絞首されているような光景です。

   上咽頭・全周型に、似ていますが、これは喉頭蓋
  (右図下半分の皿状部)と同じ高さ〜直上部で閉塞
  しています。上咽頭・全周型はこれより約5cm上で
  閉塞しています。狭くなる壁の下の部分は、舌根部
  は舌で、上咽頭では、軟口蓋という膜です。
   舌根沈下という言葉は、医療界でよく使われますが、これを見ると、咽頭虚脱が
   正しいと思えます。


 舌根部・舌根沈下型
   この絵のみ、”沈下”のイメージが解る様に、上下を逆にしました。
 上の胡桃みたいなのが舌根(舌の後部)、その下の
 白っぽく細長いのが喉頭蓋、その下の黒い三角が
 気管(空気の通り道)、下の水平な板が咽頭後壁。

 舌が落ちて来て、空気の通り道をつぶしてしまうのが
 良く解ります。




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