このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

田代山・初夏(2)



 ほんの少し登った所に、水場(右下)の
 案内板がある。ここが最後の水場だという。

 登山道は、人1人が丁度くらいの幅で、
  休み無く登る。
 
 水場の入り口は、ムラサキヤシオツツジ(左上)と、
   ウワミズザクラ (右上)のアーケードだ。

 でも、ムラサキヤシオツツジは終わっていた。

 さらに少し登った所では、古木の切り株の上に、
  若木が根を張っていた。

 絶え間なく続く自然の輪廻・・・・。





 登山道の周囲は、色々な春の花が現れる。

 ガク ウラジロヨウラク

 ツツジ科ヨウラクツツジ属

 ヨウラク(瓔珞)は装飾品
 の名、葉裏が白っぽい?
 ガクが細長い。

 ガク ウラジロ・・は日本海側
 ウラジロ・・は太平洋側に
 多い。

アカミノイヌツゲ

葉に浅い鋸歯があると言うが。写真では
分からない。
木の雰囲気からしてイヌツゲで良いだろう。

実は越冬した?

 コ ヨウラクツツジ

 ツツジ科ヨウラクツツジ属

 短い赤茶色の壷形の花、
 花柄に線毛がある。
 葉は枝先に集まってつく。

登山口付近では、既に終わっていたムラサキ
ヤシオツツジ(紫八汐躑躅)(→)や、
オオカメノキ (小さめ!)も、頂上近くでは、まだ
咲いていた。

頂上近くになると、那須・茶臼岳が見える。




そして、小田代近くの稜線は、シャクナゲがベストだった。

 アズマシャクナゲ
  (東石楠花、吾妻石楠花)

 関東地方に多いのでアズマの名が
 ついた。花弁は5枚。

 ハクサンシャクナゲは、基本的に白花で、
  花弁の一片に緑や褐色の斑点あり。
  花は(7月に入ってから)10個ほど集まり
  ブーケのように咲く。

 ホンシャクナゲはピンク色だが、花弁は
  7枚で、10個程集まって咲き、西日本に
  多い。

 小田代の海抜は、1810m前後。
 登山口からここまで。写真を何枚か撮りなが
 らで、丁度1時間くらいだった。

 田代山(道標の真上)には、まだ、所々に、
 雪が残っている。

 小田代は、小さな高山植物が、満開だった。

タテヤマリンドウ

 青〜青紫の花ですよ。
 イワカガミ
 
 チングルマ


 似たような花は多いが、これは、中央の黄色い雄しべの
 面積比が大きい。葉は、7個ほどの小葉からなる複葉だ。

 ウメバチソウは、梅に例えられる?塊状の仮雄しべがある
 一輪草や二輪草は、深列のある葉だ。
 ミツバオウレン(三葉黄蓮

 外側の白い花弁様のものは、(ガク)らしい。

  萼弁は5枚です!
  一番クッキリ映っているのを残したら、萼が
  一枚(右下)落ちているのが残ってしまった。

 中央の先端黄色い棒状のものが花弁(蜜弁)で、
 6個(枚?)ある。

 「瀬戸内少年野球団」の手製のグローブの様な
 小葉が3出している。
 



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