このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

八十里越 (2)




番屋峠を過ぎると、尾根の北斜面を
歩く様になる。新潟県北部の展望が
開ける。

お〜っと、大きな崖崩れだ。
(去年は無かった らしい)
頼れる草も無いので、少し怖い。
危険箇所なので、渋滞する。

(私が、今、立っている所も、小さな
 崖崩れだ。)

待っている間に、これからの道のりを撮影した。
左の尖がり山が 鞍掛山で、その右の一番低い所が、鞍掛峠だ。
(右の山は、烏帽子山)
道は、山腹の急斜面と緩斜面の境目あたりに続いている様だ。



さあ、私の渡る番が来ました。



ね!つかまる物が無いでしょう!
ここでも、ストックが有用でした。


暫く歩くと、守門岳が良く見えるポイントが、
あった。

火薬跡。
火薬で岩を削り、道を開いた所だ。
当時としては、最先端だったらしい。


 その後、(せっかく登ったのに)暫く下る。
 ブナの新緑は、気持ちが良い。

 写真左は、街道跡だろう。割と良い道だ。
 登山道は、ショートカット気味にある。
 (写真右、小さく人が写っている。)


幾つかの小さな沢を横切る。ブナ沢は、その中の大きい方の沢で、
川の水面の幅は 1.5m だ。数人なら休めるが、今回の大パーテイが
休むには、狭い。


それから、15分程で、高清水沢に着く。
「昼食休憩にしま〜す。(11:15〜12:00、45分も!)」



この沢に入るルートの位置は、かなり左右差(20m?)がある。
私達が出てきた右(西)は写真下縁、左は写真中央やや左上の
赤いシャツの人が居るあたりだ。

また、この沢は、大雨の後は、渡れない事もあるらしい。

まだ、全行程の1/3だ。少し休み過ぎたけど、さあ出発!

空堀跡。
その昔、高倉以仁王(たかくらのみやもちひとおう)
が、ここに住んだので、御所平と呼ばれる。
空堀は、その要塞跡といわれる。

大正末期まで、空堀小屋が営業していた。

暫く、幅があり傾斜の緩い道が続く。街道だろう。



道端には、径8mm程の小さなスミレ様の花。

ミヤマツボスミレ(坪菫)
 ツボスミレは、スミレの中で一番小さい花で、
 直径1cm未満。葉が仏具の如意に似て、如意
 菫の別名あり。放棄水田等にも群生する。
 花は白だが、唇弁と側弁に紫の筋が多数ある。

 これは、その高山型。深山坪菫と坪菫の差は、殆ど
 無い。唇弁のみ紫が深山坪菫、側弁にも紫があるのが、
 坪菫かも?坪菫の自生地は平地、深山坪菫は亜高山以上。


 (感度を下げ(多分 -0.7EV)て撮影しても白く飛んで
  しまった。皆さん、さっさと歩くので、撮り直しの暇はない。)



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