このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

御神楽岳 室谷ルート(1)


H16.09.18(晴曇)、本名御神楽(ほんなみかぐら、1,266m)経由で
御神楽岳(みかぐらだけ、1,387m)に登るべく、福島県金山町本名に出かけた。

室谷口、3.5h
 9/18、晴-曇
展望(特に水晶尾根)◎、
急登無く安全。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:御神楽岳 、室谷
ルート


この山、海抜が低いからと、なめてはいけない。
登山口も低い (本名側400m、室谷側300m) ので、標高差は1000m前後だ。


a.m. 5:40 夜の帳が明け始めた頃、林道・本名室谷線の入口に着いた。
入口は、国道252号線が左に直角に曲がり、本名ダムの上を通って
対岸に行く所だ。左に曲がらず真っ直ぐ行く道が、林道・本名室谷線だ。



振り返ると、只見線の第6橋梁(鉄橋)と
発・変電所?が見える所だ。

林道の入り口には
”8km先、今春の橋梁災害で通行止め”
と書いてあった。

 只見川沿いの道が林道本名室谷線と勝手に思っていた私、「通行止めは、
 私には関係ないだろう。」と考え、林道を進んだ。
 道なりに進むと、只見川と別れ(只見川沿いの道の方が、マイナーで左下の谷に
 降りる感じだ)
、道の脇の川の巾はどんどん狭くなる。

 結構良い渓流だ。渓流釣り?の人達が、何グループか仕度中であった。

 10数分程走ったろうか? 割りと広い駐車スペースのある所で、
 わっ、通行止めだ! 通行止めは、私のルートだった〜!
 c.f.H18年現在、橋梁工事は終了し、通行可能でした。)

 この土地 不案内の私、残念!引き返す事にした。
 え〜い、こ〜なったら、(登山口までの道路は検討不足だが)新潟側から登ろう。
 (上川村のHPで、初心者向けの、主に谷歩きの室谷ルートがあるのは知っていた。)

 それにしても、不安材料はガソリンだ。出発時、私の車のガソリンは1/3
 しか入ってなかった。田舎では、24時間営業のスタンドは皆無だ。
 予定通りの登山口から登・下山すれば、帰路でガソリン補充はできたが、
 国道49号線に戻り、新潟に入り、さらに登山口まで行くガソリンは・・・?
 経済走行すれば、何とかなるだろうか・・・?
 
 今更の様に自分を反省した私。予想外のトラブルへの備え甘いかも・・・。


津川町(現・阿賀町津川地区)の町並みが見えた頃には、ガソリンは
ほぼ Empty。やっぱり、完全ガス欠までで、登山口往復は無理か?
津川町で、ガソリンスタンドが開くのを待つか?
それは、a.m. 8:00だろうか?、10:00だろうか?

時刻は、a.m. 6:50 頃だった。

津川町の入り口、上川村(現・阿賀町上川地区)への曲り角の
ガソリンスタンドが、開いていた〜!
70歳?くらいの明るいお婆ちゃんが店番をしていた。
a.m. 6:30に店を開け、若い人(息子?)が来るまで、店番しているらしい。

ラッキー! 天は我を見放さず!
ガソリンを補給した。
(帰路のガソリンの減り方を見ると、やっぱり、ガス欠までに戻れない感じだった。)

登山口までの道筋は、全く検討していなかったが、
多分、上川の中心街や御神楽温泉よりは奥だったはず、
温泉の入口までは、地図を見ずに進んだ。

温泉の入口に少し入って地図を見る。確か入口は室谷集落からのはず。
県道227号線に戻り、室谷に向かった。(実は温泉の先が蝉ヶ平ルートだった。)

道を進むと、”この山の山菜は、上川村が営林署から買い取ったもので、
入山する方からは、1000円取る。(しかし)監視は6月27日?で終わった。”
等と書いた看板があった。登山客も取られたのだろうか?

室谷集落に着くと、「御神楽岳登山口」なる小さな案内板があった。
案内板に従って左に曲がった。


登山口に着いた。
登山口そのものは4台、幅広い路肩を含め10台程度駐車可能か?



暫くは、沢沿いを進む。

 ユキアザミ(雪薊)
  総苞片が反り返る。葉裏は白らしい
  中部地方の深山に生える。
  葉は鋸歯があるだけで、切れ込み無し。
  
 葉が羽状に切れ込んだものは、ノリクラアザミ
 (乗鞍薊、ウラジロアザミ)

キバナアキギリ(黄花秋桐、コトジソウ)







 他に、ママコノシリヌグイが咲いていた。

10分程歩いて、その沢を渡る。




 沢を渡ると、ブナもあるが、
 他の雑木もある林の中を登る。

 急登ではないが、コンスタントに
 登り続ける。


カメバヒキオコシ(亀葉引起し)

葉の先端が、くびれて長く、これが、亀の尾に
似ているので付いた名前。
(花は、 こちらの写真 を見て下さい!)

 山頂の海抜1387mだが、標高差1100m弱を稼ぐのだから、登る、登る。

2時間程で、最後の水場に着く。
時間的には、山頂までの1/2、高度的には2/3だ。
まずは、休憩としよう。 水は、少し苔の味がする。



水分・糖分を補給したし、さあ、出発。


オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)

葉縁に大きな切れ込みあり。近畿以北に分布。

白熊とは、ネパール等に棲むヤクの事で、
その尾の毛に花が似ているので付いた名前。
奥とは、この場合、北国の意味。

紅葉程に深く切れ込んだ紅葉白熊は近畿以西に分布。


 サラシナショウマ(晒菜升麻)

 何の花だろうと思って撮影したが、
 サラシナショウマの花穂が長くならなか
 っただけの様だ。近くには、長い花穂の
 花も咲いていた。

登り始めは、何とか展望が利きそうな天気だったが、
だんだん雲が厚くなってきた。

大森到着。
ここは、展望が良いらしいが、霧(雲)で真っ白!



少し行くと、稜線が見える。
雨乞峰(=シャクナゲ通り)だ。



”御神楽岳室谷ルート(2)”に進む?

トレッキング・トップに戻る?

データサイト・トップに戻る?

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください