このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

大将旗山・額取山 (2)



大将旗山の山頂近くは、吹きっさらしの礫地だ。

 タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)
  別名、ミヤママツムシソウ。
 高さ30〜40cm、花径3〜5cm。花期8月。
 高山帯の草地、礫地に生える。
 花は、外周は舌状花、中心は筒状花。

 高原に咲く松虫草は、高さ70cm程、花径4cm。茎の
 途中の葉が目立つ。花期は8〜9月。
 名前の由来は、松虫が鳴く頃咲くからとも、緑〜茶の
 球状の集合実が、巡礼の持つ松虫鉦(まつむし
 がね)に似るからとも、いわれる。


 センブリ(千振)


 日当たり良い山の草地に生える。高さ20cm程。
 花は、4〜5弁。(ここは4弁が多かった。)
 花びらに3本程の紫の縦線がある。

 苦味健胃の薬草で、千回振り出して(煎じて)も
 まだ苦いというのが、名前の由来。

山頂が見えてきた。




山頂到着。



まだ、1時間程しか歩いていないが、水分補給の休憩としよう。

郡山盆地の西縁が見える(→)。
猪苗代湖は霧で分かりにくい(↓)。




磐梯山もぼんやりと見えた(↓)。



頂上左手に、額取山への縦走路が続く。
縦走路に入り、少し下ると、その全貌が見える。
4つ程の小さいピークの向こうに、額取山(写真中央上)が見える。

1000mチョイの
低山だが、
惹きつけられる
稜線だ。


そしてまた、
なかなかの
花盛りだった。

ヒカゲノカズラ(日陰の鬘(蔓))

 主茎が二股に分枝しながら成長する。

名前の由来は、(日向に生えている事も
多いが) 日陰で発見され、ツル(蔓)と思われ
たと説と、髪飾り(鬘)に使われた説があり。

神事のタスキに使われ
神襷の別名もあり。


 ヤマジノホトトギス

         (山路の杜鵑草)
 オシベとメシべがくっついた
 花柱に紋様が無いのが、山路
 ・・の特徴。花は水平に開く。

 ヤマホトトギスは反る程開き、
 ホトトギスはあまり開かず、
 茎沿いにたくさんの花芽が付く。
 伴に花柱にも紋様がある。
 

ウメバチソウも咲いていた。
稜線じゅうに咲いていた。


 ヤマハハコ


 

あ〜、写真枚数が多くなり過ぎてしまう。まとめて撮ろう〜っと。

中央黄色がキンミズヒキ、
そのすぐ上がオヤマボクチの蕾、
両脇はミヤマクルマバナ、
右下の白がゲンノショウコだ。

ここのゲンノショウコは、白もあるが、
薄〜い紫(ピンク?)調のも多かった。



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