このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


浪江手倉山 (1)


H17.04.09(晴)、葛尾村&浪江町の手倉山てくらやま、631m)に出かけた。

南口、1.1h
 4/09、晴
(南口からは)少しずつ変る風景。
岩場の山頂で、眺望 ひとりじめ。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:古道
ルート



手倉山は、周囲を同じ様な山々に囲まれ、平地からは、その山容は見えにくい。
五十人山山頂から見た手倉山は、 こちら


手倉山へのルートは、かなりのマイナー・ルートである。今回、私は、磐越
自動車道を船引三春 I.C.で降り、国道288号線に乗り西進、船引町を過ぎ、
常葉鎌倉岳への入口を過ぎ、都路村で、左・国道399号線に乗り北上した。

葛尾村・落合で県道50号線とのT字路(国道399号線は、右クランクで更に北上して
いる)
を右に曲がり、約1km程で、

Y字路を右(細い)・県道253号線(落合浪江線)に入る(→)。
(私のマップルの道路地図には、県道257号線と書いてあった。)

葛尾川(途中で高瀬川と名が変る)沿い、道なりに進む。
途中、発電所等に分岐するY字路(左T字路?)があるが、
左253号線方向へ進む。
(→写真は、その左T字路で撮影。)

道なりに進んで行くと、やがて、左手に、手倉山西登山口(後述)が現れる。
さらに進む。市町村は、葛尾村から浪江町に変る。

 あった〜!南登山口だ。
 (駐車スペースは川側の路肩に3台程だ。
  西登山口は鳥居側に3台?今回の様に
  周回コースを取るなら、西〜南登山口の
  間の路肩(対面交差退避の邪魔にならない様
  に!)
に駐車する事は可能だ。

 登山道は、鳥居をくぐり、右斜め上に続く。
しばらくは、九十九折れの急登だ(長くはない)。途中では、大木が目立つ。

 モミ(樅)  
 樹高は、25m〜40m。クリスマスツリーに使われる。
 大気汚染に弱い。樹皮は灰白色で、平滑〜縦に
 浅い皮目もあるが、横長のヤニ袋が目立つ。
 大木では、鱗片状に浅く剥がれるらしい。



葉は、長さ2〜3cmで先端は少し凹む。上部や日当たりの
良い枝ではラセン状に付く。若木や日の当たらない枝では
2列に並んで付き、葉の先端が2裂して尖る。
(この写真では、2裂せずに真っ直ぐ尖っているが・・)
葉の長さは、やや不揃い。葉裏の気孔帯は淡緑色。


 スミレが出迎えてくれた。

 当初、タチツボスミレかと思ったが、写真を良く
 見ると、距(花の後の筒状部)も長いし、葉も小さ
 いし、ナガハシスミレかもしれない。

 この季節だ。山路での花は、これだけだった。


少し登った後、急な山腹に切られた道を、西に向かう。



あれっ? この葉(↓)は、扇形柱状に並んでいるぞ!
 雄花が、その裏側に付いている。

 ウラジロモミ(裏白樅)

 葉の長さは1〜2cm、上部や日当たり良い枝では
 ラセン状に付き、若木や日当たりの悪い枝では
 羽状に付く。葉裏には白色の気孔帯がある(↓)。

 ・・・ラセン状が、風に撓められ、
 扇形になったのだろうか?


 樹高は、20〜30m。
 モミよりは少し高地で、コメツガ等と混生する。


 樹皮は灰褐色で鱗片状に剥がれる(↓)。



すぐに、道は北へ曲がる。
左手の谷は急だが、右は尾根筋に近い感じだ。



緑の葉は、アセビだ。


大石(径2〜5m)ゴロ
ゴロの涸沢の様な谷
に出た。
印象深い風景だ。

道は涸沢の右岸を登っ
ている(写真右)

 涸沢が終わる少し前、対岸の山腹が平板で
 木も割合少ない所がある。

 そこで対岸に渡り、(九十九折れではあるが)
 ほぼ直登気味に尾根筋へ向かう。周囲の
 岩は、なかなかに迫力がある。
 


 尾根が近づいた頃、(この平板な所の延長上の
 沢とも言えない様な)沢の上流を左に渡る。



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