中国ジェイアールバス(2)

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中国ジェイアールバス(2)山口編

社名は「中国ＪＲバス」だが、車体表示のロゴは「ＪＲバス中国」となっているのは、
中国バス（本社・広島県福山市）との混同を避けるための配慮と言われている。

大島線

小松港駅Komatsuko こまつこう
■所在地：山口県大島郡周防大島町小松
■発券状況：大島支所にて定期券、バスカード
周防営業所大島支所を併設する。1974年の大島大橋開通まではこの駅が大島線の始発駅で、山陽本線大畠駅とは国鉄連絡船・大島航路が結んでいた。現在、駅舎は解体されて現存しない。

安下庄駅Age-nosyo あげのしょう
■所在地：山口県大島郡周防大島町西安下庄字真宮
旧橘町の中心にあるが、町西部に大島中部病院が開設されて停留所名が「安下庄大島中部病院」となったために、この駅へのバスの乗り入れは無くなり、駅としては使われておらず、町に譲渡されて社会福祉協議会の事務所となっている。

周防久賀駅Suo-Kuka すおうくか
■所在地：山口県大島郡周防大島町久賀
■発券状況：定期券、バスカード
旧久賀町の中心にある。観光案内所を備えた駅内には食堂・売店もあり、食べていくなら「タコめし」、おみやげなら「みかんの町」らしく、甘酸っぱさが生きた「みかん羊羹」がおすすめ。
2002年4月より、それまで共同運行だった大島線はＪＲが安下庄線を、大島本線を防長交通が担当するようになり、この駅にＪＲバスが来ることはなくなってしまう。同時にこの駅で防長交通の高速バス乗車券を取り次ぐようになった。防長交通での名称は久賀販売所となっている。

周防下田駅Suo-Shitata すおうしたた
■所在地：山口県大島郡周防大島町西方
旧東和町にある駅。残念ながら2000年8月に委託者の方が病気により窓口を休止、2001年3月に正式に営業廃止となった。

光線

室積駅Murozumi むろづみ
■所在地：山口県光市室積
光市の中心から外れた住宅地の中にある。1999年無人化。2007年3月に解体された。かつては、大きい建物は周防営業所の支所機能を持っているため、夜間この駅で滞泊するバスもあった。

岩益線（廃止）

周防広瀬駅Suo-Hirose すおうひろせ
■所在地：山口県玖珂郡錦町広瀬
1934（昭和9）年に岩国〜周防広瀬が省営バス岩日線として開業、その2年後にこの駅が開業している。長らく広瀬町（現・錦町）の中心駅だったが、1963年に国鉄岩日線が開通すると、町の玄関は錦町駅に譲った格好。
その後、1998年に岩益線が廃止になると、錦町営バスが運行されて、その発券所と町の物産品店に建て替わった。今でも六日市駅へ行くことが出来る。

防長線

新山口新幹線口（（自）新山口駅） Shin-Yamaguchi しんやまぐち
■所在地：山口県吉敷郡小郡町下郷
■発券状況：はぎ号乗車券（東萩、補充券）、バスカード（ＪＲ、宇部市営）、定期券、山口宇部空港バス乗車券（宇部市営）。
■旧称：小郡（新幹線口）
新幹線と「はぎ号」の接続目的に作られた窓口。2003年10月1日で小郡新幹線口から新山口新幹線口に改称したのは記憶に新しい。以前は急行券もあったはぎ号だが、現在は急行券は不要。乗車券も主要駅下車用に常備券があったが、現在は東萩ゆきのみ。その他は補充券で対応する。最近では山口・福岡ライナーの発着駅としての機能も発生した。

旧駅舎

佐々並駅Sasanami ささなみ
■所在地：山口県萩市佐々並
　現在は萩市の一部になった旧旭町の佐々並地区にある。現駅舎は新道（国道262号線）沿いにある建物だが、旧駅舎も現存しており、旧道である萩往還沿いに「阿武萩森林組合佐々並出張所」として活用されている。

萩市駅Hagishi はぎし
■所在地：山口県萩市椿東
山陰線の萩駅が街外れにあって、東萩駅が市の代表駅と言われるが、萩市駅こそが萩市の中心にあった。「はぎ号」発着駅だったが、共同運行相手の防長交通・萩バスセンターが斜め向いにあり、統合という形で駅舎は1999年に解体されて、更地になってしまった。萩バスセンターは民営バス・中国地方を参照のこと。

秋吉線

秋吉駅　Akiyoshi　あきよし
■所在地：山口県美祢郡秋芳町秋吉
　秋芳町（しゅうほうちょう）の中心地、秋吉にある。町名と集落名（旧村名）・駅名では表記が違う。秋芳を「あきよし」とも読めるのでややこしい。ここから山口方に秋吉台がある。駅は町の中心地にあるが、現在は無人。駅舎は地元の高校生たちによって綺麗に清掃、整備されていた。バスは大半が当駅で折り返し、美祢まで路線があるが1日2往復しかない。