#1:一週間
羨んだ 道行く恋人たちを
とても幸せに見える
私にも少しだけど あんな頃があったわ
あの頃は ただ幸せだった
一人になって だいぶ気が楽になった
嫌になるほど ケンカすることもなくなったから
君と別れて 一週間は大丈夫だったのに
時が過ぎるほど 辛くなるの
笑ってる君の顔が 時々目に現れて
私の心は痛む
「愛してる」って 君のあの言葉が
しきりに耳に響いて 馬鹿みたいに泣く
あの人も 私のように辛いのだろうか
私のせいで 苦しんでいるのだろうか
毎日 酒ばかり飲んでいるそうだけど
彼も ずいぶん辛いのだろう
彼の好きだった長い髪
未練なく 短く切ってから
あり得ないと思ってた 二人の別れに
ようやく 実感が出てきたの
笑ってる君の顔が 時々目に現れて
私の心は痛む
「愛してる」って 君のあの言葉が
しきりに耳に響いて 馬鹿みたいに泣く
あの人も 私のように辛いのだろうか
私のせいで 苦しんでいるのだろうか
いい人に出逢えたそうだけど
いつの間にか 私を忘れてしまったのね
あの人に会いたい…
#2:Good bye
別れた君を忘れたくて
何も考えずに 列車に乗った
前の席で寝ていた おじいさんと
その手を握るおばあさん
幸せに見える人たちを見つめながら
私の短い恋を どんなに恥じただろう
列車は走る 恋も過ぎ行く
もう泣かないわ Don't Cry
君の愛を忘れたいけど 思い出してしまう Don't Cry
Don't Cry
ゆで卵の殻をむき 口に入れてあげる
愛に喜ぶ恋人たち
泣いてる子どもを あやし疲れたお母さんを
笑いながら元気付けるお父さん
幸せに見える人たちを見つめながら
私の短い恋を どんなに恥じただろう
列車は走る 月日も行く
私の恋よ Good bye
会えなくても恋しく思うだろう 私を忘れないで Good bye
列車は走る 恋も過ぎ行く
もう泣かないわ Don't Cry
君の愛を忘れたいけど 思い出してしまう Don't Cry
列車は走る 月日も行く
私の恋よ Good bye
会えなくても恋しく思うだろう 私を忘れないで Good bye
Goodbye
#3:悪く言わないで
雨降る街をしばらく歩いた
降ってる雨が なんだか良かった
愛する気持ちが留まっていた 私の胸を消していくから
残さず すべてを消していくから
私と別れた彼を みんなが悪く言う
純真な女を みんな振ってきたんだって
女ばかり好む 浮ついたあいつと
別れられてよかったんだと言う
悪く言わないで 聞きたくないわ
彼は私を心から愛してた
私がダメで 行ってしまったの
彼を愛して 愛しすぎて
うっとおしくさせたから 行ってしまったの
彼は本当 私によくしてくれたのに
性格も良くない私を 大切にしてくれたのに
愛とは何かを 全部教えてくれたの
ようやく 女になれたの
悪く言わないで 聞きたくないわ
彼は私を心から愛してた
私がダメで 行ってしまったの
彼を愛して 愛しすぎて
あまりにうっとおしくさせたから
知りたいの なぜ行ってしまったのか
みんなが言うような人だったの?
好きだったのに 愛してたのに
誰が悪く言っても 憎くない
君を憎めない
#5:月光の涙
長い1日が過ぎ 暗闇が訪れれば
私を寂しくさせる 月光が降り
ようやく止められた涙が また落ちてくる
その涙が流れ 雨になれば
恋しい君の胸を濡らす
私の愛くらいは 忘れないでと言いたい
口にあっても 言葉にできない
聞かせてあげる君がいないから
確かに目があるのに 見えない
君が側にいないから
歳を重ねて 花のように枯れ
私を 美しいと見てくれる人がいなくても
私にはただ一人 君の名を呼んでいたい
口にあっても 言葉にできない
聞かせてあげる君がいないから
確かに目があるのに 見えない
君が側にいないから
長い暗闇が過ぎ去り 朝が来れば
私を眠らせてくれる 明け方の鐘の音
目を開けたときに 君が側で笑ってることを願って
#6:入浴
もうこんな時間なの
いつの間にか 朝が浮かんでる
何日か ご飯も喉を通らず
幾晩か 眠ることもできなかった
そのまま死ぬかもしれない もし君が戻ってきて
憎くなった私に会えば 情が離れていくかもしれない
暖かな湯に入って
絡まった長い髪を 綺麗にとかし
君がまた 戻ってくるとき
「綺麗になったね」と 聞きたい
なぜこんなに待たせたのと すねてみせたい
会いたくて仕方なくて 死ぬかと思ったと言いながら
毎日同じ夢を見て 今日も待っている
だけど会えない君
そのまま死ぬかもしれない もし君が戻ってきて
憎くなった私に会えば 情が離れていくかもしれない
なぜこんなに待たせたのと すねてみせたい
会いたくて仕方なくて 死ぬかと思ったと言いながら |