韓国の鉄道&交通
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■本ページでは、韓国SBS(ソウル放送)のニュースで紹介された、韓国の鉄道&公共交通関係ニュースの原稿対訳をお送りします。
■本ページは、SBSホームページのニュース原稿を元に私自身が翻訳したものです。意訳を含みますし、誤訳も0にはできません。万一、本ページの情報を利用して利用者の方が何らかの損害を受けた場合も、責任は負いかねますので、あくまで参考情報としてお役立て下さい。また、本ページはSBSソウル放送と一切関係ありません。
■「ソース&動画」をクリックすると、SBSホームページにジャンプし、ニュースの原文(韓国語)をご覧いただけます。さらに画像下にあるのアイコンをクリックすると、ニュース動画をご覧いただけます。
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湖南高速鉄道の分岐駅「五松駅」で確定 2005-06-30 (20:02)
湖南高速鉄道の分岐駅が、忠清北道の五松(オソン)駅に決定しました。
五松駅は、行政中心都市と近いという優位点によって、高い点数を受けたと評価委員会は明らかにしました。
しかし、湖南と忠南地域の住民は、審査が形式的に進行され、評価資料の公開を要求するなど、強力に反発しています。
ソウル〜水原間急行電車、名ばかりの「急行」 2005-06-30 (19:52)
<アンカー>
次は、Uポーター(SBS市民記者)による提供ニュースをお伝えします。名ばかりの急行である、ソウル〜水原(スウォン)間の急行電車。
シム・ヨング記者がお伝えします。
<記者>
朝7時15分の水原駅。
一般電車(緩行電車)4本を見送り、15分待ちます。
定刻より3分遅れた、ソウル行き急行電車に乗り込みました。
ソウル行き急行電車は、朝ラッシュ時にたったの3本、乗り遅れれば30分待たねばなりません。
一方で、仁川〜ソウル間は、朝ラッシュ時に38本もあります。
「通勤用というには少なすぎで、運行本数をもっと増やせば、通勤客も楽でしょう」(水原市民)
繰り返す徐行と停車。
ソウル駅到着、8時10分。
一般電車に乗った場合より、たった5分早く到着しただけでした。
停車駅も問題です。
水原〜ソウル間の急行電車の停車駅は、成均館大(ソンギュングァンデ)、儀旺(ウィワン)、軍浦(グンポ)、安養(アニャン)、始興(シフン)など。
乗り換え駅である衿井(クムジョン)、加里峰(カリポン)、九老(クロ)、新道林(シンドリム)駅を通り過ぎています。
「現在、乗り換え駅に対する停車駅の問題は、急行列車が京釜線(の列車線)によって運行している関係で、ホーム設備がなくて停車することができません」(ジョン・ユンチェ/鉄道公社・電鉄営業部長)
鉄道公社は、むやみに急行電車を増やせない状況です。
仁川〜ソウル間と、天安(チョナン)〜水原間には、急行電車専用の線路が敷かれていますが、水原〜ソウル間は京釜線の線路と共用しているため、全体の列車運行の日程に合わせなければなりません。
結局、長期的に急行電車用の線路を拡充して、乗り換え駅にホームを開設するまでは、名ばかりの急行という立場は、免れないようです。
湖南高速鉄道、分岐駅評価から二手に 2005-06-29 (19:47)
昨夜湖南圏評価団会議場を去る…評価団会議難航
<アンカー>
湖南高速鉄道が、京釜高速鉄道のどの駅から別れるべきか、この問題を決定するための評価団会議が、繰り返し難航しています。
ソ・ギョンジェ記者がお伝えします。
<記者>
湖南高速鉄道の分岐駅選定のための、最終評価団会議が、昨日始まりました。
評価団は、済州を除く15の市・道が推薦する5名ずつ、計75名で構成されています。
ところが昨夜、光州と全羅南道、全羅北道の評価団が、会議場を後にしました。
「(湖南線の)利用者の90%が全羅北道、南道、光州とするならば、評価委員構成においてもこれを反映すべきではないか…」(光州市評価団)
今日の朝には、忠清南道評価団も去りました。
内心期待していた天安駅が、選定から遠ざかったためだと伝えています。
湖南高速鉄道の分岐駅候補地は、天安牙山(チョナンアサン)駅と五松(オソン)駅、大田駅。
天安駅はソウル〜木浦(モッポ)間の距離が最も縮まり、湖南圏が推している反面、五松駅は行政都市と近く、忠清北道、嶺南、江原圏の支持を受けているものと伝えられました。
評価を主管する国土研究院は、困惑を隠せないながらも、残りの評価団員が評価を行ってくれるものと明らかにしました。
「推進も続け、発表も明日行いますが、発表は相当遅れることもありえる」(国土研究院関係者)
このような状況で、分岐駅が確定されたとしても、脱落した地域の反発と後遺症が、少なくないように見えます。
与党、湖南高速鉄道2008年着工合意 2005-06-24 (20:05)
[ソウル]公共交通改変1年を振り返る 2005-06-23 (16:18)
<アンカー>
「現場の中へ」の時間です。ソウル市に新たな公共交通体型が大々的に変わってから、もう1年になりました。公共交通を利用する市民は、どんな評価を下しているのか気になります。市役所と繋いで、詳しく見てみましょう。
"チョン・ヒョンテク記者?(はい、ソウル市役所です)
いかがでしょうか?合格点を貰えているのでしょうか?"
<記者>
はい、昨年7月1日に改変が始まった時と比べれば、今はかなり安定したという評価を受けています。しかし、未だに改善すべき問題点が、少なくありません。
どんな問題があるのか、深めてみましょう。
昨年7月になされたソウル市の公共交通改変は、大きく、バス中央車線制、路線改変、そして乗り継ぎ料金制の3つに要約されます。
江南(カンナム)大通など4路線・36.1kmが中央車線として建設されたのに続き、この後都心に合わせて16路線、191.2kmが作られる計画です。
バスの路線は、既存の368路線から462路線へ、25.5%増えました。
新しい料金制度が投入され、地下鉄〜バス間の乗り継ぎ料金がなくなり、料金は距離に比例し策定されました。
改変から1年。
公共交通の利用客は1日平均970万人で、改変前より5.2%増えたものと集計されました。
ソウル市が今日発表した交通改変1年の成果分析によると、市内バスの利用客は昨年までは毎年5.4%の減少している状況でしたが、改変以降5.3%増えました。
特に、乗り継ぎ客が多く利用するマウルバスは、実に25%も増えたものと集計されました。
これと共にバスの事故が大きく減少し、月平均で24%以上減ったものと出ました。
また、中央車線を中心にバスの速度が30%以上速くなり、配車間隔や定時性が改善されました。
「初期には大きな混乱と不便もありましたが、今では成熟段階に入ったものと考えます」(ウム・ソンジク/ソウル市交通政策補佐官)
しかし、相変わらず改善点も残されています。
収益性を基準に路線の調整、及び廃止が行われましたが、これに対する案内も不足し、多くの市民が不便を被りました。
実際、昨年1年間で210件の路線調整があり、14路線が廃止されました。
路線調整がバス政策市民委員会で行われていたのと異なり、改変後は市が決定権を持つようになり、市民の意見の集約が及ばないという指摘も受けています。
また、京畿、仁川とは料金統合がなされておらず、首都圏の市民が乗り継ぎ割引特典を受けられない不便もあります。
ここに来て、増える市内バスの赤字規模も、問題として指摘されています。
昨年2003年、970億ウォンだった運送赤字が、今年は2200億ウォンを一気に越える模様です。
また58台に過ぎない低床バスと、頻繁な故障で問題になっている連接バスも、市が解決すべき課題として残っています。
加里峰駅「加山デジタル団地駅」に改称 2005-06-17 (17:54)
地下鉄1号線と7号線が出合う、乗り換え駅の加里峰(カリポン)駅が「加山(カサン)デジタル団地駅」に名前が変わりました。
ソウル衿川(クムチョン)区は、駅周辺地域が従来の産業団地から最近、デジタル産業の中心地へ変わっている地域特性を踏まえ、駅名改称に至ったと説明しました。
地下鉄人命事故、市民が防ぐ 2005-06-12 (20:00)
ソウル地下鉄ソウル駅、市民が20代の命を救う
<アンカー>
地下鉄駅で誤って線路に落ちた20代の男性が、市民と駅員の機知で生命を取り留めました。
イ・ビョンフェ記者がお伝えします。
<記者>
今日午前11時13分。
ソウル地下鉄1号線のソウル駅です。
突然、20代の男性一人が、線路に落ちました。
その瞬間、市民達が線路側へ集まり、手を振って大声を上げて駅へ進入していた電車を止めました。
「乗客の方々が、危険な状況であるような声が聞こえたと言いまして、悲鳴が飛び込んできたのですが、乗客の方が落ちていて列車を止めるしかないと言われたので、非常ベルを押して列車を止めました」(公益要員)
その瞬間、市民2名は線路に飛び降りて事故にあったチョンさんを線路横の安全地帯へ運びました。
電車は事故地点の20m前で止まりました。
あと少し遅ければ大きな事故につながりかねない、ヒヤリとした瞬間でした。
市民と公益要員の機知で、一人の市民の命を救い出しました。
KTX上下線11列車が一時ストップ 2005-06-11 (19:53)
ポイント故障で乗客7千名あまり影響
<アンカー>
ソウル地下鉄が、1日と待たずに故障を起こしていますが、今日はまた、KTXの列車が1時間余り止まりました。上下線の11列車もの運行が止まり、多くの方々が週末のレジャーを台無しにしました。
チェ・デシク記者です。
<記者>
今日午前11時47分頃、天安牙山(チョナンアサン)駅付近を走っていたKTXの上下線の列車が、突然止まりました。
事故の余波は即、全区間に及びました。
同じ時間帯に運行中だった湖南(ホナム)線と京釜(キョンブ)線のKTX上下9列車が、同時にストップしました。
事故原因はKTXの線路を自動で切り替えるポイントが故障を起こしたためで、鉄道公社が緊急修理に乗り出しましたが、列車の運行は1時間後に再開されました。
「確認すべき箇所が4箇所にもなります。歩いて手動で異常の有無を確認するんです。時間がかなりかかります」(鉄道公社職員)
今日の事故で、週末のレジャー客7千名余りが影響を受け、中間駅で降りた一部の乗客は、払い戻しを要求する騒ぎにもなりました。
ポイントが故障を起こせば、最悪の場合、列車同士が正面衝突する事故が起き得るため、障害が発生すれば即時に回路が遮断されるなど、安全装置が備えられていると鉄道公社は明らかにしました。
地下鉄ではエチケットを守りましょう 2005-06-10 (19:58)
<アンカー>
先日起きた、ペット犬の排泄物事件は、公共マナー、特に地下鉄でのエチケットを見直すきっかけとなりました。
我が国の地下鉄マナーの現状と改善への道のりを、キム・ヨンテ記者が掘り下げてみました。
<記者>
ペット犬の排泄物を処理せずに、地下鉄から降りた20代の女性。
公共の場所で起きた恥知らずな行動に、ネチズンの非難が集中しました。
一日2百万人が利用する、ソウル地下鉄2号線です。
大きな声で電話する人。
靴を脱いで、裸足をあらわにする人。
地下鉄の「公共の敵」と呼ばれる、足を広げて座る、またの名を「チャッパルナム」と、新聞を大きく広げたまま読む「ピョルチルナム」は、簡単に目に付く、見苦しい振る舞いです。
「男性が地下鉄で席を独り占めして座ってるのを見ると、視線もこんなに悪く感じます」
あるインターネットポータルサイトの調査では、男女間の過度の愛情表現が、一番見苦しいものと指摘されました。
夜になると、地下鉄は酔っ払いに占領されます。
座席に横になったり、騒いだりするくらいならば、まだましな方です。
「吐くわウンコするわで、人のもあるし動物の糞もあります。唾も吐くし…」(ソウル地下鉄清掃員)
地下鉄公社は、十大エチケットを策定し、勧めていくことにしました。
十大エチケットは、脚をすぼめる、携帯電話のマナーモード設定、新聞を畳んで読む、ペットを乗せない、などです。
しかし、最も基本的な公共マナーに対するキャンペーンは、逆に未だ成熟できない市民意識の断面を見せています。
地下鉄4号線(サホソン)は「事故線(サゴソン)」…ささいなことで止まる 2005-06-10 (19:52)
<アンカー>
地下鉄4号線・果川(カチョン)線が止まってしまうことが最近、かなり多くなっています。今日も2度にわたってストップしたのですが、いずれもそのようになってしまった理由がありました。
キム・ヒョンジュ記者です。
<記者>
今日、朝7時40分。
地下鉄4号線ボムゲ駅と坪村(ピョンチョン)駅で果川方面へ走っていた列車が、突然立ち往生しました。
また電源供給装置に故障が起き、果川線全線が止まり、出勤途中の市民は電車に閉じ込められ、大きな不便を被りました。
果川方面の運転が、30分間ストップしました。
「エアコンも止まって蒸し地獄でした。同じような区間でなぜこんなに事故が続くのか、不安で地下鉄に乗れません」(乗客)
午前10時にも、ボムゲ駅でまた列車が5分間止まりました。
「放送すべきじゃないの!みんな何事かも分からずに怖がって…」(乗客)
地下鉄4号線は6日と昨日にも同じような事故が起きています。
6日は、金井(クムジョン)駅で広告看板を交換していて、2万5千ボルトの地下高圧線が切れたことが原因であると推定されます。
鉄道公社は、補修作業が不徹底だった点を認めています。
「すぐに切れた部分だけ復旧をしておき、列車の運行をしたのですが、その部分をあけた時に、また他のケーブルが損傷したことを発見できなかったのでしょう」(韓国鉄道公社関係者)
鉄道公社は今日、当時の補修作業の関連責任者を、担当から外しました。
[ソウル市役所]ソウルのバス中央車線拡大実施 2005-06-07 (17:57)
<アンカー>
「現場の中へ」の時間です。ソウルのバス体系が大きく変わり、もう1年が過ぎました。この間、数々の問題点が指摘されてきましたが、しかし今回、ソウル市が来たる下半期に、もう一度バス体系を改変すると発表しました。
"見てみましょう、キム・ヨンテ記者!
(はい、ソウル市役所です)
最も目立つのは、バス専用車線を拡大実施するという話題のようですが。"
<記者>
はい、その通りです。
中央車線制が施行1年を迎え、これまで問題点も多く指摘されてきましたが、ソウル市はとりあえず交通の流れには大きな進展をもたらしたと判断しています。
そこで今年、中央車線制を追加投入する計画ですが、その一番手となる区間が、来月開通します。
お伝えします。
ソウル市の第2次バス改変の中心は、中央車線の拡大と、乗り継ぎセンターの運営です。
これによりまず来月、忘憂(マンウ)・旺山(ワンサン)路と京仁(キョンイン)・麻浦(マポ)路の一部区間が開通し、清涼里(チョンニャンニ)の公共交通乗り継ぎセンターが運営を開始します。
今回開通する忘憂・旺山路の区間は、忘憂駅から清涼里駅までの4.8km区間で、下半期に清涼里から東大門(トンデムン)まで3.4km区間が続いて完成します。
京仁・麻浦路区間は、梧柳(オリュ)ICからソウル橋の6.8km区間でまず中央車線が施行され、下半期にソウル橋から世宗(セジョン)路までの7.2km区間が続いて開通します。
安養(アニャン)からソウル駅を結ぶ始興(シフン)・漢江(ハンガン)路まで開通すれば、今年新たにお目見えする中央車線は、合計36.1kmに達します。
清涼里公共交通乗り継ぎセンターは、バス停が赤、青、緑バス用にそれぞれ分離して作られています。
中央車線と乗り継ぎセンターが運営されれば、該当区間での車両の平均時速が、5km程早くなるものとソウル市は予想しています。
これとともにソウル市は、快適な交通環境の助成のため、これからすべての中央バス専用車線に対し、煤煙減少政策を施行する予定です。
またすでに中央バス専用車線を運営しているバスでも、公害が深刻な車両は中央車線の利用に制限を与える方針です。
貸切・観光バスなど路線バス以外の車両に対しては、来たる15日から煤煙観測に乗り出すこととしました。
廃トンネルがワイン倉庫に「変身」 2005-06-06 (19:58)
<アンカー>
使われなくなった鉄道トンネルを、ワインの貯蔵庫にして使っている所もあります。ぶどうの産地として有名な、日本のある村の話です。
その場所に、ヤン・ユンソク東京特派員が行って来ました。
<記者>
東京と中部山間地方を結ぶ、中央線。
8年前、新しいトンネルが開通し、廃止されたトンネルです。
今の気温は摂氏25度程の初夏の天気ですが、この中は完全に別世界です。
摂氏12度、湿度80%。
1.1kmのトンネルの中は、貯蔵庫ごとに熟成を待つワインでいっぱいです。
ここにワインの貯蔵庫を作ったのは、ぶどうとワインの産地として有名な、山梨県勝沼町。
トンネルの中の温度と湿度が、1年を通して大きな差がなく、ワインの熟成に好都合という点に着眼し、鉄道会社から無償譲渡を受けて改造したものです。
先月オープンするや、製造業者と個人の保管注文が殺到し、40万本が貯蔵庫の3/4近くの予約を終えました。
保管料は、1本あたり1ヶ月で50ウォン程度。
「珍しいトンネルに貯蔵するという付加価値のため、人気が高まっているようです」(ミシナ/倉庫管理担当者)
観光コースとしても、人気を集めています。
「こんな所は初めて見ます。本当に珍しいですね」
「ワインがあれば、ここに頼んで置きたいですね」(観覧客)
奇抜なアイデア一つで、保管料の収入も上がり、地域の名産品も広報する一石二鳥の効果を収めています。
首都圏電鉄安山線故障...2時間半「ストップ」 2005-06-06 (20:05)
広告看板動かし電線に触れ故障、鉄道公社後手後手の対応
<アンカー>
今日午前、首都圏電鉄安山(アンサン)線が2時間半ほど止まりました。事故の対処も後手後手に回り、市民は大きな不便を被りました。
キム・ジョンユン記者が取材しました。
<記者>
今日午前10時40分、首都圏電鉄安山線衿井(クムジョン)駅で、電気供給が切れ、電車が止まりました。
このため、午後1時15分まで2時間半の間、安山線衿井から舎堂(サダン)間の電車運行がストップしました。
事故は広告看板を動かしていた作業員が、線路の横のコンクリート壁に穴を開け、直径8mmの電気線を切り、起きました。
「施工業者の作業員が合意なく一方的に来て、ドリルで穴を空け、うちの電気供給線に打撃を与えたものだ」(ソン・チャンイク/鉄道公社ソウル本部調査所長)
事故が起き、連休の外出に出かけようとしていた市民は、訳も分からぬまま不便を被るほかありませんでした。
「済州から子供を連れて大公園に行こうと来たのに、汽車がこうして止まってて、どうすればよいのか分からない」(市民)
鉄道公社の後手後手の対応は、更に市民を激憤させました。
「どうやって行けばいいのか、正確に話してもらわなきゃならんだろ?」
「タンコゲに行かなきゃならないのに、どこへどうやっていけばいいの?臨時運行をすると言ってたのに、分かるようにすべきでしょ?子供を二人も連れて、死ぬほどの苦労よ」
事故の余波で、市民の不便と苛立ちは、一日中続きました。
韓国型「無人軽電鉄」バスのように走る 2005-06-02 (19:52)
海外から安全性の公認受ける…政府の制度的支援必要
<アンカー>
先日紹介した国産リニアモーターカーに続き、今度はやはり韓国の技術で開発された運転士なしで走る軽電鉄(新交通システム)が登場しました。
ソ・ギョンチェ記者です。
<記者>
地下鉄より小さく軽い、韓国型軽電鉄です。
時速70km、1両に60人ずつ乗れます。
自動車のようにゴムタイヤを履き、乗り心地もよいという評価です。
「地下鉄よりは揺れがありますが、バスよりは揺れが少ないようです」(大学生試乗者)
運転室には、運転士がいません。
外部に設置された総合指令所で遠隔操作するためです。
指令室の計器版には、電車の出発と制動、走行速度はもちろん、乗客の動きまで表示されます。
曲線や坂道も、柔らかく走り抜けます。
「道路や中央分離帯、河川や都心のビルの間も、充分に走ることができます」(チェ・ナムヒ/鉄道技術研究員長)
500億ウォンを投じ開発し、海外から安全性を公認されましたが、国内の反応はぱっとしません。
一部の自治体は、運行実績がないとして、外国の軽電鉄へ視線を回しています。
「産業的な運行実績を早く貰うためには、政府の制度的な支援と財政支援拡大案を出すべきです」(イ・チャンウン/交通開発研究院鉄道室長)
政府は、2007年ごろ釜山地下鉄3号線に韓国型軽電鉄が投入できるよう、努力すると語りました。
タクシー料金値上げ初日...乗客運転士みな「不満」 2005-06-01 (19:51)
<アンカー>
タクシーに乗られてみましたか? ソウルのタクシー料金が大きく上がりました。料金値上げの初日、市民もタクシー運転士も、みな不満を爆発させました。
キム・ジョンユン記者が取材しました。
<記者>
今日一日、ソウル市内のあちこちで空車のタクシーが、多く目に付きました。
乗客は、平均17%上がった料金を実感しました。
「料金が2倍以上差が出ますから、タクシーよりはバスをもっと利用することになりそうです」(主婦)
タクシー運転士も、料金の値上げを歓迎していません。
「いつもよりは、むしろ減ってますよ。料金が値上げされたことで、運転士に別にいいことはありません。お客さんは、それくらい減りますから」(タクシー運転士)
メーターをまだ取り替えられていないため、料金の換算表でわざわざ計算しなければなりません。
「メーターを見てこの料金表を見せながら、料金が上がったから換算料金をこのように…」
ソウル市はサービスを改善するため、値上げ幅を高く定めたそうですが、市民の反応は冷たいものです。
「いつだってサービスが良くなったと言えないではないですか。いつも口ばかりで、今まで一度だって…私はそれは信じられません」
民主タクシー労連は、タクシー料金を上げた理由がないとして、9日に大規模集会まで計画しており、料金値上げを巡る論乱は、簡単に収まりそうにはありません。
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