このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 高千穂河原 
高千穂河原
高千穂河原は九州南部に連なる霧島山の中岳と御鉢との間にある谷間の小平地で、 標高970mに位置しています。
古くは瀬多尾越と呼ばれており、中世には 霧島神宮 がありました。 かつて霧島神宮があった場所は、古宮址として現存しています。
霧島連山の中の“高千穂峰、中岳、新燃岳”(中岳・新燃岳は入山できません)への登山口となっており、 シーズン中は沢山の登山者で賑わいます。

  ▲ 高千穂河原・駐車場近くの食堂とパークサービスセンター
高千穂河原の周辺では、春にはミヤマキリシマが咲き誇り、 ミヤマキリシマ群生地を巡る散策路が整備されています。
林の中の散策路も整備されており、鳥獣観察舎もあるので自然観測・生物観測も楽しめます。
ミヤマキリシマの散策路や霧島神宮の森散策路は、登山とは違い、自然散策のコースとなっているので、 体力に見合ったコースを選ぶと良いでしょう。
駐車場の近くには霧島の自然や文化を紹介する「高千穂河原ビジターセンター」、 四季の自然情報を展示する「パークサービスセンター」がありますので、 登山や自然散策の前に立ち寄ると、有意義な情報を手に入れる事が出来ます。

  ▲ 高千穂河原・駐車場近くの避難壕

  ▲ 高千穂河原案内図
高千穂河原キャンプ場がありますが、現在は新燃岳の規制の影響で営業停止中です。


  ▲ 高千穂河原・古宮址(ふるみやあと)へ向かう
まず、かつての霧島神宮であり、現在は古宮址(ふるみやあと)と呼ばれる場所に向かいます。 左写真の鳥居から、約500m先にあります。
参道は平坦な砂利道で歩きやすいです。参道を真っ直ぐ進み、右に曲がると、 背後に高千穂峰を望む、天孫降臨神籬斎場の入口です。

古宮址天孫降臨神籬斎場(ふるみやあとてんそんこうりんひもろぎさいじょう);
日本で最も古い書物である古事記・日本書記に霧島神宮の御祭神瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が 「襲の高千穂の峯に天降ります」と記してあるように、高千穂峰は神様の宿る山として古へより、 多くの人々の崇敬を集めて来ました。
ここ高千穂河原は文歴元年(1234年)まで霧島神宮のあった処です。
霧島山の大噴火により社殿を田口にお移ししておりますが、 高千穂河原は神籬斎場として現在も祭祀が継続されており、特に11月10日には 天孫降臨御神火祭が峰の頂上と斎場で斎行されております。[現地案内板より]

  ▲ 高千穂河原・古宮址天孫降臨神籬斎場の入口

  ▲ 高千穂河原・古宮址天孫降臨神籬斎場の入口

  ▲ 高千穂河原・古宮址天孫降臨神籬斎場の入口
古宮址天孫降臨神籬斎場の入口階段の両脇にはミヤマキリシマが咲き誇り、 静寂と神聖な空気が漂っていました。
背後に高千穂峰を望みますが、この日は生憎の天気で写真には写りませんでした。 高千穂峰を登る登山者のパーティーが遠くに見えていました。

霧島神宮は初め、高千穂峰と御鉢(噴火口)の間にありましたが、 約1400年前の噴火により焼失してしまった為、 その後この地に建立されました。 しかし、この地でも約1000年前の噴火により焼失してしまい、 現在の地に移りました。

  ▲ 高千穂河原・古宮址天孫降臨神籬斎場

  ▲ 高千穂河原・古宮址天孫降臨神籬斎場

  ▲ 古宮址のミヤマキリシマ

  ▲ 古宮址のミヤマキリシマ
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霧島神宮の森散策路のミヤマキリシマ
では駐車場近くの大鳥居口まで戻り、 霧島神宮の森散策路を散策し、ミヤマキリシマを鑑賞します。 大鳥居口より真っ直ぐに散策路が伸びており、ミヤマキリシマが群生するつつじヶ丘、また展望台へと登って行きます。
散策路は登山ルートではないので軽装で大丈夫ですが、足場の悪いところもありますので、 歩きやすい靴、動きやすい服は必須だと思います。

この森は霧島神宮の境内ですが、自然探勝の場として森の一部を散策できます。 高さ15mを超すアカマツの大木・巨樹が林立し、ミヤマキリシマ、ヤマザクラ、コハウチワカエデなど 四季の彩りを楽しませてくれる多様な木々が、中低木層に見られます。 シカやイノシシ、多くの野鳥の姿や声を鑑賞することもできます。

野鳥の声を聞きながら、展望台へと向かいます。 薄紫色をしたミヤマキリシマを一般的に良く目にしますが、 薄いピンクのもの、濃いピンクのもの、赤とピンクの中間色の様なものなど、 様々な色のミヤマキリシマを楽しめました。

  ▲ 霧島神宮の森散策路

  ▲ 霧島神宮の森散策路のミヤマキリシマ

  ▲ 霧島神宮の森散策路のミヤマキリシマ

  ▲ 霧島神宮の森散策路にて

  ▲ 霧島神宮の森散策路のミヤマキリシマ

  ▲ 霧島神宮の森散策路のミヤマキリシマ
ミヤマキリシマはツツジ科の植物で、霧島山を代表する植物のひとつです。 高さは約50cmくらいで匍匐(ほふく)する性質がある為、広い範囲を覆い繁茂しています。
花の大きさは3cmほどで枝先に2〜3個づつ散形に可愛らしい花をつけています。 花の色は紫紅色が普通ですが、なかには桃色、淡紅色のものも見られます。 花期は5月下旬から6月中旬にかけて満開になりますが、 この頃は絨毯を敷き詰めたかのような素晴らしい景色が楽しめます。 また花は温度の関係で山腹から山頂に向かって咲き進んでいきます。 ミヤマキリシマはここ霧島のほか、 熊本県阿蘇山、長崎県雲仙岳、大分県九重連山でも見ることができます。[現地案内板より]

散策路には所々にベンチが設置されており、休憩をしたり、お弁当を持ってピクニックをしたりできます。 展望台には東屋があり、その周囲は特にミヤマキリシマが群生しており、 まるでお花畑の様でした。
この日は悪天候で、周囲の景色が良く見えずに残念でした。

  ▲ 霧島神宮の森散策路のミヤマキリシマ

  ▲ 霧島神宮の森散策路・展望台付近のミヤマキリシマ

  ▲ 霧島神宮の森散策路・展望台付近のミヤマキリシマ


  ▲ 霧島神宮の森散策路・展望台付近のミヤマキリシマ


この展望台を過ぎるとすぐに、ピンクに染まった正面の山が見えました。 天気が良ければ、駐車場からでもピンクに染まった山が見えるそうなのですが、この日は生憎の悪天候。 ここまで来てピンクの山肌に気付きました。
山肌にびっしり咲き誇るミヤマキリシマのおかげで、山の斜面が不思議なピンク色をしています。 こんなに群生しているんだとビックリすると共に、初めて見る景色に感動しました。 この山は恐らく御鉢でしょうか・・・?

 ▲ 高千穂河原・展望台付近から見た御鉢(?)







 ▲ 観察小屋
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高千穂河原 DATA
住所鹿児島県霧島市霧島田口2583-12
電話番号0995-57-2505 (高千穂河原ビジターセンター)
時間9:00〜17:00 (高千穂河原ビジターセンター)
駐車場有料
公式HP
備考
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last visited : 2013/05/17

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