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 筌の口温泉 
筌の口温泉
大分県九重町の一番の観光スポット・ 九重"夢"大吊橋 の近くにある温泉で、鳴子川沿いにある鄙びた温泉地です。 共同浴場は「筌の口温泉」「震動の湯(筌の口第2温泉)」の2ヶ所があり、 宿泊施設「旅館 新清館」「民宿 末広」と、立寄り・素泊まりのできる 「 山里の湯 」があります。
筌の口温泉は正保(1644〜1647年)の頃から村人が入浴していましたが、 享保13年(1728年)に田野徳右衛門が湯小屋を建てたのが温泉地としての始まりです。 明治の中期に旅館が建ち、営業するようになりました。 昭和27年に川端康成がこの地を訪れ、後に九重を主舞台とした小説「波千鳥」を出版しました。 その時に泊まった宿「御宿 小野屋」は2003年頃廃業しました。

共同浴場の「筌の口温泉」は、九重"夢"大吊り橋の中村エリア側近く、 国道40号から少し入った鳴子川沿いにあります。 「旅館 新清館」の横に建ち、駐車場は旅館新清館の横(玄関前ではありません)に無料駐車場があります。

 ▲ 左側が旅館新清館、右側が共同浴場の筌の口温泉
筌の口温泉の建物の前にコインロッカーがあるので、貴重品はロッカーへ入れます。 番台は外にあり、ここで料金(200円)を払い、男女別の大浴場へ入ります。 入口にはお地蔵様が祀られています。 浴室内は入浴中で写真は撮れませんでした。

浴室内は広々としていて天井も高く、中央に20人は入れそうな大きな浴槽がどんとあります。 その大きな浴槽内の一角に少しだけ区切られたスペースがあり、 その一角で水を入れて温度を調節してぬる湯で入れるようになっています。 他に家庭用のバスタブの様な水風呂(本当に浸かれるのかは不明)があります。
お湯は炭酸泉の茶褐色の濁り湯で、浴槽内の底は全く見えません。 しかし湯は湯口から出てくるときは透明で、飲泉が出来ます。 飲んでみると、酸味と金気の味が広がります。 床や浴槽のふちは茶褐色、温泉成分がびっしり付着していました。 これぞ温泉!という大満足の湯でした。

 ▲ 筌の口温泉横の鳴子川

 ▲ 筌の口温泉

 ▲ 筌の口温泉・女湯

 ▲ 筌の口温泉・女湯
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筌の口温泉 DATA
住所大分県玖珠郡九重町大字田野
電話番号
利用時間9:00〜21:00
入浴料大人:200円、子供:100円
駐車場あり。無料
公式HP
備考

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last visited : 2012/01/09

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