このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<蝶の写真館> しじみちょう科

アイノミドリシジミ


アイノミドリシジミ
(アイノ緑小灰)
学 名Chrysozephyrus brillantinus
科 名しじみちょう科 
時 期年1回、6月〜7月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)15-21mm
(開張)40mm前後
生育地低地のコナラ林、山地のミズナラ・カシワ林など
<特徴>
 年1回初夏に発生し、北海道〜九州の低山地のコナラ林、山地のミズナラ林などで見られるシジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の裏側は、薄茶色地に白線が入り、後翅下に橙紋が見られます。翅の表側は、オスでは青緑色に輝き、メスは黒褐色の地に、前翅に赤斑や青色斑が見られます。また、尾状突起も目に付きます。朝から昼頃まで飛び回っていますが、陽の高いときは、ヒカゲの葉上で休んでいるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ブナ科植物(ミズナラ、コナラ、クヌギ、カシワなど)を食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、北海道のアイヌに由来するアイノを冠した名前とのことです。

<備考>
 季節型はありませんが、メスの斑紋の地域的な変異が知られています。

アイノミドリシジミ♂(しじみちょう科) 2006年7月13日午後、朝里川温泉(北海道小樽市)付近で撮影

 2006年7月13日午後、朝里川温泉(北海道小樽市)付近で撮影したのですが、活発に飛びまわった後、低木の葉上で休んだときに、シャッターを切りました。

アイノミドリシジミ♀(しじみちょう科) 2014年8月19日午後、霧ヶ峰高原(長野県諏訪市)で撮影

 2014年8月19日午後、標高約1,600mの霧ヶ峰高原(長野県諏訪市)で撮影しました。

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