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山・渓谷写真館

大雪山旭岳(北海道)

 2003年9月20日午前に大雪山旭岳(北海道)で撮った写真です。

 
 インデックス
旭岳ロープウエイ 天女ヶ原の紅葉 御田ノ原 旭岳を望む チングルマの綿毛
当麻岳と安足間岳を望む 満月池 夫婦池 姿見の池  

☆旭岳ロープウエイ

旭岳ロープウエイ旭岳ロープウエイ姿見駅
「旭岳ロープウェイ」の仕様
三線交走式 ゴンドラ101人乗 2輛
所要時間約10分
距離(斜長)2,361m
水平長2,310m
速度秒速5m(時速18km)
高低差489.32m
開通日2000年6月26日
 旭岳ロープウェイは、北海道の最高峰旭岳の5合目にあにあたる旭岳温泉の山麓駅(標高約1,100m)から、山頂姿見駅(標高約1,600m)にかけて運行しています。昔は、小型のロープウエイで、待ち時間が長かったそうですが、2000年(平成12)6月26日から、スイスガラベンダ社制の101人乗りロープウェイに掛け替えられて、運転再開されました。北海道のほぼ中央に位置する大雪山国立公園(広さ23万ha)は、2,000m級の山々がおよそ50kmにもわたって連なっていますが、その中の主峰旭岳(2,290m).に上るメインルートとなっています。

☆天女ヶ原の紅葉

旭岳ロープウエイ直下に広がる天女ヶ原の紅葉

 天女ヶ原湿原は、溶岩台地上に発達した山地高層湿原です。ここではゼンテイカ、モウセンゴケなどが見られ、アカエゾマツの森では、コマドリ、ホシガラスなどいろいろな鳥たちの声を聞くことができるそうです。秋の紅葉が、みごとなことでも知られています。


☆御田ノ原

ロープウエイ上から見た御田ノ原の紅葉ロープウエイ姿見駅付近から見た御田ノ原
 旭岳ロープウェイに乗り、道のりの半分を過ぎると、北西の方角に御田ノ原(みたのはら)と呼ばれる高原沼郡が見えてきます。ロープウェイ山上の姿見駅からも、高原を見下ろすことが出来ますが、この時季紅葉が素晴らしく、錦織りなすというような感じでした。

☆旭岳を望む

旭岳の眺望

 日本百名山の一つ、旭岳(2,290m).は大雪山の主峰であるとともに、北海道の最高峰です。四季折々の景観が美しいのですが、特に紅葉は絶品です。西側の旭岳温泉から旭岳ロープウェイを使って、姿見から往復する人が多いようです。私も、そのコースをとりましたが、ロープウエイ山上の姿見駅周辺からは、旭岳がくっきりと姿を現していて、とてもみごとでした。


☆チングルマの綿毛

チングルマの綿毛

 旭岳の所々で、まるで赤いじゅうたんで覆われているように見えるのがチングルマです。その赤いじゅうたんに浮かんで見える白いのがチングルマの綿毛で、とてもきれいです。


当麻岳と安足間岳を望む

当麻岳と安足間岳を望む

  姿見駅から、左手の方へ歩き出すと、前方に当麻岳(1,967m)と安足間岳(2,200m)が見えてきます。前面が、裾合平で、なかなか見頃の山並みです。


☆満月池

満月池へ向かう遊歩道満月池

 左回りに遊歩道を歩いていくと紅葉と山々の眺望がすばらしいのですが、ほどなくして見えてくるのが、満月池です。小さな池ですが、まさに満月のようにまん丸です。奥の方が低くなっていて、山々のつながりが見て取れます。


☆夫婦池

夫婦池(左が摺鉢池、右が鏡池 )
摺鉢池鏡池

 夫婦池は、大きい方の鏡池と小さい方の摺鉢池を合わせた呼び名です。紺碧の水面に映る旭岳や雲の景観はすばらしく、何回もシャッターを押しました。近くに、第2展望台、第3展望台があり、雄大な山々を望めます。 


☆姿見の池

 
姿見の池から見た旭岳

 高山植物と山々の景観を楽しみながら遊歩道を上がって行くと、姿見の池へと至ります。旭岳前面からは、白い噴煙が上がり、露出した岩肌とが、荒々しい景観を形作っています。水面には、その旭岳の山容が映えることから、姿見の池と命名されたようです。天候や季節によっても、色合いが変化する神秘的な池なのです。旭岳は、大雪山火山群の中で一番新しい火山で、その爆烈火ロの後方に形成された池とのこと。訪れる登山者を和ませてくれる景勝地です。



 
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