このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<蝶の写真館> じゃのめちょう科

ベニヒカゲ


ベニヒカゲ(紅日影)
学 名Erebia niphonica
科 名じゃのめちょう科
時 期年1回、8月
分 布北海道、本州(中部以北)
大きさ(前翅長)19-27mm
(開張)45-50mm
生育地

亜高山帯の草地や崖地

<特徴>
 年1回発生し、夏に、本州では標高1,500m以上の亜高山帯で、北海道では平地でも見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は茶褐色の地に橙色の斑があり、、前翅にはその中に黒斑が見られます。表側は同じく黒褐色の地に橙色の斑があり、その中に普通3個の黒斑があります。ヒカゲという名前が付いていますが、陽の出ているときに飛んでいます。幼虫は、イネ科植物(オニノガリヤスなど)や亜高山帯に多く見られるスゲ属を食べます。

<名前の由来>
 陽光を避けて曇天や夕刻によく飛びまわるヒカゲチョウの中で、紅色の斑があるので命名されました。

<備考>
 長野県では県指定天然記念物です。北海道亜種と本州亜種があり、本州亜種は環境省レッドデータブック準絶滅危惧

ベニヒカゲ♂(じゃのめちょう科)本州亜種 2005年8月20日午後、地蔵の頭(長野県白馬村)

 2005年8月20日午後、標高1,676mの地蔵の頭(長野県白馬村)で撮影しましたが、本州亜種です。

ベニヒカゲ♀(じゃのめちょう科)北海道亜種 2007年8月9日午前、朝里川温泉(北海道小樽市)

 2007年8月9日午前、朝里川温泉(北海道小樽市)で撮影しましたが、北海道亜種で、後翅表側に橙斑がありません。

ベニヒカゲ♀(じゃのめちょう科)本州亜種 2007年9月1日午後、湯の丸高原のつつじ平(長野県東御市)

 2007年9月1日午後、湯の丸高原のつつじ平(長野県東御市)で撮影しましたが、本州亜種です。

前種へ じゃのめちょう科目次 次種へ

蝶の写真館へ戻る
旅の写真館へ戻る
ホームページへ戻る

*ご意見、ご要望のある方は右記までメールを下さい。よろしくね!  gauss@js3.so-net.ne.jp

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください