インデックス榛名湖のデータ | 湖面積 | 1.22k㎡ | 湖岸線長 | 6km | 最大水深 | 12.6m | 湖面標高 | 1,084m | 透明度 | 5.2m | 成因 | カルデラ湖 | 区分 | 淡水湖 |
| 榛名湖は、群馬県の榛名山上のカルデラ内の火口原に位置し、中禅寺湖(1,269m)に次ぐ湖面標高(1,084m)第2位の湖です。湖岸線長は約6km、面積1.22k㎡、最大水深12.6m、透明度5.2mとなっています。周囲を榛名富士(1,391m)、烏帽子ヶ岳(1,368m)、鬢櫛山(1,350m)、掃部ヶ岳(1,449m)、天目山(1,303m)が取り囲み、榛名湖の景観をすばらしいものとしていて、県立榛名公園に指定されています。
成因については、榛名山の噴火の際、カルデラの一部に水がたまってできた火口原湖と言われていて、上から見ると勾玉(まがたま)の形をしています。
周辺は、広葉樹林で覆われ、四季折々の変化が観光客を引きつけ、夏は遊覧船やボート、冬は全面結氷して、スケートやワカサギ釣りでにぎわいます。また、春は桜やツツジ、夏はユウスゲ、秋は紅葉と美しい花や木々の彩りも見逃せません。ここは、戦前の名曲「湖畔の宿」のモデルとなったところともいわれ、竹久夢二がアトリエを建てた場所としても知られています。 |
☆夏の榛名湖
(2000年8月13日撮影) | | 夏の榛名湖 |
夏の榛名湖は、避暑客や水上レジャーを楽しむ人でにぎわいますが、あいにくの天気で、人出も少なく、湖面は霞んでいました。
| | 榛名山ロープウェイ上から榛名湖を望む |
榛名高原駅から榛名山ロープウェイに乗ったのですが、以前とは変わって、かわいらしい赤い円筒状のゴンドラがツインで下りてきました。それで、榛名富士山頂へと至ったのですが、眼下には氷に覆われた榛名湖が一望の下に出来、すばらしい眺めでした。
| | 遊歩道から榛名富士を望む | 掃部ヶ岳を望む | | | 榛名湖の景観 | | | 溶け出した湖面の氷 |
榛名湖西岸一帯には県立榛名公園が広がっていますが、その湖岸に木造の遊歩道がしつらえてあります。そこからの眺望はすこぶるよく、榛名富士が大きく見えますし、結氷した湖面越しに掃部ヶ岳が姿を現していました。
| | 竹久夢二の歌碑と榛名富士 | 結氷した榛名湖と榛名富士 | | | 氷に覆われた榛名湖 |
榛名湖畔バス停のすぐ近くに、大正ロマンの美人画家竹久夢二の歌碑が立っています。風化して字はよく読めませんが、「さだめなく 鳥やゆくらむ青山の 青のさびしさかぎりなければ」と刻まれているそうです。この歌碑は、夢二会有志によって昭和初期に建立されたものとのことです。ここから湖越しに見る榛名富士の姿は絶妙で、均整が取れ、実に美しいのです。 |