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鉄道写真館

ひたちなか海浜鉄道

那珂湊車庫のキハ221 (1997.8.31撮影)阿字ヶ浦駅停車中のキハ3710(1997.8.31撮影)

 ひたちなか海浜鉄道は、茨城県内において、ひたちなか市の勝田駅から阿字ヶ浦駅(14.3km・駅数10)を結ぶ湊線を運行する第三セクターの事業者です。1907年(明治40)湊鉄道として、会社設立され、翌年免許状下付、軽便鉄道として1913年(大正2)に勝田駅〜那珂湊駅間が開業しました。1924年(大正13)に那珂湊駅〜磯崎駅間が延伸開業、1928年(昭和3)7月17日に磯崎駅〜阿字ヶ浦駅間が延伸開業して、全通します。1944年(昭和19)湊鉄道が水浜電車、茨城鉄道などと合併し、茨城交通が発足し、同社の湊線となりました。しかし、経営難により、2008年(平成20)に第三セクターのひたちなか海浜鉄道に分社化されます。また、2011年(平成23)3月11日の東日本大震災で被災し、全線運行休止に追い込まれましたが、7月23日に全線運行再開されました。

 
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勝田駅 那珂湊駅 那珂湊車庫 阿字ヶ浦駅

☆湊線

 <勝田駅>

 1997年8月31日、青春18きっぶが1枚だけ残ってしまったので、それを使い切るために8月最後の日曜日にJR線に乗りました。東北本線、水郡線、日立電鉄、常磐線と乗り継いで、最後に勝田駅へとやってきたのです。ここから、茨城交通(現在のひたちなか海浜鉄道)の勝田駅〜阿字ヶ浦駅を往復しようと考え、停車中のキハ3710に乗り込みました。
勝田駅停車中のキハ3710 (1997.8.31撮影) 

 <那珂湊駅>

那珂湊駅のホーム (1997.8.31撮影)那珂湊駅の改札口(1997.8.31撮影)

 途中の那珂湊駅で下車してみましたが、この線の中心駅で、那珂湊車庫が併設されています。有人駅で、単式・島式2面3線のプラットホームを有し、全列車の交換が行われていました。ホームや改札口の写真を撮りましたが、とてもレトロな雰囲気が漂っていて、気に入ったのです。尚、この駅は1998年(平成10)に、1913年(大正2)開業当時の面影を残した歴史と伝統のある駅として「関東の駅百選」に選定されました。


 <那珂湊車庫>

那珂湊車庫 (1997.8.31撮影) 那珂湊車庫の留置線 (1997.8.31撮影)
留置線のキハ221 (1997.8.31撮影)留置線のキハ112 (1997.8.31撮影)

 この線は、全国でも珍しい非電化の私鉄で、ディーゼルカーが走っています。途中の那珂湊駅には車庫があるのですが、元羽幌炭砿鉄道のキハ221、元国鉄のキハ112などが停まっていて、旧式ディーゼルカーの宝庫でした。


 <阿字ヶ浦駅>

終点である阿字ヶ浦駅舎 (1997.8.31撮影)阿字ヶ浦駅改札口(1997.8.31撮影)
阿字ヶ浦駅停車中のキハ2004 (1997.8.31撮影)

 阿字ヶ浦駅は、湊線の終点で、島式ホーム1面2線がありました。徒歩5分ほどのところに阿字ヶ浦海水浴場があり、シーズン中はその最寄り駅となっています。また、駅周辺には、海水浴客等のために数軒の民宿・旅館がありました。

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