このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<岬と灯台写真館>

叶崎と叶埼灯台(高知県)

2004年11月28日午後に叶崎(高知県)で撮った写真です。


 2泊3日で、四国一周の岬と灯台めぐりの旅に出かけ、羽田空港から徳島空港へと下り立ったのです。オリックスレンタカーでトヨタのビッツを3日間借りて、いざ四国一周ドライブに出発、初日は、まず南下して海岸線にできるだけ沿って走り、 蒲生田岬灯台室戸岬灯台高知灯台 を撮影して、須崎市にある桑田山温泉へ泊まりました。翌日は、朝8時に宿を立って、山を下り国道56号線に出て南下していき、「ニュー佐賀温泉」のに入浴してから、 窪津埼灯台 を撮影しました。その後は、車に戻って先端を目指しましたが、道はとても細く、時々白装束のお遍路さんと行き交うことが、四国らしさを感じさせます。 足摺岬灯台 へと至り、周辺を散策して、たくさん写真を撮りました。昼食後は、 臼碆埼灯台 にも立ち寄って、再び何十枚もの写真を撮ったのです。それからは、海岸沿いに土佐清水まで出て、国道321号を西進し、竜串の「足摺海洋館」を見学してから、叶埼(かなえさき)灯台へも立ち寄りました。この灯台は、明治末期に建てられた最後のレンガ造灯台で、いまだに現役で活躍する保存灯台なのです。太平洋に小さく着き出した岬の先端で、海を見守り続けていて、これもカメラの格好の被写体となりました。

☆叶埼灯台地図
叶埼灯台 (2004年11月28日撮影)
叶埼灯台の概要
番号 3110
位置 北緯 32度44分51秒 
東経 132度48分10秒
塗色 白色  
構造 塔形(八角形) コンクリート造
レンズ 第5等フレネル式
灯質 単閃白光 毎5秒に1閃光
光度 1万5千カンデラ
光達距離 13海里(約24km) 
明弧 216度から98度まで
灯塔高 8.3m(地上〜塔頂)
標高 40.5m(平均海面〜灯火)
初点灯 1911年(明治44)8月20日
所在地高知県土佐清水市

<特徴>
 叶埼灯台は、高知県にある叶崎の突端に立つ白亜八角形の美しい 中型灯台 です。周辺は、足摺宇和海国立公園に指定され、太平洋を望む風光明媚の地です。

<歴史>
 この灯台は、1911年(明治44)8月20日に設置、 初点灯 しましたが、明治時代に建築された最後の レンガ造灯台 です。当初は、高知県によって建設・管理されていましたが、1949年(昭和24)海上保安庁に移管されました。その後、1964年(昭和39)に無人化され、1968年(昭和43)8月に改造されています。

<現況>
 現在の 灯塔高 (地上から塔頂まで)は8.3m、 標高 (平均海面〜灯火)は40.5mで、第5等 フレネル式レンズ を使い、 光度 は1万5千カンデラ、 光達距離 は13海里(約24km) です。

叶埼灯台の塔頂部叶埼灯台への道

☆叶崎周辺の海

叶崎から西方向の眺望叶崎の岩礁
叶崎周辺の海(東方向)

 竜串から国道321号線を西進し、貝ノ川トンネル、大津大橋と過ぎて、次のトンネル入口の手前の細い道を左折すると叶崎の駐車場へと至ります。そこから遊歩道を南へ歩くと叶埼灯台へと至るのですが、その道が狭い稜線となっていて、両側が断崖絶壁なので、少し恐怖心を抱きました。しかし、ここから見る海岸線はすばらしく、足を踏ん張って、何回もシャッターを切ったのです。


☆叶崎を望む

叶崎を望む

 叶埼灯台から国道321号線へ出て、少し西へ行った道路脇に展望台があります。そこからは、叶崎と太平洋がよく見えるのです。しばし、すばらしい眺望を堪能しながら、写真を撮りました。


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