このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<蝶の写真館>

「北本自然観察公園」の蝶(埼玉県)

2006年以降、「北本自然観察公園」(埼玉県北本市)で撮った写真です。(現在38種)

・あげはちょう科  ジャコウアゲハ アゲハチョウ キアゲハ クロアゲハ
アオスジアゲハ     
・しろちょう科 キタキチョウ モンキチョウ ツマキチョウ モンシロチョウ
スジグロシロチョウ
・しじみちょう科 ゴイシシジミ トラフシジミ ウラギンシジミ ムラサキシジミ
ベニシジミ ヤマトシジミ ルリシジミ ツバメシジミ
・たてはちょう科 オオウラギンスジヒョウモン ツマグロヒョウモン イチモンジチョウ コミスジ
キタテハ ルリタテハ アカタテハ ゴマダラチョウ
  アカボシゴマダラ     
・じゃのめちょう科 ヒメウラナミジャノメ ヒカゲチョウ サトキマダラヒカゲ ヒメジャノメ
・まだらちょう科 アサギマダラ
・てんぐちょう科 テングチョウ
・せせりちょう科  ダイミョウセセリ ギンイチモンジセセリ コチャバネセセリ イチモンジセセリ
オオチャバネセセリ     

最近の蝶の観察記録は、下記のブログを参照ください。

ガウスの蝶のブログ(北本自然観察公園の蝶)へ

 、「北本自然観察公園」は、北本市石戸宿地区に位置し、元は農林省農事試験場のあったところで、1983年(昭和58)につくば市へ移転後、県立「北本自然観察公園」として整備され、1992年(平成4)にオープンしました。大宮台地に荒川の開折谷が入り込んだ谷地形を有する地域で、雑木林や湿地など多様な自然環境が良好な状態で残され、21.7haの広大な面積があります。敷地内に自然観察路、木道、八ッ橋、浄化沼、自然学習センター、駐車場(95台)等の施設が完備し、散策に適しています。また、中心に「自然学習センター」があり、1階には自然に関する展示や資料があり、2階の観察ロビーでは、周辺をウオッチングできるようになっています。荒川ビオトープに隣接するという恵まれた自然環境を保全しながら、人と自然とのふれあいの拠点となるアーバンエコロジーパーク(自然生態観察公園)として整備を進められています。

「北本自然観察公園」の地図

ジャコウアゲハ(あげはちょう科) 

ジャコウアゲハ(麝香揚羽)
学 名Atrophaneura alcinous
科 名あげはちょう科 
時 期年3回、4月〜9月
分 布本州〜沖縄
大きさ(前翅長)42-60mm
(開張)90-110mm
生育地河川敷、樹林内など
<特徴>
 体に有毒成分を含んでいて、鳥に襲われる危険性が少ないせいか、悠々と飛んでいるような気がします。国内でもいくつかの亜種がありますが、関東ではオスは黒色で後翅に赤色紋列が見られます。また、メスは黄灰色で後翅に黄色紋列があります。幼虫は、ウマノスズクサとオオバウマノスズクサを食するので、それらの生えている河川敷や草地などで見ることが出来ます。

<名前の由来>
 オスを捕らえると,強い麝香(じゃこう)の様な芳香を出すことから命名されました。

<備考>
 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。埼玉県レッドリスト準絶滅危惧

ジャコウアゲハ(あげはちょう科) 2013年5月19日午後に撮影

 2013年5月19日午後に撮影しましたが、ウマノスズクサの周辺を飛び回っていました。


アゲハチョウ(あげはちょう科) 

アゲハチョウ(揚羽蝶)
学 名Papilio xuthus
科 名あげはちょう科
時 期年2〜5回、3月〜10月
分 布日本全土
大きさ(前翅長)35-60mm
(開張)65-110mm
生育地庭や公園、畑地など
<特徴>
 お馴染みのチョウの一つで、都市部から山岳地帯まで、いろいろな所で観察することが出来ます。しかし、よく見ると結構きれいなのです。春にはツツジ類、夏以降にはヤブガラシ、アザミ類、ヒガンバナなどで吸蜜しているのを見かけます。幼虫は、ミカン類の葉を食べます。

<名前の由来>
 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるので、そこから名付けられました。

<備考>
 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。他のアゲハチョウと区別するために、ナミアゲハと呼ばれることもあります。

アゲハチョウ(あげはちょう科) 2014年7月25日午後に撮影

 2014年7月25日午後に撮影しましたが、吸蜜しているところを望遠で捉えました。


キアゲハ(あげはちょう科) 

キアゲハ(黄揚羽)
学 名Papilio machaon
科 名あげはちょう科 
時 期年1〜4回、3月〜11月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)36-70mm
(開張)90-120mm
生育地河川敷、畑地、草地など
<特徴>
 初春から晩秋まで、海岸から高山帯の河川敷、畑地、草地などで普通に見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黄色地に、黒い帯と線できれいな模様があり、後翅には、青または赤の紋も見られます。飛翔力が強く、元気に飛びまわるので、追いかけて撮影するのはたいへんです。幼虫は、セリ科植物(ニンジン、セリ、シシウドなど)を食べます。

<名前の由来>
 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、黄色っぽいので名付けられました。

<備考>
 春型と夏型があり、夏型の方がかなり大きいのです。

キアゲハの春型(あげはちょう科) 2007年4月15日午前に撮影 

 2007年4月15日午前に撮影しましたが、活発に飛んでいて、すぐどこかへ行ってしまいました。

キアゲハの春型(アゲハチョウ科) 208年5月4日午後に撮影

 2008年5月4日午後に撮影しましたが、活発に翅を動かしていました。


クロアゲハ(あげはちょう科) 

クロアゲハ(黒揚羽)
学 名Papilio protenor
科 名あげはちょう科 
時 期年2回、4月〜8月
分 布本州〜沖縄
大きさ(前翅長)45-70mm
(開張)90-110mm
生育地山地から都市の公園、樹林周辺、草地、人家付近など
<特徴>
 春から夏まで、山地から都市周辺の公園、樹林、草地、人家付近など様々な場所で見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒色ですが、後翅にオレンジ色の斑紋が見られ、オスには、白帯もあります。幼虫は、ミカン科植物(カラタチ、カラスザンショウなど)を食べます。

<名前の由来>
 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、全体に黒(クロ)っぽいので、名付けられました。

<備考>
 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。本土・奄美亜種と沖縄・八重山亜種があります。

クロアゲハ♂(あげはちょう科) 2007年9月9日午後に撮影

 2007年9月9日午後に撮影しましたが、本土・奄美亜種です。


アオスジアゲハ(あげはちょう科)

アオスジアゲハ(青筋揚羽)
学 名Graphium sarpedon
科 名あげはちょう科 
時 期年3〜4回、4月〜10月
分 布本州〜沖縄
大きさ(前翅長)32-45mm
(開張)65-90mm
生育地公園、山地の照葉樹林、海岸付近など
<特徴>
 春から秋まで、公園、山地の照葉樹林、海岸付近などで見られるアゲハチョウの仲間です。翅の裏側も表側も黒褐色地に青緑色の帯が目立ちます。飛翔力が強く、元気に空高く飛んでいくのを見かけます。幼虫は、クスノキ科植物(クスノキ、ヤブニッケイ、タブノキなど)を食べます。

<名前の由来>
 花にとまって、密をすう時、羽を揚(あ)げてとまるアゲハチョウの仲間で、羽に青緑色の筋(アオスジ)が目立つので、名付けられました。

<備考>
 春型と夏型があり、夏型の方が大きいのです。

アオスジアゲハの夏型(あげはちょう科) 2006年10月15日午後に撮影

 2006年10月15日午後に撮影しましたが、吸蜜していたので、望遠でとらえました。


キタキチョウ(しろちょう科) 

キタキチョウ(北黄蝶)
学 名Eurema mandarina
科 名しろちょう科 
時 期年4〜5回、5月〜10月
分 布本州〜沖縄
大きさ(前翅長)18-27mm
(開張)35-45mm
生育地林縁、河原など
<特徴>
 春から秋まで、低山地から平地の林縁や河原などで普通に見られる黄色っぽいチョウです。翅の裏側は、黄色地に小さな点のような模様が見られます。翅の表側は、黄色で黒い縁が見られますが、前翅の方が黒い部分が多く見られます。幼虫は、マメ科植物(メドハギ、ネムノキなど)を食べます。

<名前の由来>
 黄色いチョウという意味で命名されましたが、その後沖縄県産の キチョウ と区別するために、その北(キタ)に生息しているのでこの名前になりました。

<備考>
 夏型と秋型があり、成虫で越冬します。

キタキチョウの秋型(しろちょう科) 2006年10月15日午後に撮影

 2006年10月15日午後に撮影しましたが、飛翔シーンはあまりうまくシャッターが切れませんでした。

キタキチョウの夏型(しろちょう科) 2015年6月6日午後に撮影

 2015年6月6日午後に撮影しましたが、花で吸蜜していました。


モンキチョウ(しろちょう科)

モンキチョウ(紋黄蝶)
学 名Eurema hecabe
科 名しろちょう科 
時 期年4〜5回、3月〜11月
分 布日本全土
大きさ(前翅長)22-33mm
(開張)40-50mm
生育地公園、畑地、河原など
<特徴>
 早春から晩秋まで、畑地、草原、河原、公園などで、一般的に見られる黄色っぽいチョウですが、メスには白っぽいのがいて、一見 モンシロチョウ と見間違えることもあります。各種の花で蜜を吸っていますが、動きが活発で、なかなか撮れない時があります。幼虫は アカツメクサシロツメクサ 、クサフジなどを食べます。

<名前の由来>
 羽に紋のある黄色いチョウという意味で命名されています。

<備考>
 春型と夏型があり、夏型の方がやや大きいのです。

モンキチョウの春型(しろちょう科) 2006年4月9日午前に撮影

 2006年4月9日午前に撮影しましたが、ナノハナで吸蜜していました。

モンキチョウ♂(しろちょう科) 2015年6月6日午後に撮影

 2015年6月6日午後に撮影しましたが、花で吸蜜していました。


ツマキチョウ(しろちょう科)

ツマキチョウ(褄黄蝶)
学 名Anthocharis scolymus
科 名しろちょう科 
時 期年1回、3月〜5月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)20-30mm
(開張)40-50mm
生育地平地から山地の河川沿い、林縁など
<特徴>
 早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」蝶の一つで、北海道〜九州の平地から山地の河川沿い、林縁等の開けたところで見られます。翅の裏側は、木の葉っぱのような迷彩色をしていて、目立たなくなっています。翅の表側は、白色で前翅に黒点があり、オスでは端が黄色になっていて、メスとの識別が容易です。飛び方は、他のシロチョウと比べて直線的で、翅を半開きにして花にとまります。幼虫は、アブラナ科植物(ハタザオ、タネツケバナ、イヌガラシ、ナズナ、ダイコンなど)の花や果実を食べます。

<名前の由来>
 白色で前翅の端を意味する褄(ツマ)が黄(キ)色になっているチョウということで名付けられています。

<備考>
 季節型はありません。

ツマキチョウ(しろちょう科) 2008年4月20日午後に撮影

 2008年4月20日午後に撮影しましたが、じっとして動かなかったので接写出来ました。

ツマキチョウ♂(シロチョウ科) 2016年4月16日午後に撮影

 2016年4月16日午後に撮影しましたが、ムラサキケマンの花で吸蜜していました。


モンシロチョウ(しろちょう科) 

モンシロチョウ(紋白蝶)
学 名Pieris rapae
科 名しろちょう科 
時 期年6〜7回、3月〜11月
分 布日本全土
大きさ(前翅長)20-30mm
(開張)44-46mm
生育地キャベツ畑など
<特徴>
 春から秋まで、日本中で普通に見られるチョウで、最もなじみの深いものの一つです。野原や畑などを白っぽいチョウがフワフワと飛んでいて、いろいろな花にとまって蜜を吸ったりしています。幼虫は、キャベツや大根の葉を食するので、害虫にされています。 モンキチョウ のメスやスジグロシロチョウと見間違えることがあります。

<名前の由来>
 羽に紋のある白いチョウという意味で命名されています。

<備考>
 春型と夏型があり、春型は小型で黒っぽい感じがします。

モンシロチョウの春型(しろちょう科) 2006年4月15日午前に撮影

 2006年4月15日午前に撮影しましたが、いつも見られる蝶です。

モンシロチョウの春型(しろちょう科) 2013年5月19日午後に撮影

 2013年5月19日午後に撮影しましたが、花で吸蜜していました。

モンシロチョウの夏型(しろちょう科) 2015年6月6日午後に撮影

 2015年6月6日午後に撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していました。


スジグロシロチョウ(しろちょう科) 

スジグロシロチョウ
(筋黒白蝶)
学 名Pieris melete
科 名しろちょう科 
時 期年4〜5回、3月〜10月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)24-35mm
(開張)50-60mm
生育地低地の林周辺、耕作地、市街地など
<特徴>
 初春から秋まで、低地の林周辺、耕作地、市街地など、一般的に見られる白色っぽいチョウですが、一見 モンシロチョウエゾスジグロシロチョウ と見間違えることもあります。翅の裏側は、白色で黒斑と黒い筋があります。翅の表側は、白色地に黒斑と黒い筋があります。幼虫は、アブラナ科植物(イヌガラシ、ハタザオなど)を食べます。

<名前の由来>
 シロチョウの仲間で、羽に黒い筋があるチョウという意味で命名されています。

<備考>
 春型と夏型があり、夏型の方がやや大きいのです。

スジグロシロチョウの春型♀(しろちょう科) 2006年3月25日午前に撮影

 2006年3月25日午前、北本自然観察公園(埼玉県北本市)で撮影しましたが、たくさん飛び交っていました。

スジグロシロチョウの春型♂(しろちょう科) 2006年4月9日午前に撮影

 2006年4月9日午前に撮影しましたが、菜の花で吸蜜していました。

スジグロシロチョウの夏型♀(しろちょう科) 2007年6月17日午後に撮影

 2007年6月17日午後に撮影しましたが、ここでは四季折々に見られる蝶です。

スジグロシロチョウの夏型♂(しろちょう科) 2015年6月6日午後に撮影

 2015年6月6日午後に撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していました。


ゴイシシジミ(しじみちょう科)

ゴイシシジミ (碁石小灰)
学 名Taraka hamada
科 名しじみちょう科 
時 期年2〜5回、5月〜10月
分 布北海道西部〜九州
大きさ(前翅長)10-17mm
(開張)約20mm
生育地雑木林から亜高山帯

<特徴>
 春から秋まで、北海道西部〜九州の雑木林から亜高山帯で見られるシジミチョウの一種です。翅の裏側は白地に黒斑が目立ちます。表側は茶褐色地に黒斑が見られます。竹藪周辺をチラチラと飛んでいて、なかなかとまりませんが、葉の裏側にとまってアブラムシの分泌液を吸っている時にはシャッターチャンスがあります。幼虫は純肉食で、ササやタケ類に寄生するササコナフキツノアブラムシ、タケノアブラムシを食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、羽の裏の黒斑が碁石(ゴイシ)を置いたように見えることから名付けられました。

<備考>
 季節差はあまりありませんが、メスは大きく、翅が丸味を帯びています。

ゴイシシジミ (しじみちょう科) 2007年7月8日午後に撮影

 2007年7月8日午後、「北本自然観察公園」(埼玉県北本市)で撮影しましたが、数頭が葉の裏側に群れていました。

ゴイシシジミ (しじみちょう科) 2013年6月29日午後に撮影

 2013年6月29日午後に撮影しましたが、1頭だけで飛んでいました。


トラフシジミ(シジミチョウ科)

トラフシジミ (虎斑小灰)
学 名Rapala arata
科 名シジミチョウ科
時 期年2回、4月〜8月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)18-21mm
(開張)32-40mm
生育地平地から高原
<特徴>
 ふつう年2回成虫が出現し、春〜夏に平地から高原で見られるシジミチョウの一種です。翅の裏側は褐色で、白帯が縞模様のように見えます。表側は、藍色ですが、オスは後翅基部に三角形の性標が現れます。飛ぶときは素早いのですが、すぐ葉の上にとまるのでシャッターチャンスがあります。幼虫はマメ科やツツジ科、ユキノシタ科などの植物の花や実を食します。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、褐色と白帯の縞模様を虎斑(トラフ)に見立てて、命名されました。

<備考>
 春型は夏型に比べ、白帯がはっきりしてコントラストが強くなります。
トラフシジミの夏型(シジミチョウ科) 2013年6月29日午後に撮影

 2013年6月29日午後に撮影しましたが、花で吸蜜していました。


ウラギンシジミ(しじみちょう科)

ウラギンシジミ (裏銀小灰)
学 名Curetis acuta
科 名しじみちょう科 
時 期年2〜5回、6月〜10月
分 布本州(関東以西)〜沖縄
大きさ(前翅長)19-27mm
(開張)37-40mm
生育地林縁、市街地など

<特徴>
 初夏から秋まで、林縁や市街地などで見かけるモンシロチョウより少し小さいくらいのシジミチョウです。翅の裏側は銀白色をしていますが、表側はオスが茶褐色地にオレンジ色の紋、メスは茶色地に青灰色の紋を持っています。幼虫は、マメ科植物(フジ、クズ、クララなど)の花やつぼみを食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、羽の裏が白っぽく銀色に見えることから名付けられました。

<備考>
 シジミチョウの仲間では大型です。

ウラギンシジミ♂ (しじみちょう科) 2007年7月8日午後に撮影

 2007年7月8日午後に撮影しましたが、しばらく地表にとどまってくれたので接写できました。

ウラギンシジミ♀ (しじみちょう科) 2014年7月25日午後に撮影

 2013年6月29日午後に撮影しましたが、1頭だけ葉上にとまったのを接写しました。


ムラサキシジミ(しじみちょう科)

ムラサキシジミ(紫小灰)
学 名Narathura japonica
科 名しじみちょう科
時 期年2〜4回、6月〜10月
分 布本州(関東以西)〜沖縄
大きさ(前翅長)14-22mm
(開張)30-40mm  
生育地常緑林など
<特徴>
 初夏から秋まで、常緑林周辺などで見られる、シジミチョウの一種ですが、成虫で越冬するので、冬から春に見られることもあります。翅の表側は紫藍色部分を囲むように外縁黒帯がありますが、メスの方が広くなります。裏側は、目立たない黒褐色で、黒っぽい斑と帯が見られます。林の中をすばやく飛翔しますが、たまに低木で羽を休めてくれるので撮影できる場合があります。幼虫は、ブナ科植物(アラカシ、アカガシ、イチイガシなど)を食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が紫(ムラサキ)色に輝いて見えることから名付けられました。

<備考>
 成虫で越冬します。

ムラサキシジミ(しじみちょう科) 2006年10月15日午後に撮影

 2006年10月15日午後に撮影しましたが、表側は撮影できませんでした。


ベニシジミ(しじみちょう科)

ベニシジミ(紅小灰)
学 名Lycaena phlaeas
科 名しじみちょう科 
時 期年数回、3月〜11月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)13-19mm
(開張)27-35mm
生育地草地、荒地、畑地、湿地など
<特徴>
 早春から晩秋まで、草地や人家周辺で普通に見られ、小型ですが、オレンジ色が目立つためにしばしば目を引きます。特に、春型が鮮やかで、近づいて観察するととても愛らしいのです。地面近くを忙しそうに飛び、各種の花にとまって蜜を吸ったりしていますが、あまり動かない時もあって、よくカメラに収まってくれます。幼虫は、スイバ、ギシギシ、ノダイオウなどを食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、紅色をしているので名付けられました。

<備考>
 春型と夏型があり、春型の方が色が鮮やかです。

ベニシジミの春型(しじみちょう科) 2006年4月9日午前に撮影

 2006年4月9日午後に撮影しましたが、比較的よく見られる蝶です。

ベニシジミの春型 (しじみちょう科) 2015年6月6日午後に撮影

 2015年6月6日午後に撮影しましたが、ヒメジョオンの花で吸蜜していました。

ベニシジミの春型 (シジミチョウ科) 2016年4月16日午後に撮影

 2016年4月16日午後に撮影しましたが、菜の花で吸蜜していました。


ヤマトシジミ (しじみちょう科) 

ヤマトシジミ (大和小灰)
学 名Pseudozizeeria maha
科 名しじみちょう科 
時 期年数回、3月〜11月
分 布本州〜沖縄
大きさ(前翅長)9-16mm
(開張)20-28mm
生育地道端、野原、庭など

<特徴>
 早春から晩秋まで、草地や人家周辺で普通に見られる、小型のシジミチョウです。翅の裏側には、灰色地に黒い斑紋列が見られます。表側は少し光沢のある空色ですが、メスは黒っぽいものが見られます。地表近くを忙しげに飛んで、 シロツメクサ などで吸蜜していますが、動きが速いのでなかなかシャッターを切らせてくれません。幼虫は カタバミ を食します。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、日本(ヤマト)に広く分布していることから名付けられました。

<備考>
  カタバミ のあるところに出没します。

ヤマトシジミ♀ (しじみちょう科) 2006年4月30日午後に撮影

 2006年4月30日午後に撮影しましたが、いつも見られる蝶です。

ヤマトシジミ (しじみちょう科) 2007年7月8日午後に撮影

 2007年7月8日午後に撮影しましたが、葉の上に止まっていました。

ヤマトシジミ (しじみちょう科) 2015年6月6日午後に撮影

 2015年6月6日午後に撮影しましたが、枝の上に止まってじっとしていたので、接写しました。


ルリシジミ(しじみちょう科)

ルリシジミ(瑠璃小灰)
学 名Celastrina argiolus
科 名しじみちょう科 
時 期年4〜5回、3月〜11月
分 布日本各地
大きさ(前翅長)12-19mm
(開張)27-33mm
生育地草地、雑木林周辺、人家周辺など
<特徴>
 春から秋まで、雑木林や人家の周辺を忙しげに飛んでいる、白っぽいシジミチョウです。翅の裏側は、灰色地に小さい黒斑が並んでいます。表側は青色ですが、メスでは薄く縁の黒っぽい部分が広くなります。幼虫は、マメ科、ミズキ科、バラ科など、各種の植物の花やつぼみを食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の表側が瑠璃(ルリ)色をしているので名付けられました。

<備考>
 季節差はほとんどありません。

ルリシジミ (しじみちょう科) 2006年4月9日午前に撮影

 2006年4月9日午前に撮影しましたが、菜の花で吸蜜していました。

ルリシジミ (しじみちょう科) 2015年6月6日午後に撮影

 2015年6月6日午後に撮影しましたが、葉の上に止まってじっとしていたので、接写しました。


ツバメシジミ (しじみちょう科)

ツバメシジミ (燕小灰)
学 名Everes argiades
科 名しじみちょう科
時 期年4回、4月〜10月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)9-19mm
(開張)25mm前後
生育地草地、河川堤防など
<特徴>
 春から秋まで、草地や河原で普通に見られる小型のシジミチョウです。後翅の裏側には、オレンジ色の紋があり、表側はオスは、青紫色ですが、メスは黒っぽくなります。また、後翅に糸のような短い尾(尾状突起)があるのが特徴です。地表近くを軽々と飛んでいて、時々各種の花や地表にとまります。幼虫は、マメ科植物( シロツメクサゲンゲ 、ナンテンハギ、ヤマハギ、コマツナギなど)を食します。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、後羽にツバメの尾のような細長い突起があることから名付けられました。

<備考>
 日当たりの良い場所を好みます。

ツバメシジミの春型♂(しじみちょう科) 2006年4月30日午後に撮影

 2006年4月30日午後に撮影しましたが、葉の上で休んでいるところを接写しました。

ツバメシジミの春型♂(シジミチョウ科) 2016年4月16日午後に撮影

 2016年4月16日午後に撮影しましたが、吸蜜しているところを接写しました。


オオウラギンスジヒョウモン(たてはちょう科)

オオウラギンスジヒョウモン
(大裏銀筋彪紋)
学 名Argyronome ruslana
科 名たてはちょう科
時 期年1回、6月〜7月、9月〜10月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)34-43mm
(開張)70mm前後
生育地山地の樹林周辺、草地など
<特徴>
 年1回の発生で、6月〜7月頃あらわれますが、低山地では真夏には一時夏眠し、9月頃再び活動するタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に前翅には黒斑、後翅には、中央に白色斑列があり、銀色の筋のようにも見えます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られますが、オスには前翅の表側に性標が3本あります。幼虫は、スミレ科植物(タチツボスミレなど)を食べます。

<名前の由来>
 大(オオ)型の彪紋(ヒョウモン)蝶で、羽の裏側に銀(ギン)色の筋(スジ)があるのでこの名前が付きました。

<備考>
 オスよりメスの方がやや大きいのです。

オオウラギンスジヒョウモン(たてはちょう科) 2006年10月15日午後に撮影

 2006年10月15日午後に撮影しましたが、ここでは珍しい蝶です。


ツマグロヒョウモン(たてはちょう科)

ツマグロヒョウモン(褄黒彪紋)
学 名Argyreus hyperbius
科 名たてはちょう科
時 期多化性、4月〜11月
分 布本州(近畿以西)〜沖縄
大きさ(前翅長)27-38mm
(開張)70-80mm
生育地河原、畑地、草原、市街地など
<特徴>
 多化性で、春から晩秋に、本州(近畿以西)から沖縄の河原、畑地、草原、市街地などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に斑模様がありますが、前翅には赤色部分が表れます。翅の表側は、褐色の地に黒斑(彪紋)が見られますが、メスの前翅の先は黒紫になり、白い帯があります。幼虫は、スミレ科植物(スミレ、タチツボスミレなど)を食べます。

<名前の由来>
 メスの前翅の端を意味する褄(ツマ)が黒(クロ)色になっている、彪紋(ヒョウモン)蝶という意味で名付けられました。

<備考>
 季節型はありませんが、オスとメスでかなり模様が異なります。

ツマグロヒョウモン♂(たてはちょう科) 2006年4月15日午前に撮影

 2006年4月15日午前に撮影しましたが、最近時々見られるようになった蝶です。

ツマグロヒョウモン♀(たてはちょう科) 2012年10月22日午後に撮影

 2012年10月22日午後に撮影しましたが、一瞬翅を開いてくれました。


イチモンジチョウ(たてはちょう科)

イチモンジチョウ(一文字蝶)
学 名Limenitis camilla
科 名たてはちょう科
時 期年2〜3回、5月〜10月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)24-36mm
(開張)45-55mm
生育地雑木林周辺、都市郊外など
<特徴>
 年2〜3回発生し、雑木林周辺、都市郊外などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黄褐色の地に、白帯と黒の斑模様が見られます。翅の表側は、黒褐色の地に白い帯が目立ち、羽を開いているときには、1本の帯のように見えます。あまり羽をはばたかずに滑空するように飛び、時々木々にとまります。幼虫は、スイカズラ科植物(スイカズラ、ヒョウタンボク、ハコネウツギなど)を食べます。

<名前の由来>
 羽を開くと、前翅と後翅の模様が繋ながって、白い帯が、一(イチ)の文字(モンジ)のように見えるので名付けられました。

<備考>
 季節型はありません。
イチモンジチョウ(たてはちょう科) 2014年7月25日午後に撮影

 2014年7月25日午後に撮影しましたが、樹上にとまっていたので、望遠でおさめました。


コミスジ(たてはちょう科)

コミスジ(小三筋)
学 名Neptis sappho
科 名たてはちょう科
時 期年2〜3回、4月〜10月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)22-30mm
(開張)45-54mm
生育地都市郊外、山地、林縁
<特徴>
 春から秋まで、林縁や都市郊外などでも普通に見られる小さめのタテハチョウです。翅の裏側は茶色地に白線が入り、表側は濃茶色地に三本の白い帯が目立ちます。羽をパタパタさせながら、スーッと飛ぶ独特な飛翔を見せますが、ちょっと鈍感なのか、近づいても動かないことがあるので、結構カメラに収まってくれます。幼虫はマメ科植物(クズ、フジ、ヤマハギなど)を食べます。

<名前の由来>
 羽を開いた時の模様が、白い3本の横筋線が目立つので「ミスジ」と命名されたのですが、その中では小型なので頭に「コ」がつきました。

<備考>
 オスとメスが似ています。

コミスジ(たてはちょう科) 2007年7月8日午後に撮影

 2007年7月8日午後に撮影しましたが、比較的よく見られる蝶です。

コミスジ(たてはちょう科) 2015年6月6日午後に撮影

 2015年6月6日午後午後に撮影しましたが、地表に止まっていたのを接写しました。


キタテハ(たてはちょう科)

キタテハ(黄立翅)
学 名Polygonia c-aureum
科 名たてはちょう科
時 期年2〜5回、5月〜11月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)22-34mm
(開張)50-62mm
生育地草地、河川堤防など
<特徴>
 春から秋にかけて、草地、河川堤防などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしています。表側は、黄色地に黒い紋がありますが、夏型は地色が黄色っぽく、秋型は地色がオレンジっぽくなります。活発に飛び回っていますが、たまに、地上に静止することがあるので、カメラにも収まってくれます。幼虫は、クワ科のカナムグラを食べます。

<名前の由来>
 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも黄色っぽいので名付けられました。

<備考>
 夏型と秋型があり、秋型は成虫で越冬し、春になると飛び出します。

キタテハの秋型(たてはちょう科) 2006年4月9日午前に撮影

 2006年4月9日午前に撮影しましたが、越冬した秋型です。

キタテハの夏型(たてはちょう科) 2007年8月19日午後に撮影

 2007年8月19日午後に撮影しましたが、比較的よく見られる蝶です。

キタテハの夏型(たてはちょう科) 2015年6月6日午後に撮影

 2015年6月6日午後に撮影しました。


ルリタテハ(たてはちょう科)

ルリタテハ(瑠璃立翅)
学 名Kaniska canace
科 名たてはちょう科
時 期年2〜3回、6月〜11月
分 布日本全土
大きさ(前翅長)25-44mm
(開張)55-65mm
生育地市街地、山地など
<特徴>
 初夏から秋まで、市街地から山地まで見ることができるタテハチョウの一種です。翅の裏側は木肌模様で、目立ちませんが、表側は黒地に瑠璃(ルリ)色の帯があり、前翅には白い模様も見られます。とても敏捷に飛びまわり、樹上や路上では羽を開いて休みますが、樹液を吸う時などは、羽を閉じるので目立たなくなります。幼虫はユリ科植物(サルトリイバラ、ホトトギスなど)を食べます。

<名前の由来>
 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、翅の表側に瑠璃(ルリ)色の帯があるので、名付けられました。

<備考>
 成虫で越冬します。また、メスがオスよりやや大きいのです。本土亜種と南西諸島亜種があります。

ルリタテハ(たてはちょう科) 2006年4月9日午前に撮影

 2006年4月9日午前に撮影しましたが、本土亜種です。


アカタテハ(たてはちょう科)

アカタテハ(赤立翅)
学 名Vanessa indica
科 名たてはちょう科
時 期年2〜4回、5月〜11月
分 布日本全土
大きさ(前翅長)30-35mm
(開張)60mm前後
生育地山地から平地の田畑、市街地など
<特徴>
 春から晩秋にかけて、日本各地の山地から平地の田畑や市街地などで普通に見られるタテハチョウの仲間です。翅の裏側は目立たない地味な色をしていますが、表側は、赤褐色地に黒い斑紋があり、前翅には白斑紋も見られます。活発に飛び回っていて、なかなかシャッターを切らせてくれません。幼虫は、イラクサ科植物(カラムシ、ヤブマオなど)、ニレ科植物(ケヤキ、ハルニレなど)を食べます。

<名前の由来>
 翅を立ててとまる蝶という意味で命名されたタテハチョウの一種で、その中でも赤(アカ)色っぽいので、この名前が付きました。

<備考>
 季節型はなく、成虫で越冬します。オスとメスはよく似ていて、識別が難しいのです。

アカタテハ(たてはちょう科) 2007年10月21日昼に撮影

 2006年7月26日昼、湿地帯で撮影しましたが、1頭だけが飛んでいました。


ゴマダラチョウ(たてはちょう科)

ゴマダラチョウ(胡麻斑蝶)
学 名Hestina japonica
科 名たてはちょう科
時 期年2〜3回、5月〜8月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)35-50mm
(開張)60-85mm
生育地低地の雑木林など
<特徴>
 年2〜3回発生し、春から夏にかけて北海道〜九州の低地の雑木林などで見られるタテハチョウの一種です。翅の裏側は、黒褐色地に、白斑が目立ち、翅の表側も同様ですが、口吸が鮮やかな黄色なのが特徴です。軽快に滑空するように飛んでいますが、時々羽を休めるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキなど)を食べます。

<名前の由来>
 胡麻(ゴマ)のように見える斑(マダラ)模様のある蝶という意味で命名されました。

<備考>
 メスはやや大きく、翅が丸味をおび、色が少し淡くなります。

ゴマダラチョウ(たてはちょう科) 2014年7月25日午後に撮影

 2014年7月25日午後、木の幹にとまっているのを接写しました。


アカボシゴマダラ(たてはちょう科)

アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑)
学 名Hestina assimilis assimilis
科 名たてはちょう科
時 期年2〜3回、5月〜9月
分 布関東、山梨、静岡
大きさ(前翅長)40-53mm
(開張)75-95mm
生育地平地〜低山地の樹林
<特徴>
 年2〜3回発生し、春から秋にかけて関東、山梨県、静岡県の平地〜低山地の樹林で見られるタテハチョウの一種ですが、日本に本来から奄美諸島に生息していたものとは違い、1990年代初めごろに中国大陸から持ち込まれたと思われるもの。翅の表裏ともに、黒色地に、白斑が目立ち、口吸が鮮やかな黄色なのが特徴です。春型は白化しますが、夏型には後翅亜外縁に沿って赤斑がみられます。緩やかに飛翔していますが、時々葉上で羽を休めるので、シャッターチャンスがあります。幼虫は、ニレ科植物(エノキなど)を食べます。

<名前の由来>
 胡麻(ゴマ)のように見える斑(マダラ)模様があり、夏型には後翅亜外縁に沿って赤斑(アカボシ)のある蝶という意味で命名されました。

<備考>
 メスは翅型が幅広くなります。

アカボシゴマダラの春型(たてはちょう科) 2013年5月19日午後に撮影

 2013年5月19日午後、撮影しましたが、1頭だけ飛んでいました。

キタテハの春型と夏型(たてはちょう科) 2015年6月6日午後に撮影

 2015年6月6日午後に撮影しましたが、春型と夏型がいっしょにいました。


ヒメウラナミジャノメ(じゃのめちょう科)

ヒメウラナミジャノメ
(姫裏波蛇目)
学 名Ypthima argus
科 名じゃのめちょう科
時 期年3〜5回、3月〜9月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)18-24mm
(開張)33-40mm
生育地草地、林縁など
<特徴>
 早春から秋まで、草地や林縁などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に、さざ波のような模様が出ていて、蛇の目模様が前翅に1個、後翅に5個以上見られます。表側は茶色の地色に大きな蛇の目模様が前翅左右に1個ずつ、後翅左右に2個ずつが目立ちます。草の上を低空で、リズミカルに飛んで、各種の花で吸蜜します。幼虫はカヤツリグサ科・イネ科植物(チジミザサ、ススキなど)を食べます。

<名前の由来>
 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいのでヒメ(姫)、翅の裏側がさざ波のような模様になっているので(裏波)が付きました。

<備考>
 

ヒメウラナミジャノメ(じゃのめちょう科) 2007年7月8日午後に撮影

 2007年7月8日午後に撮影しましたが、翅を開いてくれたので、表側が撮影できました。


ヒカゲチョウ(じゃのめちょう科)

ヒカゲチョウ(日陰蝶)
学 名Lethe sicelis
科 名じゃのめちょう科
時 期年2回、5月〜9月
分 布本州〜九州
大きさ(前翅長)25-34mm
(開張)50-60mm
生育地平地から低山地の樹林など
<特徴>
 春から初秋まで、平地から低山地の樹林などで見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は灰褐色の地色に白線と大小の蛇の目模様が見られます。表側は灰褐色の地色に、後翅に小さな蛇の目模様があります。幼虫は、イネ科植物(マダケ、アズマザサなど)を食べます。

<名前の由来>
 陽光を避けて、曇天や夕刻などに日陰(ヒカゲ)をよく飛びまわる蝶なので命名されました。

<備考>
 ナミヒカゲと呼ばれる場合があります。

ヒカゲチョウ(じゃのめちょう科) 2007年6月17日午後に撮影

 2007年6月17日午後に撮影しましたが、木の幹にとまって樹液を吸っていました。

ヒカゲチョウ(じゃのめちょう科) 2015年6月6日午後に撮影

 2015年6月6日午後に撮影しましたが、葉の上に止まっていました。


サトキマダラヒカゲ(じゃのめちょう科)

サトキマダラヒカゲ(里黄斑日陰)
学 名Neope goschkevitschii
科 名じゃのめちょう科
時 期年1〜2回、5月〜8月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)26-39mm
(開張)60-65mm
生育地平地から低山地の雑木林の周辺など

<特徴>
 春から夏まで、平地から低山地の雑木林の周辺などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は白と黄と黒の入り交じった文様で、蛇の目模様が並んでいます。表側は、茶褐色の地色に橙黄色の斑と線が見られます。樹木や地面に時々とまりますが、羽を閉じているので、飛翔時以外に表側を撮影するのは難しいのです。幼虫は、イネ科植物(チシマザサ、シナノザサ、ススキなど)を食べます。

<名前の由来>
 陽光を避けて曇天や夕刻によく飛びまわるヒカゲチョウの中で、里(サト)で多く見られ、黄色の斑(キマダラ)模様があるので命名されました。

<備考>
  ヤマキマダラヒカゲ とよく似ていて、識別はなかなか難しいのです。

サトキマダラヒカゲ(じゃのめちょう科) 2007年8月19日午後に撮影

 2007年8月19日午後に撮影しましたが、木の幹に止まっていました。


ヒメジャノメ(じゃのめちょう科)

ヒメジャノメ(姫蛇目)
学 名Mycalesis gotama
科 名じゃのめちょう科
時 期年3回、5月〜10月
分 布北海道(南部)〜九州
大きさ(前翅長)18-31mm
(開張)33-40mm
生育地人家周辺、樹林周辺
<特徴>
 春から秋まで、人家や樹林周辺などで普通に見られるジャノメチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白線と大小の蛇の目模様が並んでいます。表側は茶色の地色に大小の蛇の目模様が前翅左右にそれぞれ1個ずつ目立ちますが、後翅左右の蛇の目模様は小さくてはっきりしない場合があります。林の近くを軽々とリズミカルに飛んでいますが、たまに葉や地表にとまるのでシャッターを切れるときがあります。幼虫はカヤツリグサ科・イネ科植物(チジミザサ、ススキ、アシボソ、メダケなど)を食べます。

<名前の由来>
 翅にヘビの目玉に似た丸い紋(蛇の目)があることで命名されたジャノメチョウの仲間で、小さく愛らしいのでヒメ(姫)が付きました。

<備考>
 夏型は前翅の蛇の目模様が大きいです。

ヒメジャノメ(じゃのめちょう科) 2006年10月15日午後に撮影

 2006年10月15日午後に撮影ましたが、小休止したところを撮りました。

ヒメジャノメ(じゃのめちょう科) 2014年7月25日午後に撮影

 2014年7月25日午後に撮影しましたが、葉上にとまったところを接写しました。


アサギマダラ(まだらちょう科)

アサギマダラ(浅葱斑)
学 名Parantica sita
科 名まだらちょう科 
時 期年2〜3回、4月〜10月
分 布本州(関東以西)〜沖縄
大きさ(前翅長)43-65mm
(開張)100mm前後
生育地市街地から高山帯まで
<特徴>
 春から秋まで、市街地から高山帯までいろいろなところで見られるマダラチョウの仲間です。翅の裏側と表側は黒褐色の地に浅葱(アサギ)色の斑模様が見られますが、後翅の外縁は赤褐色になります。ほとんどはばたかず、ふわふわと舞っていますが、移動性が強く、長距離の渡りをすることが知られています。幼虫は、ガガイモ科植物(キジョラン、イケマなど)を食べます。

<名前の由来>
 葱(ねぎ)の若芽に因んだ青み勝ちの浅い緑青色(アサギ)をした斑(マダラ)模様のある蝶という意味で命名されました。

<備考>
 季節型はありません。

アサギマダラ♂(まだらちょう科) 2007年6月17日午後に撮影

 2007年6月17日午後に撮影しましたが、ここでは珍しい蝶です。


テングチョウ(てんぐちょう科)

テングチョウ
(天狗蝶)
学 名Libythea celtis
科 名てんぐちょう科
時 期通常年1回、5月〜11月
分 布日本各地
大きさ(前翅長)19-29mm
(開張)40〜50mm  
生育地広葉樹林の周辺など
<特徴>
 春から秋まで、広葉樹林の周辺などで見られますが、成虫で越冬するので、暖かい冬の日に出てくる場合があります。系統的に古い蝶といわれており、日本で生息しているのは、1属1種のみです。翅の裏側は枯葉模様で、木の枝にとまっているとわからなくなります。表側は、茶褐色の地色に大きなオレンジ斑が見られます。また、頭部に鼻のように見える下唇ひげ(パルピ)があるのが特徴となっています。幼虫は、ニレ科植物(エノキ、エゾエノキ、クワノハエノキ)を食べます。

<名前の由来>
 頭部が天狗の鼻のように見えることからテングチョウと名付けられました。

<備考>
 成虫で越冬します。本土亜種と南西諸島亜種があります。

テングチョウ(てんぐちょう科) 2006年4月15日午前に撮影

 2006年4月15日午前に撮影しました。軽快に飛びまわっていましたが、羽を休めているところを撮影しました。


ダイミョウセセリ(せせりちょう科)

ダイミョウセセリ
(大名せせり)
学 名Daimio tethys
科 名せせりちょう科
時 期年2〜3回、5月〜9月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)15-21mm
(開張)32-36mm  
生育地山地から平地にある雑木林の林縁
<特徴>
 春から初秋まで、北海道〜九州の山地から平地にある雑木林の林縁で見られるセセリチョウの仲間ですが、関東地方では年3回の発生となります。翅の表側は黒っぽく、前翅に大きな白斑が目立ち、後翅に白帯がはっきり現れるのが「関西型」、不明瞭なのが「関東型」とされています。翅の裏側もほぼ同様ですが、常に羽を開いてとまるので、裏側を撮影するのはなかなか難しいのです。また、結構敏捷に飛んでいます。幼虫は、ヤマイモ科植物(ヤマノイモ、トコロ、ツクネイモニガガショウ、ヒメドコロなど)を食べます。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、江戸時代の大名(ダイミョウ)家の羽織袴の紋所を連想させることから名付けられたとか...。

<備考>
 季節型はありません。

ダイミョウセセリ(せせりちょう科) 2007年5月20日午後に撮影

 2007年5月20日午後に撮影しましたが、後翅の白帯が不明瞭な「関東型」です。

ダイミョウセセリ(せせりちょう科) 2013年5月19日午後に撮影

 2013年5月19日午後に撮影しましたが、花で吸蜜していました。


ギンイチモンジセセリ(せせりちょう科)

ギンイチモンジセセリ
(銀一文字せせり)
学 名Leptalina unicolor
科 名せせりちょう科
時 期年2〜3回、4月〜8月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)13-21mm
(開張)26-32mm  
生育地草原、草地
<特徴>
 春から夏まで、平地から山地の草原や草地で見られるセセリチョウの仲間ですが、山地や寒冷地では年1回の発生となります。翅の表側は黒っぽく、裏側は、前翅では黒褐色から黄褐色、後翅では、黄褐色に白銀色の帯があります。また、ゆるやかにひらひらと飛ぶのが特徴です。幼虫は、イネ科植物(ススキ、エノコログサ、チガヤ、ヨシなど)を食べます。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、後翅裏側の白銀帯が、輝いて銀の一文字のように見えることから名付けられました。

<備考>
 春型と夏型がありますが、春型は銀一文字がくっきり出ます。環境省レッドデータブック準絶滅危惧

ギンイチモンジセセリの春型(せせりちょう科) 2006年4月30日午後に撮影

 2006年4月30日午後、「北本自然観察公園」(埼玉県北本市)で撮影しましたが、菜の花の咲く草地を飛んでいました。

ギンイチモンジセセリの春型(セセリチョウ科) 2008年5月4日午後に撮影

 2008年5月4日午後に撮影しましたが、葉上に止まっていました。


コチャバネセセリ(せせりちょう科)

コチャバネセセリ
(小茶羽せせり)
学 名Thoressa varia
科 名せせりちょう科
時 期年2回、5月〜9月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)14-19mm
(開張)30-36mm  
生育地平地、山地など
<特徴>
 春から初秋まで、平地や山地などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は麦わら色で白斑があり、黒い脈が目立つのが特徴です。表側は、黒褐色の地色ですが、前翅には白斑が見られます。幼虫は、イネ科植物(メダケ、ミヤコザサなど)を食べます。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では小型で茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。

<備考>
 春型と夏型がありますが、夏型は羽を縁取る縁毛が白黒交互になります。

コチャバネセセリ(せせりちょう科) 2007年7月8日午後に撮影

 2007年7月8日午後に撮影しましたが、1頭だけ飛んでいました。

コチャバネセセリ(せせりちょう科) 2013年5月19日午後に撮影

 2007年7月8日午後に撮影しましたが、花で吸蜜していました。


イチモンジセセリ(せせりちょう科)

イチモンジセセリ
(一文字せせり)
学 名Parnara guttata
科 名せせりちょう科
時 期年2〜3回、6月〜11月
分 布本州〜沖縄
大きさ(前翅長)15-21mm
(開張)35mm前後
生育地市街地、山地
<特徴>
 初夏から秋まで、市街地や草原、山地などいたる所で普通に見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、特に後翅の白銀模様が一列になった、一文字模様を見せるのが特徴です。表側は裏側より濃い茶色の地色に白銀模様が見られます。一見ガの仲間と見間違えやすく、集団で移動することが知られています。幼虫は、イネ科、カヤツリグサ科の各種を食べますが、特にイネに有害で、駆除の対象とされています。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、後羽の白色の斑紋が一列(一文字)に並んでいるところから名付けられました。

<備考>
 幼虫は、別名:イネツトムシとも呼ばれています。

イチモンジセセリ(せせりちょう科) 2007年8月19日午後に撮影

 2007年8月19日午後に撮影しましたが、比較的よく見られる蝶です。


オオチャバネセセリ(せせりちょう科)

オオチャバネセセリ
(大茶羽せせり)
学 名Polytremis pellucida
科 名せせりちょう科
時 期年2回、6月〜10月
分 布本州〜九州
大きさ(前翅長)16-21mm
(開張)33-40mm  
生育地草原、樹林など
<特徴>
 初夏から秋まで、草原や樹林などで見られるセセリチョウの仲間です。翅の裏側は薄茶色の地色に白銀の斑点が見られますが、 イチモンジセセリ では、後翅の白銀模様が一列に並ぶのに対して、本種ではジグザクになります。表側は、茶褐色の地色に白斑が見られますが、前翅ではやや大きめです。幼虫は、イネ科植物(アズマネザサ、メダケ、ヤダケカンチク、ススキ、チガヤなど)を食べます。

<名前の由来>
 ひっかいてほじくるという意味の「セセリ」から命名されたセセリチョウの一種で、その中では大型で茶色っぽい羽に見えることから名付けられました。

<備考>埼玉県レッドリスト準絶滅危惧
 

オオチャバネセセリ(せせりちょう科) 2012年9月22日午後に撮影

 2012年9月22日午後に撮影しましたが、葉の上でじっとしていました。

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