このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<蝶の写真館> しじみちょう科

ムモンアカシジミ


ムモンアカシジミ
(無紋赤小灰)
学 名Shirozua jonasi 
科 名しじみちょう科
時 期年1回、7月〜9月
分 布北海道、本州
大きさ(前翅長)18-23mm
(開張)35-40mm
生育地平地〜山地の落葉広葉樹林
<特徴>
 年1回、夏から初秋に北海道では、平地から低山地、本州では、低山地から山地の落葉広葉樹林などで見られるシジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は橙色で、裏側は黄橙色の地に淡褐色の条線が見られます。オスは正午前後に活動しますが、メスは食草付近の下草や低木上に静止していることが多く、シャッターチャンスがあります。幼虫は、半肉食性で、植物質は、ブナ科植物(クヌギ、クリ、カシワ、ミズナラ、アベマキなど)、動物質は、クリオオアブラムシ、ニホンケブカアブラムシ、カイガラムシなどを食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、表側も裏側も赤(アカ)っぽく見え、表側が無紋(ムモン)であるところから名付けられました。

<備考>
 季節型はありません。アリ(クサアリ亜属)と共生関係にあります。

ムモンアカシジミ♀(しじみちょう科) 2012年8月17日午前、北海道留寿都村で撮影

 2012年8月17日午前、北海道留寿都村で撮影しましたが、樹上の葉の上で一瞬翅を広げたところを望遠でとらえました。

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