このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<蝶の写真館> しじみちょう科

ウラゴマダラシジミ


ウラゴマダラシジミ
(裏胡麻斑小灰)
学 名Artopoetes pryeri
科 名しじみちょう科
時 期年1回、5月〜6月
分 布北海道〜九州
大きさ(前翅長)17-25mm
(開張)40-45mm  
生育地平地から山地の山沿いの樹林周辺等
<特徴>
 年1回、晩春〜初夏に平地から山地の山沿いの樹林周辺などで見られる、シジミチョウの一種です。きらめく羽を持つゼフィルス(ラテン語で西風の意味)の仲間で、翅の表側は青白色分を囲むように外縁黒帯があります。裏側は白地に黒小点(胡麻斑)列が目立ちます。オスは表側の白斑がメスより広くなることで識別できます。林の中をぬうように緩やかに飛翔しますが、たまに低木で羽を休めてくれるので撮影できます。幼虫は、モクセイ科植物(イボタノキ、ミヤマイボタ、オオバイボタ、サイゴクイボタなど)を食べます。

<名前の由来>
 羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、翅の裏側に胡麻斑(ゴマダラ)が見られることから名付けられました。

<備考>
 各地で微妙な地理的な変異があります。

ウラゴマダラシジミ♀(しじみちょう科) 2006年6月4日午後、「蝶の里公園」(埼玉県嵐山町)で撮影

 2006年6月4日午後、「蝶の里公園」(埼玉県嵐山町)で撮影しましたが、低木に羽を休めしばらく動かなかったので、接写できました。

ウラゴマダラシジミ(しじみちょう科) 2015年5月27日午後、八丁湖公園(埼玉県吉見町)で撮影

 2015年5月27日午後、八丁湖公園(埼玉県吉見町)で撮影しましたが、葉上に止まったのを接写しました。

ウラゴマダラシジミ(しじみちょう科) 2015年6月16日午後、小諸城跡(長野県小諸市)で撮影

 2015年6月16日午後、小諸城跡(長野県小諸市)で撮影しましたが、地表に止まったのを望遠で捉えました。

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