このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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Jetstarで札幌に行ってみる〜〜そのⅠ
成田空港まで
■日暮里から青砥まで
Jetstar に搭乗するには成田空港まで行かねばならない。単純に素早く成田空港に行くならば、スカイライナーの利用が順当である。しかしながら、LCCはLow Cost Carrierの略ではないか。それゆえ敢えて、特別料金不要の列車を選択することにした。
日暮里・舎人ライナーに乗車し日暮里に出る。自宅から日暮里まで約30分だから、筆者は成田空港アクセスには恵まれている部類といえるだろう。日暮里駅は、スカイライナー専用ホームでなくとも混雑に満ち、外国へ向かう雰囲気が溢れている。
日暮里に到着したうすい行普通
京成電車のうすい行普通(日暮里 9時30分発)がやってきた。空車同然で到着したから、ホーム上の混雑が車内に移ってもなお、全ての席が埋まらなかった。ふと見れば「外国へ向かう雰囲気」はまだホームに残っている。おそらく後続の船橋経由の特急成田空港行を選択するのであろう。こちらは一足先に出発する(ただしすぐ追い抜かれることになるのだが)。
青砥に到着した船橋経由特急成田空港行(右)
空いている気だるい列車は各駅に停車しながら進む。青砥着は9時44分、一旦降車して乗り換える。遅れること 3分(日暮里発時点では 8分遅れ)、船橋経由特急成田空港行がやってきた。「外国へ向かう雰囲気」の利用者が何名か乗りこんでいく。
青砥に到着したアクセス特急成田空港行
さらに待つこと暫し。はるばる三崎口から直通してきた京急車、 9時58分発のアクセス特急成田空港行がやってきた。日暮里方面からは直前を先行する直通特急が出ているせいか、敢えて乗り換える「外国へ向かう雰囲気」は薄れていた。
■アクセス特急
アクセス特急車内はうすい行普通に輪をかけてまったりと気だるく、空席が目立った。平日午前中の晴天の許、韋駄天の快足ぶりがかえって虚しく感じられる。印旛日本医大を出た時点での車内は、ほとんど閑古鳥が鳴きそうな状況だった。
印旛日本医大出発直後のアクセス特急成田空港行車内
先日聴講したある発表では、北総線や京葉線沿線の一部地域では高齢化が急速に進んでいると指摘していた。千葉ニュータウンは、定住人口が開発目標を大幅に割りこんだのみならず、日本全土をあまねく覆う高齢化問題に直面することになるか、……などと連想がふくらむ。
アクセス特急成田空港行の運転台直後から撮影
左:北総線内では100km/h超で運転 右:スカイアクセス線内の前面展望
在来車を用いるアクセス特急ではあるが、北総線内では最高 110km/h、スカイアクセス線内では最高 120km/hで突っ走る。ところが、成田湯川ではスカイライナー19号が更なる韋駄天走りで追い抜いていく。日暮里出発時刻が35分も遅い列車だというのに、とんでもなくベラボーな速さである。
成田湯川にて
左:スカイライナー19号と一刹那並ぶ 右:160km/hの駿足後影!
旧成田新幹線区間に入り単線になると、アクセス特急の足はめっきりと鈍る。新根古屋信号所では、スカイライナー 8号・羽田空港行アクセス特急と二列車続けて待避し、時間をいたずらに空費してしまう。
新根古屋信号所で交換するスカイライナー 8号
ただし、それは待つ側の列車に乗ったからこその感覚にすぎない。客観的には、都心に向かう列車を優先する現ダイヤは正当であって、成田エクスプレス16号を待避させるJR東日本のダイヤは如何なものか、と見るべきであろう。
根古屋信号所で交換待ち停車中の成田エクスプレス16号
空港第二ビル到着は定刻10時53分。ガラガラに空いた閑散列車かと思いきや、 8両編成を合計すれば相応の数の利用者が乗っていた。都心方面からの直通客や東松戸・新鎌ヶ谷からの乗換客が積み重なった結果であろう。
ちなみに船橋経由特急は10時49分に先着している。運行本数は船橋経由特急とアクセス特急では倍ほど違うし、行先を都心・羽田空港方面と日暮里・上野方面に(厳密ではないにせよ)区分してもいるから、すみわけが成り立っているのかもしれない。
改札を早足で抜け、Jetstar の窓口に向かう。受付はもう始まっている時刻だ。
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