このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





Jetstarで札幌に行ってみる





■まえがき

 前回の札幌単身赴任から五年以上経つ。当然といえば当然ながら、北海道に行く機会はめっきり減った。五年間でわずか三度、うち札幌に寄ったのは一度にすぎない。一度などはほんの数時間滞在しただけで、「渡道」と呼んで良いかどうかすら疑わしい。

 筆者の札幌在住期間は通算八年半。半世紀に近づきつつある人生のなかでも重きをなす。甘き辛きも、人生における大事なこと全て、札幌で身につけてきた感覚が筆者にはある。だから札幌は、筆者にとっての古里である。

 そんな札幌でも、往復の旅費がかかる現状では、どうしても足が遠のいてしまう。Air DOや Skymarkを利用すれば相対的に安価ですむとはいえ、往復の航空チケットだけで 3万円近く要してしまうのは痛い。なにかと物入りな今日、筆者にとって札幌は遠くなった。

 その札幌への所用が、思わぬ形で発生した。ある会合に参加するためだが、渡道費用は極小化したいところだ。そこに会合参加者から一言。

「和寒さん、せっかくだからLCCを試してみませんか」

 往復の足がこれで決まった。本稿は筆者におけるLCC体験記となる。ただし、単純にLCCの使い勝手を報告したところで、例えば「日経ビジネス」等に掲載された先行記事には及ばないし、そもそも時機を失している。それゆえ、分析とまではいかずとも、筆者なりの視点でLCCを見通し、将来の知見に資するようにしたい。



ロゴ
Jetstar機のロゴ
成田空港にて  平成24(2012)年撮影
(そのⅢまで全写真が一旅程中の撮影)




【目次】



     
そのⅠ〜〜成田空港まで

      そのⅡ〜〜GK115便に搭乗

      そのⅢ〜〜GK118便で帰京

      そのⅣ〜〜今度はGK113便に搭乗



      そのⅤ〜〜サマリー(前編)〜〜敢えて選択し続けた理由

      そのⅥ〜〜サマリー(後編)〜〜LCCは世界的に定着する



      番外余禄〜〜TGVはすでにLCCと競合している





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執筆備忘録

搭乗:平成24(2012)年末・平成25(2013)年度初

執筆:平成25(2013)年初〜平成27(2015)年盛夏





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