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御壕をめぐる攻防〜〜名古屋鉄道瀬戸線略史
まえがき
■名古屋鉄道の源流
名古屋鉄道瀬戸線東大手−堀川間の廃止は、筆者が鉄道ジャーナルの定期購読を始めた最初の号の出来事で、たいへん強い印象が残っています。このことから、いつかこの鉄道について触れてみたいという希望がありました。
昨年今年と名古屋に行く機会があり、写真も撮れました。これを基に一文を興そうと、「名古屋鉄道百年史」を紐解いたところ、いやあ出てくるわ出てくるわ、面白い話の宝庫でした。
そんなわけで、瀬戸線に話題を絞らず、名古屋鉄道と名古屋市の攻防の歴史について、とりあげていきたいと思います。
お堅い話は御免蒙るという方は、第5章にお飛びください。こちらには、瀬戸線の跡と現在の瀬戸線の写真を用意してあります。それでは、お楽しみください。
注)本文中のゴシック小文字は、全て「名古屋鉄道百年史」からの引用です。
参考文献
(01)「名古屋鉄道百年史」(名古屋鉄道)
(02)「都市交通年報(各年度版)」(運輸省運輸政策局監修/運輸政策研究機構)
(03)「平成十年度鉄道要覧」(運輸省鉄道局監修)
(04)「名古屋市電が走った街今昔」(徳田耕一編)
(05)「名古屋の市電と街並み」(日本路面電車同好会名古屋支部編)
執筆備忘録
初訪問 :平成11(1999)年春
再訪問 :平成12(2000)年春
本稿の執筆:平成12(2000)年春〜初夏・平成13(2001)年初頭
写真撮影 :平成12(2000)年春
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