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285系


 285系は、新幹線や高速バスの発達により利用客が減少していた寝台特急のサービス向上のためJR西日本・JR東海によって1998年に製造された 583系 以来となる特急形寝台電車。  最高速度は、寝台列車として日本最速の130km/h。2M5Tの7両編成で、電動車を除く5両が2階建。電装機器は 223系1000番台 をベースにしており、補助電源装置と一体化されたIGBT素子VVVFインバータ制御を採用。回生ブレーキ失効時、発電ブレーキへの切り替えが可能。シングルアーム型のパンタグラフを1基装備しているが、ダブルパンタ化の準備工事がなされている。台車は223系1000番台のものを改良した軽量軸ハリ式ボルスタレスで、ヨーダンパとアンチローリング装置を装備。主電動機も223系1000番台と同様のもの。
 外装は、夜をイメージした従来のブルートレインに対して、日の出をイメージしたベージュと赤の塗り分けとなった。内装デザインはミサワホームが担当し、温かみのある木目調で統一されている。簡易寝台のノビノビ座席を除いた全ての寝台が個室で、寝台列車として最高レベルの設備を備える。シャワー室もある。
 JR西日本の0番台は米子支社出雲鉄道部(後藤総合車両所に統合)出雲車両支部、JR東海の3000番台は東海鉄道事業本部大垣車両区に配置され、いずれもJR西日本が車両管理を行っている。寝台特急サンライズ瀬戸(東京〜高松・多客時のみ松山)、サンライズ出雲(東京〜出雲市)で運用されており、両列車は岡山駅で分割併合され岡山〜東京間は併結運転される。多客時には東京〜広島間にサンライズゆめも運転されたが現在はない。
 1999年にブルーリボン賞を受賞。
詳しくは 285系諸元表 もご覧ください。

285系
↑285系寝台特急サンライズ瀬戸(松山にて)

285系通常運用区間:東海道・山陽本線東京〜岡山、伯備線、山陰本線伯耆大山〜出雲市、宇野線岡山〜児島、本四備讃線児島〜坂出、予讃線高松〜坂出

<285系編成表>
後藤総合車両所出雲支所・大垣車両区285系I編成(7連) ×5編成(35両)
編成クハネ
285
サハネ
285
モハネ
285
サロハネ
285
モハネ
285
サハネ
285
クハネ
285
製造
会社
○○○○○○○○●●●●○○○○●●●●○○○○○○○○
←東京出雲市・高松→
後藤総合車両所出雲支所所属編成
I111201112012近車
I232202222024近車
I353203332036川重
大垣車両区所属編成
I43001300132013001300132013002近車
I53003300232023002300232023004日車
※日車:日本車輌、川重:川崎重工、近車:近畿車輛
※空気圧縮機:モハネ285、SIV:モハネ285に搭載



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