このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
7日目(釧路〜根室〜帯広)
7日目、ラッキー7です!しかしアンラッキーな事が起こるとは誰もが予想できなかった・・・(苦笑)まぁそれはさておき、今日は釧路からさらに東へ向かい、最東端の根室へ行きます!まさに今回は北海道の8割を周ってます(笑)これもフリーパスのおかげです!これが18きっぷだったらこんなにも周れなかったでしょうな。
釧路駅。
そして今日は、珍しい物も見れます!前日から見ようと計画していたのが、SL冬の湿原号です!そう、いわゆる蒸気機関車ですね。これは電車ファンならずとも見たくなるモノです!SL冬の湿原号は、釧路〜標茶(しべちゃ)の短い距離を走る列車で、途中で有名な釧路湿原の景色が辺り一面に広がり、まさに絶景を走る列車です。本当は乗りたかったんですが、全車指定席で、それに乗ってると根室にも行けなくなるので、今回は写真に納めるだけで満足しました。まぁSLよりは最果ての地ですよ。(笑)そして俺の乗る予定の列車は11:03発で、湿原号は11:12発だったので見れるかどうか微妙でしたが、SLの場合なんとなく滞在時間が長いんじゃないかと予測してました。そして、その予測は見事的中!10:50頃に釧路駅構内に入線してきました。
C11型SL機関車!
後ろはデッキタイプの客車です。
釧路〜標茶の行先標。
快速ノサップ根室行。
そしてここぞとばかりに撮影タイム!やはりSLは珍しいからか、一般のおじさんやおばさんや若い人、まさに老若男女皆さん揃って写真を撮ってました!小さい子供達は大興奮状態でホームを駆け回ってましたよ(笑)なんともほほえましかったです!そして一通り撮影を終えると、次は自分の乗る列車の所まで移動します。11:03発、快速ノサップ根室行きです。ちなみに根室本線は札幌〜根室までの長い区間を指すんですが、特急は釧路までしかなく、釧路〜根室間は鈍行、もしくはこのノサップしか出ていません。それほどローカル色が強くなってきた、という事ですね。呼び名も、釧路〜根室間は「花咲線」と呼ばれ、まさに自然と近い路線として親しまれています。この花咲線は絶景ポイントも多いですからね〜!見逃せません!
そしてSLに先立ってノサップが出発しました。しばらくは釧路の町並みが見えてましたが、だんだんと森に囲まれてきて、線路も直線が長くなってきました。しばらく走ると右側に太平洋も見えてきて、まさに絶景!ちょっと天気が悪かったのが残念ですが、それでも景色は十分に楽しめました!と、その時、急に列車が速度を落としました。ん?まだ駅は見当たらないし・・・なんだ?と思ってると、なんと線路に鹿がつっ立っているではありませんか!そして列車は汽笛で鹿をどかそうとしています。なんという光景でしょう!こんな光景本州じゃありえません(笑)線路に鹿がいるとは・・・ちなみに、一駅の間でそれが3回ぐらいありました(笑)すごかった・・・
さて、そしてもうちょいで根室というあたりの落石という駅で一旦下車します。しかし、ここで間違えたのが、ノサップが停まらない落石の隣の別当賀という駅まで行きたかったんですが、落石はちょうど交換駅になっていて、上り列車とすれ違えるようになっているんです。そして時刻表を見てみると、ノサップが落石駅に着くのが12:42。上り列車が落石を発車するのが12:43。1分しかありませんが、すぐ降りて反対のホームまで走り、飛び乗ればいけるかな〜と思ってたんですが、それが甘かった・・・着くと、もちろん反対側に上り列車がいました!よし!いくぞ〜とはりきって降りたと同時に、ブウウゥゥウゥゥーン・・・あ、出発しちゃった(爆)といっても追えるわけがないので、しゃあないなぁ・・というわけで隣の別当賀駅まで歩く事にしました。
落石駅。
落石駅構内。
駅名標。
しかし歩き出すとほぼ同時に雨が降りだしたかと思えば、風まで強くなってきました!風が強いのは海が近いからだと思いますが、雨まで降ってきてはたまったもんじゃありません。しかも、さすがはブラジ!傘などもちあわせていません(笑)なので雨と強風にあおられながら、必死で歩いたり走ったりしました!こんなところで何やってるんだろ俺(笑)しかも、なんか思ってたよりもえらい距離が長い・・・もう1時間は走ったと思うんですが、まだ着きません。こんなに遠かったっけ?と思いながら、ひたすら走りました! しかし凄いところですよ、ここは。とにかく線路の周りは森だけで、時折太平洋が見えたりする素晴らしいロケーションでした。しかも、しばらく歩いてると、なんとここにも鹿が!
花咲線の車窓!
超真っ直ぐな線路。
鹿が線路に!!
鹿にバレないようにそーっと近づきましたが、すぐに俺に気付いて群れで逃げてしまいました。なんで電車が来ても逃げないのに俺が行くとすぐ逃げるんだ?(笑)モノと動物の違いなんですかね。そして、歩いたり走ったりする事1時間30分!やっと別当賀駅に到着しました!
別当賀駅。貨車駅。
駅名標。
別当賀駅前。
ここも聞いていた通りの駅で、辺りは民家はいくつかあるものの人の気配もなく、海のさざなみの音ぐらいしか聞こえませんでした。駅舎は貨車駅ですが、なんかかわいらしいペインティングが施されていました!なんかまさに花咲線って感じです(笑)そして中に入り、時刻表を見ていると・・・あれ?15:05に落石に着く根室行きの普通列車に乗る予定だったんですが、その時間には何も書いてありません。これはもしや・・・!と思い、持っていた時刻表の本を見てみると、なんと!この普通列車は別当賀駅には停まらないではないか!なんてこったー!!確かに秘境駅は普通列車でも通過するというダイヤが北海道ではよくありますが・・・しかし今からまた落石まで歩く体力などもちろんないので、あきらめることにしました。その次の根室方面の列車はもう夜遅くしかないので、残念ですが上り列車で釧路まで戻る事にしました。あぁ〜せっかくここまで来たのに・・・ま、根室はまた今度ですな!一応「根室市」には行ったという事で(笑)そして、16:20発の釧路行きに乗車。ため息と共に爆睡モードに入ります(笑)そして18:05に釧路駅に到着。ここから西へ向かい、今日は帯広で宿を取ります。18:42発のスーパーおおぞら12号札幌行きに乗り、再び眠りの世界へ。よっぽど疲れてたんでしょうなぁ(苦笑)ちなみに後から分かった事ですが、落石〜別当賀間は10㌔もあったそうです。1駅の区間で10㌔かよ!そりゃ疲れるわって納得しました(笑)
そして、寝てるとあっという間でしたが20:14に帯広に到着。さて、実はここがまさかの落とし穴だったんです。駅についてホテルの地図を見てみると、結構近そうに見えるんですが・・・「ふーん、この道沿いにあるのか。」と思いながらずーーーーっと歩きますが、いっこうにホテルが見えません。ホントにこの道で合ってるのか?と何度も地図を見直しましたが、間違いなく合ってます。実はツブれてもうないんじゃ?とまで思いましたが(笑)、とりあえずひたすら真っ直ぐ歩こうと、がんばりました。そして歩く事1時間。やっと帯広のホテルに着きました!っていうか、どこが駅最寄のホテルじゃい!むっちゃ遠いし!その日の夜ヤケ酒を飲んだのは言うまでもありません(笑)
6日目に戻る
8日目へ!
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください