このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

8日目(帯広〜新夕張・室蘭・長万部・函館〜木古内)




さて、8日目の朝がやってきました!ちょっと二日酔い気味で頭が痛いですが(笑)今日は帯広から千歳・室蘭・長万部を通って、一気に木古内まで戻ります!そう、今日で北海道最後の日ですね。ちょっと名残惜しいですが、今回はたっぷり楽しめたので良かったです!というわけでまた1時間かけてホテルから駅まで歩きます!なんてホテルに泊まっちまったんだ俺は(笑)
帯広駅。特急とかち4号札幌行。帯広名物ほかほか豚丼!
そして帯広駅に着き、列車の発車までちょっと時間があったので駅弁を買う事に。何気なく豚丼を買ったんですが、店員のおばさんに「食べる前にこのヒモを引っ張ってくださいね」と言われて、ん?確かにヒモが付いてるな。これを何に・・・ハッこれはもしや・・・!
そう、実は昔「ミスター味っ子」という漫画で読んだんですが、弁当は作りたては温かくても列車で食べる頃には冷え切ってしまっている。そこで、発熱剤のような物を入れればいつでもほかほかの弁当が食べられる・・・という話を思い出しました(笑)ちなみにその時使われた発熱剤は運動場のライン引き等に使われる生石灰で、これは水に触れると化学反応を出してすごい熱を出すのだそうです。そして串を弁当の中の生石灰が入ってる袋に刺して、その周りにあらかじめ入れておいた少量の水と触れて熱を出すという原理を使ってました。この弁当の場合は、ヒモを引くと袋が破れるしかけになってるんでしょうな。
というわけで7:52のとかち4号札幌行きに乗り込み、早速ヒモを引っ張ってみます。するとすごい!シューシューという音とものすごい湯気を出して、あっという間に温かくなりました!おぉ、これが生石灰の力か(笑)どうしても気になったので弁当の底の部分を開けてみると、やはり思った通り生石灰を入れた袋が入っていました。っていうか・・ミスター味っ子のパクリか?(笑)まぁうまかったので良しとしましょう!
そうこうしてるうちに列車は新得から石勝線で西へ進路を取り、トマム・占冠とリゾート雰囲気満載の駅に停車しました。トマムはスキー場でも有名ですよね。ちなみに新得〜新夕張は特急列車しか通っていないので、この区間は18きっぷで特急に乗る事ができます。まぁ俺はフリーパスなので関係ありませんが(笑)そして新夕張・追分と停車し、千歳線とクロスする南千歳駅に到着しました!
占冠駅構内。駅名標。南千歳駅。
南千歳駅構内。駅名標。駅近くには大型のアウトレットがありました。
いやーそれにしてもこの南千歳駅なかなか大きい駅で、新千歳空港からの玄関口でもあるので航空客も多数いるようでした!駅の近くにはショッピングアウトレットもあり、なかなかの賑わいを見せていました!飛行機の時間までの時間潰しにはもってこいの駅ですね。そしてしばらく駅構内を歩いていると、見覚えのあるDD51気動車×2が入線してきました!これはもしや?と思って見ていると、やはり昔から憧れだった超豪華寝台特急、「トワイライトエクスプレス」でした!名だけは聞いた方もいるとは思いますが、それぐらい有名な寝台特急で、新大阪〜札幌の長い距離を結ぶ一番豪華な寝台特急です!とりあえず運よく停車してくれたので、ここぞとばかりに撮影しました!
憧れの寝台特急トワイライトエクスフ゜レス。最後尾の車両、スイート。
それにしてもいつ見てもかっこいいです!客車の豪華さもいいんですが、このDD51重連はいつ見ても圧巻です!なんってったってV12エンジン×4ですからねー。馬力にしたら2000PSぐらいあるんじゃないでしょうか(笑)そのパワーといい、スタイルといい、俺の一番好きな気動車ですね、間違いなく(笑)しばらくすると、ゆっくりと発車していきました。いつかは絶対あの寝台特急で北海道入りしたいですね!
そして次は千歳線から室蘭本線へと乗り継ぎ、函館へと向かいます。11:19発、特急北斗10号函館行きに乗車。さーて、いつものように空いてる自由席にでも座るか、と思ったら!なんと、全然空いてません(笑)札幌から来てるからなのか分かりませんが、とにかくデッキに立つ人も結構いるようで、かなり混んでました。やむをえず俺もデッキで立ってました。あぁ、指定券取っとくんだった(苦笑)途中、登別あたりからやっと座る事ができましたが・・・やっぱ取れるもんは取っとかなきゃいけませんね!そして14:04に函館駅に到着。いやー特急はホント速いなぁ(笑)
函館駅。函館駅前。特急白鳥28号八戸行。
3日目に函館に来た時はほとんど駅を見てなかったので、今日はゆっくり見ようと思いました!友人にみやげも買わなきゃいけないし(笑) やっぱ函館は大きい街ですねぇ。駅の大きさもさながら、街中では路面電車も走ってました。とりあえず駅の近くのおみやげ屋で物色して時間を潰してました。ちなみに家には蟹ラーメンを買ってきました(笑) そして15:40発の白鳥28号八戸行きに乗車。といってもまた木古内で泊まる予定なので、すぐ着きますけどね!しかし、またしても座れませんでした(笑)この日は本州に帰る人が多いのかなぁ?うーむ・・・とにかく、またデッキで立ってましたが・・・ちなみにこれが北海道最後の特急ですね!最後に立ってるというのもオツなもんですな(笑)そして早くも16:16に木古内に到着!戻ってきたぜ、という感じがしますね。そしてとりあえずまだ早いけどホテルへ向かいました。これから江差線に乗って江差という所まで行く予定だったので、とりあえず邪魔な荷物だけ置いておこうと。木古内の旅館に到着!フロントのおばさんは俺の事覚えてたみたいです(笑)「リョーさん何日か前にもいらしてましたよね?」「そうですね、覚えててましたか(笑)」「それは顧客情報はバッチリですので」「ははは、とりあえずチェックインだけしたもらえますかね?これから江差に行きますんで」「まぁ、江差に何の用で?」「特に用はないんですけど(笑)」「あらあら、気をつけて行ってきてくださいね」「はいどうも〜。」といった感じで、なかなかきさくなおばさんでしたよ(笑)
そしてまた木古内駅まで歩き、17:33発江差行き普通列車に乗車。うーむ、乗客は俺一人です(笑)さすがは北海道のローカル線。木古内をすぎると、どんどん列車は山に入っていきます。古いキハ40のエンジンが何度も唸りをあげてがんばってました。勾配も結構キツいんでしょうな。そして乗ること約1時間、終点江差駅に到着しました。
江差駅。江差駅構内。駅名標。
うーん、とにかく江差は小さいというイメージがありましたが、その通りでした。周りにもコンビニなど見当たらないし・・・まぁ実際江差の街と駅はちょっと離れているらしいですけどね。ちなみに江差港からは日本海を挟んで江差の西に位置する奥尻島への船が出ています。稚内の西の利尻・礼文島と一緒にそこもいつか行ってみたいですな!いつになるかは全く未定ですが(笑)そしてまたさっきの列車に折り返す形で乗り込みます。18:49函館行き発車。今度は学生やおばあさんが数人乗ってましたが、やはり閑散とした雰囲気はありましたね〜。辺りは真っ暗で、どこを走ってるのかさっぱり分かりませんでした。やはり駅探訪は極力明るいうちにすべきですね(苦笑)ちなみに木古内から乗った時からそうだったんですが、若い運転士と隣で何かを教えたりしているベテランっぽい運転士を見かけました。なんか運転士の試験なんですかね。 そして木古内に到着。すると若い運転士が「左よし!○○よし!○○よし!」と、細部までは聞き取れませんでしたが点呼を上げ、上司らしき人が「よし!大丈夫だ!」といって拍手してました。やはり試験か?(笑)あ、ちなみに木古内に着く頃には、また乗客は俺一人になってました(笑)
そしてちょうど夜も更けたのでホテルに戻り、のんびりと北海道最後の夜を過ごしました。そしてまた例のごとく、大浴場の湯は熱かった・・・


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