このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
11週目の再診日。型どおりレントゲン写真撮ってから診察室へ。素人目にはどうみても2週間前、いや4週間前からほとんど変わっていない写真をじっとみて、もういいでしょう、と全快宣言が出た。全快といわれても、もう写真撮りに来なくていいというだけのことで、肩の張りが急に治ったわけではない。4週間前にバンドをはずした後の1週間はかなりよくなったものの、それからがほとんど変わらない。相変わらず左手を伸ばして引っ張ったりひねったりすると、グギッと飛び上がるほど痛い。
じゃ少しリハビリしますか、ということでお隣のリハビリ室へ連れて行かれた。鎖骨骨折後のリハビリは痛い、というのをネットでたくさん読んでいたので、少なからず腰が引けていたが、やってみるとなんてことはなかった。まず吸盤型の電極を肩にペタペタつけて電気をかける。肩の筋肉が周期的にピリピリ痙攣してじわっと温かくなる。なかなか気持ちいい。その後、ベッドに移動して肩のマッサージと腕の軽い運動。痛みが出るところまでは動かさないので話にきくような痛さはない。マッサージはさすがプロで凝りがどんどんほぐれる気がする。30分ほどで終了。案ずることは全然なかった。
これなら毎日通ってもいいなあ、って勤め人ではそうもいかないが。家でも動かしてくださいと五十肩体操のチラシをくれた。五十肩なんて失礼な、ってあんたいくつだよ(笑)。
「観覧車物語」が届いた。いつも思うのだが、Amazonの包装はあまりに過剰すぎやしないか。たかだか本1冊になんでこんな箱がいるのだろう。1500円以上送料無料なのはありがたいけど、ちょっとした本ならそれくらいはするから、下手すると1冊ずつに物々しい箱が必要になる。
今回も同時に発注した飯嶋和一の待ちに待った新刊が8月に延期になったので(泣)、個別発送にしてもらった。個別にしてもそれぞれが1500円を越えているので送料はかからない。恩恵を受けていながらいうのも変だがどうみても過剰サービスだ。そのお金はどこから出ているのか不思議だ。箱の中の本は台紙ごとビニールで丁寧にラップされている。このラッピングに送り状を貼り付けるくらいで十分に思う。いながらにして手にはいるネット通販は便利だけど、昔みたいに書店に注文して引き取りに行くのが環境にはやさしいのだろうな。
その「観覧車物語」。パラパラと見たところ、予想とはちょっと違って歴史的な内容が多い。まあ、副題にそう書いてあるのだけれど。発行が2005年だから最新の情報というわけにはいかないのは致し方ないが、せめて当時の国内の一覧のよう網羅的資料があるとよかった。それにしても、国内唯一スイング型搬器をもっていた横浜ドリームランドのワンダーホイールには乗ってみたかったな。2002年閉園というとたった6年前ではないか。横浜なんて何度も行ってるのに。
またディープな本が、というような書き出しはついこの間使ったような気がするな。今回のは「観覧車物語−110年の歴史をめぐる」。なんと観覧車の話がA5判343頁、2940円という立派な単行本になっている。ネットの新聞記事で発見し、当然速攻で注文した。というわけでまだ中身は見ていないのだが、著者の福井優子さんは「観覧車通信」東京支局長(何それ?)だそうだし、Amazonでも★5個だったので期待できそう。
高所恐怖症なくせに観覧車は好きでよく乗る、とう話は5年ほど前にここに書いた。余談ながらGoogleデスクトップは便利だ。いつ何を日記に書いたかなど当然覚えちゃいないのが、検索するとたちどころに見つかる。ぼくは加速度系も弱いのでいわゆる絶叫マシンは絶対乗れないのだが、ならばゆっくり動く観覧車ならいいかというと、あの遅さというか滞空時間の長さがまたたまらない。じわーっと恐い。でも乗りたい(笑)。
現役日本最古の観覧車は函館公園のやつなのだそう。搬器8台、高さ12mという小ささ。1950年製というからぼくより古い。こんな身近なところにお宝があるなんて。こんど函館行ったらぜひ見て(乗って?)こよう。などといいつつ実はノルベサの観覧車にもまだ乗ってないなあ。こわいというのもあるけれど、それよりも大の男が1人では乗りにくいんだよな観覧車てのは。だしにすべき子どもたちもみんな大きくなってしまったし。
どんよりとした曇りの土曜日。風がなくわりと暖かいので、午後町内会の役員会に出たあと、手つかずだった家庭菜園の苗植えを速攻でこなしてから、いよいよ着替えて走りに出る。ほぼ2ヶ月ぶりのジョグ。初めのうちは左肩が突っ張る感じがして動きがぎこちない。衝撃が少ないようにかばいながら走るのでスピードも上がらない。そのうち慣れてきてゆっくりながらジョギングという身ごなしになってきた。半袖短パンで戸外の風を感じながら走るのは昨秋以来だ。さすがに心地よい。なまっている脚もが多少心配だったけど、スローペースのせいもあって全然平気だった。
イヤホンから流れるスピッツがZARDがとても新鮮に感じられる。たった1時間ほど走っただけなのに、考え方ががらっとポジティブになり、ああ人生はこうじゃなくちゃという気になる。すごい効用。2ヶ月無駄をした、とは考えない。まだ6月になったばかり。これから4ヶ月は楽しめる。なんて人生は豊かで楽しいのだろう。
そういえば、6月にはいって今年の国東半島100キロマラソンの要項が発表になった。いつもは9月下旬なのに、今年は国体の日程の関係で開催が1ヶ月近く繰り下がって10月19日だそうだ。何というラッキー。準備が出遅れているぼくには朗報だ。もし行けたら4年ぶりだなあ。いや、こういう年だからこそ何が何でも行かねばならぬ。さっそくGoogleカレンダーに印をつけた。
悪夢の4月が去り、忍耐の5月も去って、歓喜の6月がきた。ほんまかいな。昨日は7週間後の受診日。メタボ気味の整形の先生レントゲン写真をじっと見て、8割がたつながってますね、もうバンドははずしていいでしょう。やった。遂にこの桎梏から解き放たれる時がきた。帰り道、歩く肩の軽いこと。なんか頼りなくて不安な気がしないでもないけれどこの自由さには換えがたい。
両手を同時に前へ伸ばせるようになったので、両手で靴下がはけるようになった。靴紐も結べる。夜は寝返りも打てる。が、久々に右を下にして横向きになってみると変な感じ。浮いている左肩が不安定で突っ張る感じでちっとも楽じゃない。左を下にするのはさすがにまだちょっと恐い。結局仰向けが一番楽だった。
そういえば、スポーツ何かやってますかと医者にいわれたので、ジョギングと自転車に乗るくらいですけどもう走ってもいいですか、ときくと、いいでしょうとお許しが出た。とはいうものの、50日間の固定のせいで左腕が全然上がらない。病院で前へならえをして角度を測ると自力では70度がやっと。左横にはほとんど上がらない。肩関節周りは筋肉もばりばりに張っている。というわけで五十肩のストレッチを3つばかり教わってきた。四十も五十も肩や腰の痛みには無縁だったのに。これは本気でリハビリせねば。リハビリといえば湯治だよな、温泉、温泉。温泉行こうっと(笑)。
「街道てくてく旅」が足摺岬に到着。四国八十八ヶ所シリーズは最初から毎日ほぼリアルタイムで見ている。といっても朝は無理なので録画しておいて夜に見る。最近は高知県西部の海岸沿いをずっと歩いているから、天気のいい日は海が素敵にきれい。昨日の大岐海岸やその前の土佐入野は絶景だった。朝日をきらきら浴びた太平洋の大波が砂浜に雄大に打ち寄せる景観をハイビジョンの映像で眺めていると、自分もその中で旅をしている気分になる。いや、無性に画面の中に飛び込みたくなる。
広々とした明るい砂浜に波が寄せてくるだけの単純な景色なのに、それがかけがえのないほど素晴らしいものに思える。こんな海をぼくはもう何年も見ていない。1年に1回くらいはこういう雄大な自然の中に身をおいて世俗の垢を落とさないと。旅に出たい。四元奈生美がうらやましい。半年とはいわないけれど2ヶ月くらいかけてぼくものんびり四国を歩きたい。何もできずに1ヶ月半を過ごしてしまったからこんなことを考えるのだな。これをいい機会に休養して充電しようなどと自分をごまかしていたが、実は放電する一方で心がバッテリー切れを起こしている。
この秋は4年ぶりに九州に行く予定がある。こんどこそ五島へ渡って大瀬崎に行きたい。行って大海原にあかあかと落ち行く夕陽を見たい。それまでプッツンと切れませんように。
あいにくの雨模様の中、今年最初のレースとなる洞爺湖マラソンを好記録で無事完走、なわけはない。4年連続エントリーはしたものの残念ながら初めての棄権。よりによって今年の大会は北海道洞爺湖サミットがらみで夏見、岡崎、清水ら冬季五輪経験者9人が特別参加という豪華版だったそうだから、行けないとなるとよけいくやしい。
4/11に骨折したときに、全治1.5ヶ月ですねとかいわれてすぐに日数を数えるとちょうどこの洞爺湖が6週間後。間に合ったぜラッキーと一瞬思ったものの、6週間もまったくトレーニングなしにしかも鎖骨バンドでギリギリ固定したままで42キロなんて走れるはずもない。来週は千歳だけどこちらはそもそもエントリーしなかったので参加費の無駄だけは避けられた。しかし今年はレースに出られるのだろうか。こうなってみるとくりやま100キロ中止は天啓のように思えてくるな。何が幸いするかわからない。
というわけでこのところスポーツは完全に観るものと化している。が、バレーボール女子最終戦はセルビアに2-0からまさかの逆転負け。全勝で首位どころか同率3位に転落という尻すぼみの結末に。頼みのファイターズはといえば、絶対負けたくない巨人相手にあえなく敗戦。コンサドーレもJ1最下位の千葉に負け。フラストレーションたまることおびただしい。そういえば大相撲千秋楽は結びの取組み後の事件を見逃したし。
名古屋の小学校で理科実験中に塩化水素が漏れて児童が中毒という事故が報じられた。よく読んでみると、燃焼後の空気中の酸素濃度の低下を測定する実験で、酸素検知管に空気を採集する際に誤って逆向きに管をセットしたために、反応で生成する塩化水素がトラップされずに排出されて中毒を起こした、ということのようだ。
近頃の小学校ではずいぶん高級な実験をやるんだな。そもそも酸素検知管て何だろう。どうして塩化水素が出てくるのだろうと素朴な疑問をもった。Webのニュースでは唯一毎日だけが検知管の原理に言及していて、酸素と三塩化チタンが反応して塩化水素が生成するとある。なるほどなるほど。でも水素はどこからくるのだろうか。Googleでさらに検索したが、反応式を記載してあったのはある会社の製品説明だけで、反応式O2+TiCl3→TiO2となっている。さすがにあきれてWebでの追跡はここまでで断念。
どうして酸素によって色の変化が起こるのだろうか?と不思議に思うのが科学する心の基本だろう。小学校で酸化反応の原理までは無理にしても、ニュースを見た人が正しい科学情報を探そうと思っても見つからない。ITだの情報化社会だのいっても底の浅さが知れている。しようがないので水の力を借りて解答をひねりだすと、4TiCl3+O2+6H2O→4TiO2+12HClだろうか。誰か正解をWikipediaにでもアップしてくれないかな。
さしもの猛威を振るった花粉症もほぼ終息した。毎年この時期はくしゃみ、鼻水に悩まされる。今年は花粉飛散が最大級という予報だったが、まさにその通り。連休前週に突如鼻が詰まって夜寝られなくなり、今年は寝返りを打てないので鼻が詰まってもそのままの姿勢でいなければならず苦しいったらない。こりゃたまらんと生まれて初めて鼻炎カプセルを服用。その後、先週あたりから夜になると咳が続いてそれもまた辛かったが、週明けとともにそれもなんとか治まった。かれこれ4週間。こんなことなら早くに病院に行くんだった。
寝返りはまだ打てないけれど、左腕が大分動かせるようになったので寝ているときの姿勢もいくらか自由になっている。が、睡眠中不用意にというか無意識に変な姿勢をとると朝腕が痛い。土曜日の5週後再診では、骨の下部はほぼつながっていてあと2-4週間でバンドをはずせるようなるとのこと。2週と4週では大違いというのはともかく、「入浴時はバンドはずしてもいいですよ」には「??」。最初からずっとはずして入浴してるんだけど...。
初診時に、「2,3日風呂はがまんしてシャワーだけにしてください」といわれたのは覚えている。ということはそれ以降はバンドつけたまま湯に浸かることはできないから、入浴時ははずしてもいいのだなと理解していた。5週間も湯に浸かってはいけなかったのか。そんなわけにいくかよ、っていずれにしてももう遅いし(笑)。
まだ5月だというのにこの大災害の連続。鎖骨は折れるし(いっしょにするな)、今年はいったいどうなってるのだろう。それにしても相変わらずマスコミの一極集中のすごいこと。ミャンマーのサイクロン被害はどこいったのかと思うほどニュースは中国の地震一色だ。もっとも確かにすごい大地震で、大陸的というか断層の規模が大違い。
ぼくにとっては四川省といえば中国で一番なじみ深いところ。成都はもちろん、震源に近い被災地都江堰にも行ったことがある。その惨状には言葉もない。石造りのような古い建物が多いから確かにひとたまりもなかろう。おまけに成都には留学生だった教え子が先月帰国したばかりで、まだ連絡がとれない。ニュースはもっぱら郊外の大被災地のことばかりで、成都市内のようすがよくわからないのがいまいち不安だ。
大災害に苦しんでいる人々の映像を前にすると少々の怪我など申し訳ないようなものだが、受傷1ヶ月が過ぎて左腕の動きはが格段によくなってきた。自転車のハンドルにも手が届くし(おい)、両手で顔も洗えるし、シャツの脱ぎ着も楽になった。骨の折損部からじわじわと滲みだしたアパタイトだかカルシウムだかコラーゲンだかしらないが、生体の自己補修作用で自然に固定されていくのだから考えてみるとすごいものだ。この週末が5週目の検査。固定バンドをはずすところまでは、でもまだいかないだろうな。
JRをはじめとする交通系への非接触ICカード普及はめざましく、Suica、PASMO、ICOCAなどぼくも便利に利用させてもらっている。おサイフケータイ派としては携帯で使いたいところだけれど、モバイルSuicaは他所者には使いづらいのが難点だ。そのモバイルSuicaでこの春からなんと新幹線に完全チケットレスで乗れるようになったというからすごい。
その体験記がBusinessMedia誠にアップされていてなかなかおもしろかった。携帯で指定席の予約をするところまでは普通だけど、そこから先が多難だ。駅でチケットを受け取らないので自分の席番を確認するにもいちいちアプリを立ち上げなければならない、車内改札では車掌に携帯を出して見せなければならない、乗車券だけ別に買えない、連れがいても1人で1枚しか買えない、などなど問題点がぞろぞろ。
閉鎖系の飛行機と違って出入りの自由度の高いJRでは、完全チケットレスはまだまだ改良の余地がありそう。全部チケットレスにしないで、空港の手荷物検査時みたいに改札機にかざしたときに座席券が出てくるようにすればいいのだろうけど、利用者がどんどん増えてそれが当たり前にならなければ、改札機を改造する気にもならないだろう。ANAがやったように一斉導入しやすい航空会社とは大違いだ。それでも自分以外に携帯で搭乗している人ってほとんど見たことないんだから、新幹線への普及なんていつのことやら。
波乱万丈の4月も今日で終わり。さっさと終わってくれ。ガソリンの暫定税率も明日から復活でリッター30円もの値上げだとかニュースはそればかり。こういうふうに猫も杓子も同じ報道ばかり大騒ぎして繰り返すから模倣犯が増えるのだ。チューリップ切りしかり、硫化水素自殺しかり。ちょっとこのところの増え方は異常だよな。硫化水素なんて誰が最初に思いついたんだろう。
それはともかく、たった1回の給油のために夜まで行列する人の気が知れない。ガソリン価格は別に元に戻るだけであって、この1ヶ月間得したと思えばそれでいいんじゃなかろうか。もちろん道路特定財源そのものの問題は別だ。使い道に怒るというのなら話はわかる。道路つくりはもういいから早いとこ一般財源化して文教予算を増やすとか有効に活用してほしいものだ。
基本的に税金は取れるところから取るのが正しいとぼくは思う。すべてのとは言わないが、通勤時間帯に街中の道路を埋め尽くしたり行楽地に渋滞を引き起こしたりするマイカーなんてほとんどは不要不急だろう。公共交通、輸送業や交通弱者、過疎地の車利用者は例外として、それ以外の大多数の車のガソリンにはもっと課税してもいいくらいだ。それで車が減ればCO2も減るし、交通事故も減るし、余計な道路をつくる金もいらなくなるし、いいことずくめ。それになにより自転車が大手を振って街中を走れるようになるし(笑)。
オーダーしてあった自転車が到着。が、もちろん乗ることはできない。段ボールを開梱してとりあえず物置へ直行。発注したときはこんな情けないGWになるとは思ってもみなかったから仕方ない。人生何が起こるかわからないものだ。明日が今日と同じ平和な1日であるという保証なんてどこにもないのにみんなのんきに生きている。
骨折から丸2週間。全治1ヶ月半という見立てが正しいとしてもまだやっと1/3だ。折れた部分はもうほとんど痛まないが、時折り肩先が引きつるような不快な鈍痛が残る。特に朝の起き抜けになるのは、長時間動かさないでいるせいかはたまた布団で背側から圧迫されるせいか。寝ている間も鎖骨バンドで固定されているので、仰臥したきり寝返りどころか横を向くことすらできない。だから朝目がさめると寝たときのままの姿勢だ。考えてみるとそれだけで肩が凝りそうだが、意外と苦痛ではなくちゃんと熟睡しているのが不思議。適応性というのはすごいものだ。
別に意図しているわけではないが、この日記も骨折日記になりつつあるな。なんたって目下最大のイベントなんだからしかたない。左手は少しずつ動かせるようになって、両手で鼻がかめるようになった。花粉症で鼻がむずむずする時期なのでこれはありがたい。他の人の体験記を読むと、1ヶ月くらいで両手で顔が洗えるようになるらしい。それは楽しみだ(笑)。
今週は長かった。じっとしていれば骨折部は痛まないが、バンドで締めつけられているので座っているだけでも肩と首がバンバンに張ってしんどい。でもこのクラビクルブレースなる固定バンドはほんとにうまくできている。ふだん意識してないが腕の重さは結構あるらしく、入浴時にバンドをはずすと肩が下がって抜け落ちるように嫌な鈍痛が走る。それがバンドを締めるとピタリと治まる。多少の肩凝りくらい我慢せねば。難をいえば背中で締めるので自分で装着ができないこと。今はまだ自力では無理だが、左手が動かせるようになってもこればかりは他人の手を借りなければならない。1人暮らしの人はどうするんだろうか。
Web上にはいろんな人の鎖骨骨折日記がアップされていておもしろい。骨折中で頻度が高いのと、手先は自由なので書きやすいのと、痛くて不自由なわりには外見的にはわからないので周囲からは軽視されがちなせいで、何か書きたくなるのだろう。うんうんそうだそうだとうなずきながら読む。しかし、みんな2ヶ月はたっぷりかかってるなあ。先はまだまだ長い。
今日は最高気温20℃を越す絶好の天気。Tシャツ短パンで外を走りたい。あいの里公園のミズバショウもそろそろ見頃だろう。が、ぐっと我慢して病院へ。といっても格別な治療法があるわけではなく、X線で確認して固定バンドを締めなおすだけだ。あとは時が癒してくれるのをじっと待つだけ。失恋かまったく。
鎖骨固定バンド。なるほどねえ、こういうものがあるんだ。なんでも経験してみなくてはわからない。両肩をぐるりと回して背中でぐいっと引っ張って止める。肩ががんじがらめでまるで大リーグボール養成ギブスを付けた感じ。夜もこのまま寝るのだそうだ。うーむ、弱かった肩に少し筋肉がつくかな、なんて冗談言ってる場合ではない。自転車に乗っていて不注意な歩行者を避けようとして転倒。一夜明けても激痛がひかないので整形外科へ行ったら左鎖骨骨折で全治1ヶ月半とのこと。とほほ。
固定さえしておけば別に安静にしている必要もないのだが、やはり動くとまだ痛いし、積極的に動く気にはならない。雨模様の6℃という寒さをいいことに、居間のソファに長まってテレビを眺める。体の不自由なお年寄りが日がな一日テレビを見て過ごすという話をきくが、その気分がわかる。ケガでもしなければ気がつかないことだ。
いつもロクな番組がない土曜の午後だが、今日はJ1のコンサドーレ−ジュビロ戦と田中が投げている楽天−オリックス戦をやっていて、2画面で音声を切り替えながら見る。しかもコンサドーレは勝ったし、マー君は完封ときた。たまには骨折も悪くないか、なんてことはもちろんない。これでしばらく走れないな。待ちわびた春だっていうのにまいったなあ。それよりこの体で月曜からどうやって出勤するかが問題だ。幸い右手は動くから講義やデスクワークはできそうだけど。
またディープな本を買ってしまった。松本泰生著「東京の階段」。この著者、階段の魅力にとりつかれて専門の研究者になってしまったとかで、以前新聞に記事が載っていたものだ。こういう本は買わねばならぬ。ここのところ上京する機会があると暇をみつけては坂歩きをしているので東京の坂の本は何冊かもっているが、さすがに階段の本は初めて、というかそもそも類書がない。坂の多い起伏に富んだ東京の街に階段がたくさんあっても不思議ではないし、実際坂歩きをしていると階段にでくわすことも多い。しかし一つ一つのたたずまいを本にして写真で並べられるとまた格別の味わいがある。ひとつ今度は階段メインにコースを組んでみようかという気になる。
しかし東京は楽しい街だなと思う。縦横に鉄道が走っているのは別にしても、坂道、階段、屈曲する街路、狭い路地、古い町屋、昔ながらの商店街などなど、いずれもが「坂といふものの一つもない市街」と有島が書き、「しんとして幅広き街」と啄木が詠った札幌には欠けているものだ。あっけらかんと見通しがよすぎて街に変化というものがない。自転車だって多少坂があったほうが面白いものだ。
老後は南国の島でのんびりなどと思っていたが、東京に住むのもいいかもなあ。が、坂や階段が多いということは年寄りには住みにくいのか。足腰の達者なうちにせっせと通うのがよさそうだ。
好天。この週末から外を走り始める。昨日は意外と風が冷たくて苦戦したけれど、今日は風も収まり快適。さすがにTシャツ1枚というわけにはいかないが。何となくこんな陽気に外を走ると春たけなわという気になるけれど、あいの里公園周回コース外周はまだ一部雪に覆われて走れなかった。実際はまだ4月になったばかりだから無理もない。公園のミズバショウもまだ芽吹いたばかりだ。トレッドミルでは何ともないのに外の固い路面を走るとまだ膝が痛い。屋内のベルトの上を多少走ってもかかる負荷は知れているのかも。少し足慣らしをちゃんとやらなくては。
この間入手したForerunner205を使ってみる。スタート時に家の屋根の陰になると衛星捕捉に時間がかかり、201に比べて劇的に感度が上がった感じはしない。ランニング中のペース表示も上下動が大きいような気がするな。操作ボタンも横位置というのは押しづらい。まあそのうち慣れるだろうが。
それより問題はメインのPCとデータのやりとりができないこと。USB機器として認識はされるけれどアプリで認識されない。トレーニングセンターもカシミールも×。VaioTやLooxUやはてはMacminiでもちゃんとつながるので、PC側のローカルな問題だろう。たしかにこの自作機、少しUSBの挙動が不審ではあるからな。というわけでデータのダウンロードに一旦ノートをかまさなければならないのが面倒くさい。
帰りの飛行機までの時間を捻出して岡崎へ来た。京都奈良ならともかく名古屋で仏像めぐりというのも場違いな感じだけど、徳川家康ゆかりの地岡崎には運慶ファンには見逃せない古刹がある。東岡崎駅から25分バスにゆられて着いた滝山寺は、寺と神社と東照宮が渾然となっている不思議なところだった。土曜日なのに人っ子一人いない。宝物殿は厳重に施錠されていてブザーを押すと後ろの家屋から女の人がでてきて鍵を開けてくれる。
仏師運慶は名高いがその真作とされている仏像はそう多くない。いずれもが名作だ。といいつつぼくはつい近年までは運慶快慶と中学時代に呪文のように暗記しただけで、そのすごさなど何にもわかっちゃいなかった。それが開眼させられたのが運慶若き日の傑作といわれる円成寺の大日如来に出会ってからだ。あれは本当にすばらしい。まさに天啓。で、もっと運慶仏をみたいとこんなところまで来てしまった。梵天、聖観音、帝釈天と三体ならんだ像の整った顔立ちはどこかで見たような。特に苦みばしった美男の帝釈天。東寺講堂の象に乗った帝釈天に似ている。この像だけ彩色がどぎつくないのもいい。
運慶仏といえばつい先ごろ栃木の寺から流出した大日如来像がアメリカのオークションで12億円で落札されて話題になった。しかし価値を考えたら国が買い取って保存すべきものだろうな。自衛隊機を買うことを思えば安いものだろう。
今年の春の学会は名古屋。前回ちょっと寄ったときはJRで来たので、飛行機で来たのは2003年以来5年ぶり。ということではじめてセントレアに着いた。さすがに新しくてきれい。海に浮かんでいるところといい鉄道アクセスのしかたといい、ミニ関空という感じだ。
関空と違うのは出発フロアーと到着フロアーが二層に分かれていて、そこからゆるいスロープで鉄道コンコースにつながっているところ。ん?これでは行きも帰りもスロープを上らなければならないことになるな。荷物を預けるまでと引き取ってからがゆるやかとはいえ上りというのはどうなんだろうか。到着と出発のフロアを逆にすれば解決するが、そういえば千歳にしても羽田にしてもなぜか出発ロビーが到着ロビーの上にある。まあ全体はバリアフリーで電車のホームから搭乗口まで階段のない構造になっているのは関空以上。花巻空港並みだ。
名古屋まで全車指定の快速特急ミュースカイが30分おきに走っているのも関空アクセスのラピートを思わせる。今回乗ったのは普通の特急だったけど35分の快走で名古屋駅へ。その名鉄名古屋駅。相変わらずたった2線4面のホームで各方面から集まってくる列車を次々にさばいていて、いつみても感心する。平常時でもまったく余裕時分のない運行をしているからダイヤが乱れたらどうなるんだろうと心配になる。地下だし拡張したくてもできないのだろうな。
アメリカに発注していたGPSがちょうど1週間で到着。国内通販だってなんだかんだで1週間くらいかかるのを思えばすごい速さ。しかもEMSは引き受けから配達までほぼリアルタイムでオンライン追跡可能。アメリカのUSPSは各段階のメール通知サービスまでやっている。今回のクレジットカードの明細をみると1ドル約105円のレートだった。こんなに早く届くんだったらもう1週間遅らせれば100円切っていたからさらに2000円以上安かった。
さて、入手したVista HCx。通勤の行き帰りに試用してみた。ふだん持ち歩いているデイパックのポケットに入れっぱなしにしていても家から職場まで途切れることなくきれいなログが取れた。行きのJRではキハ40-330代車のロングシートに窓を背にして坐って膝の上に抱えていたのに衛星を捕捉し続けていたことになる。今までなら取り出して窓際においても状態が悪いとロストするところだからえらい違いだ。
驚いたのは帰りのJR。坐れなかったので網棚に乗せておいたのにちゃんとログがつながっていた。もちろん木造車などではなくステンレス製の201系DCだ。窓が大きいのが特徴ではあるけれど荷棚は窓より高いのに。携帯の電波がちゃんとはいるのだから何らかの反射波をキャッチできるにしても、GPSは複数の衛星の位置を正確に測位しなければならないのだからな。高感度だけでは説明できないような。不思議だ。
この冬は2月にどかっと雪が降ったものの、3月にはいってからは暖かい日が続き雪解けが早そうだ。おまけに今日は雨模様。一段と雪が解ける。というわけで大学の自転車置き場に置きっぱなしにしてあったママチャリを掘り出す。大学から桑園駅までの路面はもうほとんど雪がなくてさすがに快適。
毎年この時期にやらねばならないもの。忘れていた。確定申告の〆切がもうすぐだ。今回はブルーバックスの新版が出て収入が増えたから不安だなと計算してみると、定率減税がなくなった影響もあって申告額が何と昨年より4万円以上もアップ。納税は国民の義務だから払うけれども、なんとなく気分よくない。どうせ同じ金額払うならば源泉徴収分を多く引いておいて、申告によって差額を還付するようにすれば印象が正反対になるだろうに。そうすれば確定申告の申告率?もアップ間違いなし。などとアホなことを考える。
明日からのJRダイヤ改正で各地の寝台列車が廃止になる。ニュースが「銀河」ラストランのフィーバーぶりを伝えていた。北海道人には縁の薄い列車だけどぼくは一度だけ乗ったことがある。1997.3.29の下り。満席だった。話題にならないけれど最盛期は3往復あった「北斗星」も1往復に減便となる。しかしあの古びた客車を考えるとそれもいつまでもつか。東北新幹線青森延伸開業まで順調に行けばあと3年もない。それまでに乗っておいた方がいいかもな。
懸案だったGPSをアメリカのショップに発注した。今もっているGarmin etrex Legend(日本語版)の後継機をどうするかでいろいろ考えていたけれど、雪解けも近づいて春の学会出張があと2週間にせまってきたので決断。高感度チップ搭載の後継機は値下がりしたとはいえ6万円近くもするのでさすがに二の足を踏んでいた。この間携帯変えたばかりだし...。
そのD905i。買った翌々日に三菱が携帯事業から撤退というニュースにちょっとショックだったものの、性能や使い勝手はすばらしくよくなんでこれが売れないんだろうかと不思議なくらいだ。携帯のGPSなんておまけだろうとたかをくくっていたら、先週大阪の帰りに快速エアポートの走行中に測位してみたらあっという間に完了してびっくり。なんという感度。地図がオンライン取得なのでパケット代がそのつどかかるとはいえ、足あとという名のログもとれるしこれならもうGPS専用機いらないじゃんと思った。
なのでとてもこのうえ6万円支出する気はなかったが、調べてみると英語版にも入れられる日本地図が市販されていることがわかり、ならばと安価な英語版を買うことにした。上位機種のVista HCxが231ドルだから日本語版の1/3以下だ。勢いでランニング用のForerunner205もあわせて購入。記録的な円高のおかげで2つ買っても送料込みで4.5万円ほど。うんうんいい買い物をした。突然ドルが急騰しませんように。
先週1週間は春の訪れを感じさせるおだやかな好天だったが、この週末はその総決算のように暖かく、今日は最高気温が10℃を越える4月中旬並みの陽気。午前中に家の周りのまだまだうず高い雪山を崩してまわると汗だくになった。昨日は教え子の結婚式で大阪へ出かけてきたが、その快晴だった大阪にも負けないくらいの暖かさだ。
が、大阪から日帰りでもどってきて楽しみに迎えた今日の名古屋国際女子マラソンはなんとも意外な展開になった。高橋尚子がよもや10キロにも満たない序盤で脱落するとは予想外。テレビ中継終了時にはまだゴール前1.5キロ地点。ゴールシーンすらテレビで見られないとは。後からきけば昨夏に膝の手術をして万全な練習ができてなかったらしい。いつも口にしていた「諦めなければ夢は叶う」というメッセージ、一番そういってほしかったのは彼女自身だったんだろうか。
快晴の夕暮れに月齢1.8の細い細い月が浮かぶ。1年に12回しかない二日月、それを好天の空に仰げるチャンスはなかなかない。見るからにはかなげな月だけど、それは消えてしまう前兆ではなく、これから満月へと向かう出発点だ。今日、Qちゃんの夢は叶わなかったけれど、それでも最後まで走りぬいた姿を通してその伝えようとした思いは応援していたたくさんの人たちに届いたに違いない。走り続けていれば、どんな人にもいつか満月がやってくるということを。
朝から日差しがまぶしい春のような陽気。最高気温が6度を越えた。さすがに3月になると違うものだ…、違うって。今日はまだ2月。閏年は1日余分に働かなきゃならなくて損した気分、ではなくてもともと2月は28日しかないのだから平年が毎年ずいぶん得していると考えればいいのだ。29日だって他の月に比べればまだ少ない。
月刊誌の編集とか月ぎめでスケジュールに追われる職業の人は2月は忙しいのだろうな。大の月と比べると3日も違う。今年は1日余裕があって喜んでいるかも。入試関連業務もしかり。2月が31日あったらずいぶん違うだろう。考えてみると太陽暦でなぜ2月だけが28日しかないのだろう。1年365日を12ヶ月に配分するのだから、大の月を5個つくって閏年は6個に増やせばいいのに。
さて、2月も末になって大ニュースが飛び込んできた。夏見円のW杯スプリントクラシカル3位入賞。まさに快挙。すごいなあ。距離スキーの世界レベルとの力の差といったらこれまでは話にならないくらいだったのに、去年の札幌大会の入賞から今度は表彰台だ。しかしマラソンは男子はともかく女子は世界トップクラスなのに、なんで距離スキーはこんなに差があるのだろう。所詮は冬季競技のしかも地味な距離スキーなんて日本ではマイナーで注目されてないからかもね。そんな中で孤軍奮闘して結果を残した夏見ほんとにえらい!なんで新聞の1面に載らないのか不思議だ。
終日雪が降り続いた昨日とはうってかわって晴天の日曜日。風もなくおだやかで、昨日午後ずっと欠航していた飛行機も飛んでるだろうし、試験監督があたっている明日の入試もこれでなんとか無事に迎えられそうだ、と思っていたのが大違い。おだやかどころか、千歳方面は強風が吹き荒れて飛行機はもちろんJRもほとんど動いていなかったらしい。丸1日止まっていた飛行機が午後になって少しずつ飛び始めたものの、当然のことながら混乱はすぐには収まらず、とうとう明日の入試は1日延期になった。テレビのニュースとともに緊急の告知メールがきてびっくり。開始時間が繰り下げになったことはあったけれど1日延期というのは例がない。
2月も下旬になってもうそうそう大雪もないだろうと思いたいところだが、札幌の積雪深はこの冬一番になったというしまだまだ油断ならない。こんな時期に入学試験というのもなんとかならないものかと思う。北大は延期になったからまだいいものの、全体から見れば少数とはいえ北海道から本州方面への受験生だって事情は同じだろうに。なんとか無事に明日の試験に間に合って、動揺せずに実力を発揮してほしいものだ。
ぼくはといえば、普通にジムへいって90分走。あとは昨日入手したD905iとたわむれる。PかDかで迷ったけれどPはあまりに人気なのでパス。マイナーなDにした。スライドは慣れるとなかなか捨てがたい。
春の青春18きっぷ発売日。といってもぼくは例によってチラシをもらってくるだけだ。今回の構図はこれまでの旅情をそそるローカル線とは大違いで、夕暮れの朱に染まる長大吊橋。ん、なんで若戸大橋?なわけないか。子どもの頃に竣工した若戸大橋の印象は強く(開通記念切手まで出た)、海を渡る吊橋といえばすぐ思い浮かぶ。考えてみればJRのチラシなのだから鉄道(併用)橋に決まってる。とすると、ああ瀬戸大橋ね。瀬戸の夕暮れなんだ、これは。
しかし意表に出たな。だいたい列車が写ってないじゃんとよくよく見たら、橋の下層にちゃんと写っていた。同じ瀬戸内でも予讃線や呉線あたりは青春18ポスターの十八番だったけど、趣向を変えてみたというところか。でもパッと見汽車旅のポスターには見えないな。キャッチコピーに「出会いに、年齢制限はありません」。きっぷのネーミングとは別に最近は熟年層がターゲットなのだろうか。この年齢制限シリーズ前回は、冒険に〜で、その前が、初めてに〜だった。う〜ん意味不明(笑)。
瀬戸の夕暮れというと、2年半前の秋を思い出す。引田の小さな港の話はたしかここに書いた。帰りに高松で時間があったので、駅からすぐのサンポートという海辺の広場に行った。そこはまさに大小の島を散らせた夕暮れの瀬戸内海。都会の喧騒のすぐ近くにこんなに旅情豊かな場所がある。そう思うとこのチラシの絵も悪くないか。
な、な、なんと!今年はくりやま100キロ中止だとっ(絶句)。去年エントリーして走れなかった千歳JALマラソンの案内状が届いたので、そういえばくりやまはどうなってるかなと海宝ロードランニングのwebページを見て、お知らせに仰天。例年の開催日が洞爺湖サミットとほぼ重なるからどうなるかな〜と不安ではあったけど、なんとまあ中止とは。いやまてよ、これが今年だけならいいけれど。なんたって出走者262、完走者178という小さな小さな大会だからな。これを機になくなってしまうなんてことないよね、海宝さん。
これで今年最大の目標が消えてしまった。去年はかなり不本意だったから、今年こそはと一所懸命膝のリハビリに励んで、昨日はやっとトレッドミルで90分軽く走れるようになったというのに。しっかし、まいったな〜。明日ありと思う心のあだ桜夜半に嵐の吹かぬものかは。来年は走れないと思ったら、もうちっとは去年気合いもはいったろうに。情けないこっちゃ。
決まった以上は嘆いてもはじまらない。善後策を講じなければ。しからばサロマ湖、というわけにはいかないんだよなぼくの場合。とてもじゃないけど13時間制限では走れない。となるとしまなみ海道かあ。今年は6月7日。いつものくりやまより1ヶ月早い。雪解けから2ヶ月か、準備が間に合うだろうか。しかもこんな時期に学校休んで四国まで行けるかなあ。あ、大学祭期間かな。しばらく悩みそう。
アニソンなんていわれてもおじさんには??。ならドラマはドラソンかよ。しかも下川みくにって誰。iTunesでラジオをいろいろ聴いているうちにJapan-A-Radioというアニメソングの番組でたまたま流れてきたのが「もう一度君に会いたい」。あー、なんていい曲なんだろう。これからの季節、卒業式ソングにいいかも。とwebでいろいろ調べて「フルメタル・パニック!The Second Raid」というアニメのエンディングテーマだとわかった。しっかしまったくぼくには縁遠い世界で接点がない。知ってるわけがない。
でも考えてみると、忍たま乱太郎とか鉄腕アトムとか火の鳥とかのテーマソングはよく聴いた。さがせばHDDの隅っこにまだあるかもしれない。アニメ自体はほとんど見ないけど、テーマソングはいい曲あるよな、ドラマの主題歌が売れるのと同じだ。
う〜ん、もう一度会いたい、ではなくて聴きたい。結局、iTunes Storeで200円也を投資して購入。便利な時代だ。Appleのいいなりというか思うツボと思わぬでもないが。ダウンロードは手軽でいいんだけど、著作権保護のかかったこのm4pファイルの扱いづらいのに閉口。金払って買ったんだから個人利用くらい好きにさせろよなといいたくなる。それはともかく、繰り返し聴いているとなんかどこかで聴いたことがあるような気になってきた。このサビの部分、ひょっとして知ってて忘れていたとか。年はとりたくないもんだ。
三連休初日。毎年修論提出〆切日の翌日からのこの三連休は、慌しい年度末の貴重な休養日だ。大きなひと山を越えてやれやれという気になる、はずなのだが今年は連休初日にねじり鉢巻。明日が〆切の化学4月号の原稿の仕上げに四苦八苦だった。この忙しい時期にと呪いたくなるが、原稿依頼は12月だしその間いくらでも余裕はあったはずだから、この仕儀はまさに身から出た錆。追い込まれないと腰を上げない性分は何とかならないものか。何度やってもまったく学習しないな。しかし、皮肉なことに原稿が実験計画の立て方ときた。まったく依頼先を間違えてるよ。
まあ、とりあえず終わってあとは送るだけにはなった(編集部の方、見てたらご安心ください)。内容は文才が文才だからいかんともしがたいけれど、頼まれて引き受けたものを〆切に遅れるようでは申し訳が立たない。だけど雑誌の編集者は大変だろうな。原稿が遅れたりキャンセルされたりしたらどうするんだろう。しかもそれが毎月毎月だ。胃が痛くなることの連続だろう。こんなたまの原稿で四の五の言っていたら笑われるかも。
ところで〆切といえば昨日の修論〆切日。例年時計との争いで大わらわになるのが常だ。でも、当たり前の話ではあるが今まで一人も遅れずに提出してきた。今年はそれがなんとも後味の悪いことになった。かくして、めでたさも中くらいなり三連休、か。
大阪国際女子マラソン。マラソンはまったく筋書きのないドラマだ。テレビで見てさえこんなにおもしろいのだから、自分で走ったらそりゃもっとずっとおもしろいわけだ。今年の話題はなんといっても初マラソンの福士加代子。前半の快走はさすがと思わせたものの、あんな幕切れになるとはねー。あのままぶっちぎって勝てればそりゃすごいけど、まあそうはいかないだろう。にしても、最後は何回も転倒しながらテレビ放映枠ぎりぎりのゴールインになるとまでは予想もしなかった。フジテレビはほっとしたろうな。19位のふらふらのランナーに長居競技場のあのものすごい大声援。あと2,3分遅れてゴール前に放送時間が切れたら抗議の電話が殺到したことだろう。
トラックの女王にとってもマラソンはまた別物。なんといっても1ヶ月では準備不足だったということだろう。でも、終盤に備えて前半はダンゴ状態の牽制になりがちな最近のレースでは胸がすくような飛び出しだった。結果は惨敗とはいえあっぱれ。まあ、負けておぼえる相撲かな。また走ればいいさ。そういや朝青龍は相撲おぼえたかな(笑)。
前半の独走といってもタイム自体は飛びぬけていたわけではないし、客観的にみれば低調なレースだったのかも。しかしこれで北京オリンピックあと1枠をめざして3月の名古屋国際がおもしろくなってきた。Qちゃん浮上なるか。あと有力選手は誰が出るんだったっけ。
終日大雪。そんな中、職場にこの時期恒例の献血車がきた。そういえば昨夏の人間ドックで白血球数不足再検査だったのを、ずるずる日延べしてまだやってなかった。400mL献血すれば血球数もカウントしてくれるからこれで済ましてしまおう。が、問題はヘモグロビンだ。昨年の今頃はHb13.0でぎりぎり200mLしかできなかった。200mL献血だと生化学検査だけで血球数血色素などは測ってくれないので困る。夏の貧血はしようがないにしても冬場はたいがいは大丈夫なはずなんだけどな。ま、いってみよう。
正面玄関で手続きして、くるぶしまで埋まりそうな新雪をこいで献血車へ。ドキドキで検査採血。何もいわれなかったので聞くとヘモグロビン量は14.1だそう。14を超えるなんてぼくにしては上出来。昨冬のショック以来丸1年続けている納豆健康法が奏効したかな。納豆がいいのか薬味のネギやゴマがいいのかはたまたいっしょに食べることになった米飯がいいのかわからないけど。ちょいと血圧がいつもより高かったのは、後で考えるとユニクロのヒートテックプラスタイツで下半身が締めつけられていたせいかも。しかしこれは温かく、ありえなかろうが何だろうが一度はくとやめられない。
終了後にもらえるおまけは今回は緑茶パックとキットカット。緑茶ははじめてだ。キットカットはこの時期いいかもな、といっても受験生は献血なんかしないか。
やった、水星発見。肉眼で見たのは何年ぶりだろうか。冬は空気が澄んでいるので星の観望には好ましいのだが、いかんせん天候が安定しない。晴れていてもぱーっと雪が降ってきたり。雪が途中で融けて降るのが雨なのだから、雪も雨も降り方に違いはないように思うが、これが大違い。雪は局地的に降ったりやんだりの差が大きく、晴れでもくもりでもおかまいなしに突然降って視界をさえぎったりする。今日は日中久しぶりに快晴だったけど、風が強く午後には地吹雪模様に。おまけに夕方の西空には雲が出てきた。
しかし、夕空に水星が高くなるチャンスは今年は2回。その第1回がここ1週間なのでこの機会を逃すわけにはいかない。ナビゲータでもあればともかく、この時期に見えるか見えないかわからない星を長時間戸外で探すのはしんどいが、幸い今の水星は南に大きく傾いているので、2階の部屋の窓から見える位置だ。部屋を暗くして双眼鏡で窓越しに地平線近くを探すことしばし、薄明の空にオレンジ色に輝く水星像をゲット。おお、ほんと久しぶりだな〜。折りしもアメリカの水星探査機メッセンジャーの撮影した鮮明な表面写真が報道されたばかりだ。なんてタイムリー。
位置を確認しておいて窓を開け、しばらく眼を凝らしていたら肉眼でもちゃんと見えた。いやあ今年は春から縁起がいいなあ。いいことあるかも、きっとある、あるに違いない(笑)。
寒い日が続く。一昨日は札幌市内の最低気温が二季ぶりにマイナス10℃を下回った。札幌市の北縁にあるわが家近辺は市内中心部より寒く、ほど近い石狩市生振にある観測点ではその朝は-19.7℃。ここ4日間最低気温はマイナス10℃を切っている。さすがに寒い。それにひきかえ雪のほうは今年はずっと少なかったのが、ここ2,3日で40cm近い積雪があって一気に冬らしくなった。気がつけば大寒が近い。
おもしろいもので、今が一番冬たけなわという時期でありながら、冬至からほぼ一ヶ月が経過して朝も夕も日が少しずつ長くなっているのが実感できる。春が近い、というにはまだ先が長いが、なんとなく先が見えてきたようでうれしい。これが逆でもし寒中の後に冬至がきたら(ありえないけど)、とてもやりきれないだろう。
年末から正月にかけて1.5キロも体重が増えた。ゆゆしきことだ。例年運動不足になる冬は体重が増えるのが常だが、今年は膝を痛めて昨年後半にあまり走れなかったせいもあって、ありがたくない最高記録を更新している。体重が増えれば当然膝には負担がかかるので回復が遅れる、という負のスパイラルに落ち込んでいる。講義で自分がしゃべっているように、ダイエットは1日にして成らず。地道に運動するしかない。幸いスポーツジムで1時間くらい走っても膝はなんともなくなってきたので、雪解けまでには1キロくらいは落としておかねば。
通販のイスが届いた。例年、年末には自分自身にちょっとしたプレゼントを買う。たいていはデジタルデバイスなのだが今回はこれはというものがない。次に何か買うとしたら感度アップしたハンディGPSなんだけど、冬の間はほとんど出番がないし。PDA、スマートホン、携帯、どれも一長一短で対象を絞りきれない。で、結局いずれ買いたいと思っていた自室用のオフィスチェアーになった。ずるずると考えているうちに発注が年末ぎりぎりになったので、到着が正月明けになってしまった。
たかがイス、されどイス。イスの重要性はよくわかってはいるものの、いずれにせよイスはイスでしかないから新調してもあまりときめかない。部厚い説明書もなければパソコンにつなげられるわけでもない。まあこんなものかと通販でえいやっと買ってしまった。後で思えばもう少し慎重に品定めするんだったか...。
届いた梱包の箱にびっくり。それを組み立ててみて二度びっくり。で、でかい。オフィスといってもこれは社長室用のイスではないか。座り心地はこれまでの固い学習イスとは違ってさすがによく、長時間パソコンに向かっていても楽チンだ。しかしこれでもう少しコンパクトだとよかったのに。変則配置のぼくの書斎では机まわりを片付けないと身動きできないし、こんな大仰なイスに座りつけないので少しく落ち着かない。まあ所詮は社長という柄ではないということか(笑)。
新年の大イベント箱根駅伝が終わるとなんだかどっと脱力感が押し寄せてくる。これで正月休みも終わり、またいつも通りの日常生活が始まる。サザエさん症候群ならぬ箱根駅伝症候群だなこれは。サザエさんは1週間ごとだからまだしも、箱根は1年後だから気が遠くなる。過ぎ去れば1年なんてあっという間なのに、見晴るかすこの先の1年はなんと長く見えるのだろう。
その箱根駅伝、今年は史上最多の3校が途中棄権という波乱の大会だった。選手の指導体制を考え直さねばならないと論評されていた。が、優勝した駒大でさえ陸上部の長距離部員は30人くらいだときく。その中から16人をエントリーし、10人が走る。ケガしたり体調崩したりする選手もいるだろうから、ぎりぎりの数だろう。ましてや大会全体では20チームで200人の選手が走るのだから、途中棄権者が3人というのは、あの過酷なレースにしては頑張ってるといえるかも。
最終10区で棄権した東海大の選手はちょっと状況が違って、6キロ地点の踏切で線路に足を取られて靱帯を損傷し、21キロまで頑張って走ったものの力尽きたのだそうだ。痛めた足で15キロもよく走ったものだ。それがタスキの重さなのだろうな。しかしあと2キロ。自分の不注意とはいえ、さぞ無念だったろう。おりしも京急蒲田周辺は高架化工事中。踏切が立体化されてこういう悲劇の芽がなくなるのはまだちょっと先の話だ。
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |