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そして茶釜も・・・

〜 EF65 56の記憶 〜

2001.12.2 UPDATED



  JR貨物高崎機関区にあって、唯一の茶色塗装を纏うEF65 56号機。
2001年6月に第二種休車指定を受けた526号機(→ 7.さよなら526 参照)に続き、2001年11月22日をもって、56号機も同じ道を辿ることとなってしまいました。
 数々のシーンを演じて来た56号機、今回はその末期の姿を取り上げてみました。
← DD51を次位に従え、鹿島線の名所、北浦橋梁を行く56号機。


2001年10月1日の鹿島サッカースタジアム駅構内電化開業を前に、DD51と重連での訓練運転がスタートしたが、その初日となる9月27日に56号機が充当された。


この頃既に引退の影がちらついていた同機にとって、鹿島線入線は最期の華であったと言えよう。次機は、DD51 1804号機(千葉機A55)


2001.9.27 16:02 鹿島線 延方〜鹿島新宮 1456レ (高機変A81仕業アケ)
→ 朝の低い太陽が茶色いボディを照らす。

JR貨物の新鋭機EH500「金太郎」と重連を組む56号機。この仕業、定期ではあるのだが、この前の仕業で抜かれる(帰区した後、違う仕業に充当されてしまう)ことがあり、捉え辛いものとなっていた。

新型機と、いかにも古めかしい風貌の56号機の対比は、35年に及ぶ月日の流れを感じさせる。
この日の前機(写真は後撃ち)は、EH500の中でも最新の、3次型10号機。同機は、サイドの黒色塗装が省略されている他、正面の白色の帯もライト周りのみに改められている。


2001.10.20 7:00 田三支線 三河島〜田端操 単3056レ
(EH500-10 仙貨A107仕業アケ、EF65 56 高機変A102仕業)
← 単機で北浦橋梁を行く56号機。


この日の朝、1099列車を牽引して鹿島サッカースタジアムにやって来た56号機。
折り返しの1098列車は残念ながら単機だった。


長大な橋梁をたった1両で行く56号機を、枯れかけたアシやススキが、終焉間近の物悲しさを一層際立たせているような気がした。


2001.11.3 11:57 鹿島線 延方〜鹿島神宮 1098レ (高機A98仕業アケ)


56号機よ、ありがとう。そしてお疲れさま。



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