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北のDD51

〜 第4章 2つのDD重連貨物〜

2003.10.31 UPDATED



  一度秋の石北に行きたいと思っていたのですが、今年ついにそれが叶うことになりました。紅葉にはまだ少し早いと思われた10月初旬に日程を決めましたが、これが見事に的中。
  さらに、なんと石勝線の臨貨が所定DF200のところ、連日DD重連で運転との情報も入り、俄然気合が入りました。
  今回は、紅葉の中を行く石北のDD重連と、復活した石勝のDD重連の競演を、特別に4枚組でお目にかけます。


← 赤や黄色の絨毯を踏みしめて。

紅葉の当たり年と言われる今年、渡道にあたっての不安は、紅葉には少し時期が早いのではないか、ということだった。
しかし、その予想も杞憂に終わり、思いの外木々は色づき、山を錦に染めつつあった。

あの大雪以来、久しぶりに146kpのお立ち台に立つ。天気も申し分なく快晴。

やがて現れた8557列車は、更新機先頭の重連。さすがに未更新重連、晴天順光、満コンとはいかなかったが、美しい紅葉の中を行く列車にしばし見とれてしまった。

2003.10.4 8:27 石北線 生田原〜常紋(信) 8557レ DD51 1045+DD51 1166
→ パッチワークの森をゆく。


遠くから低い唸りが聞こえ、しばらくあってから黒い煙を吐きながらDD51重連が姿を現した。


残念ながら、直前になって太陽が雲に隠れてしまい、美しい黄葉の魅力も半減してしまった。


自然が相手の鉄道写真は、ここが面白いところであり、辛いところでもある。


2003.10.4 14:57 石北線 常紋(信)〜金華 8556レ DD51 1166+DD51 1045
← 北海道らしい風景の中、未更新重連のエンジン音が響く。


石勝線に復活したDD51重連貨物。しかも連日未更新機が入っていると言う。
数少ない渡道のチャンスに、これは行くしかないと、当初の予定を変更して石勝線を訪れた。


カメラをセットして待っていると、最早聞きなれたDML61Z×4の重低音。ウワサどおりの未更新重連が姿を現し、ファインダーの中を駆け抜けていった。


2003.10.3 8:28 石勝線 広内(信)〜西新得(信) 9078レ DD51 1160+DD51 1161
→ 色づき始めた山を背に。


石北では既に紅葉が始まっていたが、高度なのか南だからか、石勝はまだこれから、というところだった。


石勝線、午前の上り。1/25,000の地図とにらめっこするが、順光になりそうなポイントは少ない。


なんとか探し出したポイントで、DD重連を待つ。
峠を越えて一息ついたのか、軽やかな音を響かせて眼下を通り過ぎて行った。



2003.10.5 9:57 石勝線 滝の沢(信)〜ホロカ(信) 9078レ DD51 1160+DD51 1161



撮影後記

 今回の北海道行は嬉しい誤算が2つありました。一つは石北が予想より早く紅葉していたこと。もう一つは、石勝に復活したDD重連貨物でした。本当は、石北に全日程を割きたかったのですが、石勝にDD重連とあれば、これは放って置けません(笑)。連日天気予報をチェックして、天気の良い方へ流れました。
   結果、石北は一日だけとなってしまいましたが、天気に恵まれ、上に掲載したようなカットをモノにすることができました。
 気になるのは、石勝線のDD重連。来年も走ってくれるといいのですが・・・。
 
  



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