このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

第10回JR貨物広島車両所公開

〜 EF65に3代目茶釜登場? 〜

2003.11.1 UPDATED



 今年も広島車両所公開が開催され、参加してきました。
 今回は広島車両所60周年記念ということもあり、EF65を1両茶色塗装にしたり、カットモデルのEF59 16号機を並べたりするなど、いつもにも増して気合の入ったイベントとなっていました。
  部品販売はもちろん、一般のお客さんにも喜ばれる多数の催し物のお陰で、入場者数は過去最高だったそうです。
  今回は、主だった展示機関車に絞って紹介させていただきます。


← セノハチのプッシャー、EF67の更新機


JR貨物の各機関車に更新機が出る中、改造機であるEF67にも更新機が登場した。
本機は元々EF65 133号機として1970年に製造されたものを、補機用として1990年に改造したものである。


元々は宮島をイメージした朱色一色の塗装だったが、更新にあたって、裾部に白とグレーのラインを入れ、正面窓と明り取り窓周囲を黒く縁取り。さらに尾灯を角型LEDに交換の上、パンタをシングルアーム化する等、細かいところまで手が入れられている。


2003.10.26 JR貨物 広島車両所
→ 今回の目玉、EF65 75号機

本機はJR貨物岡山機関区で休車中であったが、今回のイベントにあわせて、茶色塗装となった。

元々はEF65形式3次型(73〜84号機)のうちの1両で、77〜84号機がP型へ改造されてしまったため、同型としては僅か4両のうちの1両であった。さらに、本機はEF65の中でも日本車両/富士電機のユニットで製造された少数派で、通常は3つある1位側のモニタ窓が1つ少ない。

茶色いカマには黒Hゴムの方が締まっていて好印象を受ける。


2003.10.26 JR貨物 広島車両所
← 関門の番人、EF81 300。


JR貨物門司機関区からやってきたEF81 304号機。青いヒゲが付けられているのは、更新機の証である。


EF81 300番台は関門トンネル専用機として製造され、普段は幡生操〜福岡タ間で貨物列車の先頭に立っている。


付けられているマークは、今回のイベントをPRするために作成されたマークで、ベースになっている絵柄は、昔を知る人にとってはニヤリとさせるものである。


このEF81、翌日からの仕業に充当されるため、イベント終了を待たず、13:30頃に会場を離れてしまった。


2003.10.26 JR貨物 広島車両所

撮影後記

 





 今回も私はスタッフとして参加させていただきました。今年は天気もよく、朝のうちは寒いくらいでしたが、日が昇るにつれて気温もぐんぐん上がり、昼間には汗ばむほどの陽気になりました。(実際、私は昼間Tシャツ1枚でした)


 EF65 75号機の茶色塗装化には驚きました。とともに、このまま廃車にしてしまうのはもったいないと思いました。貨物列車の先頭に立つ姿を見ることは、叶わぬ夢なのでしょうか。9号機、56号機なき今、新たなスターの出現に期待したいところです。


  広車のイベントはいつも和気藹々としていて、さしたるトラブルや怪我等もなく開催されています。いつも思うのですが、これはとても素晴らしいことです。もちろんその裏には広車の方々のひとかたならぬご苦労があるからであって、我々もそのことを忘れないようにしたいものです。 
 
 



← 今年の広車公開パンフレット。
  参加の叶わなかったEF510の写真は、このHPにもあるものです。
  



このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください