このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

351号 20031221

12月市議会報告№1

12月市議会が8日から始まり、1011日の行政一般質問では11人の議員が質問。7人が合併問題を取り上げ、市町村合併問題が大きな注目点となりました。辻田市長の政治姿勢に重大な問題点があることが浮かび上がりました。

辻田市長は、「大型事業についての市議会決議」を敵視するのか!

丸山中学校の建設や三芳村役場の建替えなど目に余る町村の大型事業は新市の財政に危機をもたらすとの懸念から、九月市議会では、大型事業は新市計画との整合性を精査すべきで、それまでの間、一時凍結にしようという趣旨で市長から各町村に申し入れてくれという 決議 を全会一致でしました。

ところが、それにもかかわらず、問題と目される大型事業が次々とすすめられ、市議会の決議は町村から全く無視されている状況が続いています。このため、辻田市長は申入れをちゃんとしたのか、町村の反応はどうであったのか、ということが問題となりました。

議会の質問を通じて、辻田市長は、九市町村の市町村長会議で申し入れると議会に約束していたにもかかわらず、実は申入れをしていなかったばかりか、会議では、むしろ、他の町村長から市議会の決議について質問が出され、それに対して、「あの決議は市議会が市長に申し入れたもので、市議会と市長の問題だ」「私は、町村が決めたことについてそれを変更しろとか、やめろとかいうのは内政干渉だと思っている」と説明したことがわかりました。辻田市長が実際には市議会の決議を敵視していた実態が浮かび上がりました。

市長の答弁が回りくどくてハッキリしない点が多いことなどから、会議の議事録(記録)を提出してもらいたいとの質問が出て、辻田市長は、「市町村長会議は、私的なもので正規の会議ではないので、議事録などの記録はない」と答えました。そんなはずないと思うが、本当にないのか、間違いないかと、4人の議員が繰り返し再確認しました。

 

やっぱりあった議事メモ。辻田市長の答弁は、ウソだったのか?

16日開かれた総務委員会では、合併協議会事務局長を参考人としてお呼びし、市町村長会議についてお尋ねしました。

事務局長は、「市町村長会議は、合併協議会の幹事会の確認にもとづいて設置され、市町村長の情報交換を主目的にしている。日程の調整は事務局で行い、会長の決済をへて召集の通知は事務局長名で行なっている。会議の記録は正式の議事録ではないが、事務局長が参加し議事メモをつくっている」ということでした。

辻田市長の本会議での「私的な会合で記録はない」との答弁は、事実と違う可能性が高くなりました。辻田市長が市議会で議員の質問に対してウソの答弁を繰り返していたのだとすれば大変重大な問題です。議事メモの全面公開が求められます。

 

戻る

ホームページに戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください