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平成17年  3月 定例会(第1回) - 03月03日−02号

◆25番(神田守隆) 新年度施政方針をお聞きしまして、次の5点について、辻田市長の所見をお尋ねいたします。【略>
<略> 次に、第2点であります。乳幼児及び心身障害者の医療助成の改悪と、市長の福祉に対する基本姿勢についてお尋ねをいたします。館山市の乳幼児医療や障害者医療の助成制度は、日本でも最も早い時期である昭和48年度から導入された制度であります。私自身も子育てに当たっては大変ありがたかった。この制度のおかげで心強い思いで子育てができました。多くの市民の思いも同じだと思います。30年を超える長い歴史で、この制度は市民に定着した福祉施策であります。少子高齢化の中で子育て支援の重要性が国においても言われ、乳幼児医療費助成制度は全国の市町村でも取り組まれるようになってきましたが、その先鞭をつけてきたのが館山市でありました。館山市といえば乳幼児医療費助成制度と言われてきたのであります。3歳以上の幼児や障害者の助成を入院だけに限定する、これまでの館山市の福祉医療施策の歴史的な改悪だと思うのでありますが、どうお考えになりますか、市長の認識をお聞かせいただきたいと思います。

○議長(秋山光章) 辻田市長。          

◎市長(辻田実) 神田議員の御質問に対して、お答えを申し上げます。 <略>
<略> 次に、大きな第2、乳幼児及び心身障害者の医療助成についての御質問でございますが、市単独の福祉事業につきましては、市の財政力に応じた範囲で事業を実施せざるを得ないほど、市の財政状況が厳しいということでございます。乳幼児及び心身障害者の医療費補助の市単独事業につきましては、市民にとってより負担が重い入院医療費を助成しようとするものでございます。なお、乳幼児医療費助成につきましては、月額1,000円の自己負担を撤廃し、県補助事業と同様に現物給付に改め、現行より利用しやすい制度にしようとするものでございます。

○議長(秋山光章) 神田守隆議員。

◆25番(神田守隆)<略>  次に、心身障害者のあるいは乳幼児の医療費の問題、市長のお話を伺いましたけれども、要するに財政負担、こういう問題だよと、お金の問題だよというお話でしたから、それでわかりましたけれども。それじゃ、この乳幼児医療の削減額という点で、あるいは心身障害者医療の削減額ですね、この制度が通院を乳幼児ではカットしますよと、あるいは障害者では3級、4級についてカットしますよと、こういうことの結果ですね、実際にカットされる数字というのは幾らになりますか。

○議長(秋山光章) 大山市民福祉部長。

◎市民福祉部長(大山了一) 削減額が幾らかということにお答えいたします。  障害者、乳幼児とも、今回提案しております制度の変更は、周知期間を置いて17年の7月から実施しようというものでございます。ですから、17年度予算は9カ月分の変更でございます。  それから、医療費の助成はこれまでも毎年伸び続けておりますので、そういう伸びも見ています。ですから、17年度予算だけ見ると、なかなかわかりづらいというのは確かでございます。そこで、制度変更の影響額を、17年度1年間を通じて制度変更したとしたらどうなるかという数字で置きかえてお答えをいたします。まず、障害者の医療費助成ですが、現行制度を維持しますと17年度は市の単独部分で6,000万円必要になります。これが制度変更後は、入院分の2,200万円だけということになりますので、1年分にすると3,800万円ほど削減になります。それから、乳幼児医療費ですけれども、やはり現行制度を維持しますと17年度は市単独部分で1,700万円ほど必要になります。これが制度変更で入院分だけで150万円ほどでございますので、ほとんどなくなるということでございます。 以上でございます。

○議長(秋山光章) 神田守隆議員。

◆25番(神田守隆) そうすると、乳幼児でカットするのは年間で見ると大体1,700万円、それから障害者で3,800万円、合わせると5,500万円ぐらいと、こういう数字だよということになるかと思います。私は、まず館山市のこの総合計画がありますよね、「みんなでつくる新世紀」ということで一生懸命つくった計画ですよ。この中でどういうふうに言っているのかなと思って、見てみましたけれども、市の2005年度までのこの基本計画ではですね、主要な事業として乳幼児医療費の支給や心身障害者医療の支給を位置づけて、その支給をしていくんだと、こういうことを明示しているんですね。削るなんていうこと、全然書いてないですよ。自ら決めた基本計画なわけです。  それから、行政改革懇談会の提言というのも読みましたよ。この行政改革懇談会の理念、行政改革懇談会だから、こういうものを削れと言っているのかなと思って読みましたけれども、その中では、提言では経費削減のために通院医療なんか外せなんていうことは一言も言っていなくて、むしろ子育て支援を新たな重要な行政事業だととらえて、子供をふやす方法として直接奨励金を給付するなどの経済的な支援策の創設、充実をすることを改革の方向としていると、行革でやれと言っていること、行政改革懇談会でやれと言っていることは、充実しろと言っているんですよ。これは行政改革としても落第じゃないですか、これでは。全く正反対のことを始めているわけです。まさに時代に逆行している。  私は、それに安房の7町村合併協定書を見ました。これを見ますと、児童福祉について、小学校就学前までの医療費については入院ととも通院も補助の対象としているわけですね。安房の7町村が合併しましたね、今度ね。合併協定の中で就学前までやるんですよ。すると、この安房の中でやっていないって、通院の子供たちの医療費に助成をしないのは館山市だけだと、こんなふうになっちゃうわけですよ。そういう近隣との関係から見ても非常におくれたということになってしまう。こうした、一体どこからこんな乱暴なことが出てくるのか、どういう議論がこれまで経過があってこんな議論が出てくるのか、私は全く突然に出てきたことでですね、一体どこでこんな議論が出て、急に乳幼児医療という、館山市で三十数年にわたる歴史のあるこの施策が今回こういう大改悪をされようとするのか、ほとほとわかんないんですよ。だから、天のお声か何かで市長は突然そんなことを思いついたのか、一体どういうことなんですか。

○議長(秋山光章) 辻田市長。

◎市長(辻田実) もう神田議員がおっしゃられるように子育て支援という面から考えれば、乳幼児に対する医療費の補助というのは有効であると、この提言はそういうことでもって真摯に受けとめておるわけでございます。先ほども申しましたように、財政が伴わないわけでございますので、それだけじゃありませんで、行革審の中じゃありとあらゆるですね、こういうものはこうしていった方がいいんじゃないかというものも出てきていますから、それやったら、全部そのとおりに一挙にやるとなると大変な予算になるわけですから、それは一つのスパンとして、そういう考え方がある。それを徐々にその精神を組み入れていくということで対応せざるを得ないという状況に今なってきている。  高度成長のときには予算がどんどんふえていきましたから、ある程度そういういいもの、効率性のあるものはどんどん取り入れていっても予算もそれについていったわけでございますから、逆にですね、基本構想をつくる時点では想像もつかない財政赤字というもの、国がもう600兆円にも及ぶ赤字をつくってしまったという、そういう中、これは国だけじゃなくて、地方も同じような状況の中でもって予想もできない財政赤字というんですか、こうなってきたわけでございますので、その点については精神は生きておりまするけれども、予算的にそれが単年度においては支出ができないと、こういう面があるわけでございまして、さきの全協でも総務部長が申し上げましたように、ここでもって3年間、19年まで徹底した行革と歳出の削減を図っていかないと、財政再建団体に陥る危険性があるということでもって、この3年間はとにかく本当に全市民挙げて、やはりこの財政問題については緊縮という形の中でやっていこうということでございますので。  これがきちんとできれば、19年以降はある程度収支のバランスのできた予算になるわけでございますので、その中でもって今まで提言されているような問題が予算の範囲内でもってできるだけ入らさせていただきたいと思って、ことしの予算編成につきましても各課について、もうどうしても緊急性があり、これやらなきゃならないものに絞ってやってくれということを言っても、20億の概算要求でもってオーバーしているわけです。それを20億削ったわけでございますから、それはいろんな面でもって大変な事態が出てきております。しかし、金がないんだからただ削ったというわけじゃございませんで、それはもう断腸の思いで人件費までもやはり削らなきゃならない、館山市始まって以来のこと。  それで、財政調整資金も全部はたいてしまった上でこうなったという状況でございますので、そういう点については、この3年間の財政改革にひとつ協力していただいて、そして19年以降については、その収支がバランスがとれるようになってから新しい新規事業なり、そういったものをやはり順位をつけてですね、やっていくと。これはもう全部やるとなったら、医療だけじゃなくて、農業から教育から商業からいっぱいあるわけですから、それやったら館山市の予算を上回るぐらいの要望枠があるわけですから、それは年度別にどうしていくか、単年度予算の中でもってどれだけ優先順位をつけていくかということについてやるわけでございますので、そういう財政緊急事態になったということで御理解をいただきたいというふうに思っております。その精神なり方向については無視するわけじゃありません。それは、そういうことでもってその予算の中で順位をつけて少しずつ実現する方向に努めておりますので、よろしくお願いします。

○議長(秋山光章) 神田守隆議員。

◆25番(神田守隆) 要するに金がないんだと聞いていても、予算の数字合わせのためにやったと、それ以外のものはないですよね。数字合わせというと、市長と助役と総務部長で決めたんかいと、それ以外にないですよ、市長の答弁を聞いていると。どうも3人の合作ですか、これは。だって、助役や総務部長の人件費を合わせて、いなくなったら2,300万ぐらいの金が浮くんですよ、天下りでやめさえすれば。子供たちの医療費をつぶして、天下りをやっているというのは、そういうことで市民に通るかい、と私は思いますよ。どうも3人の合作かなというふうにちょっと言うと、言葉が強いかもしれませんけれども、どうも予算の数字合わせだと言う以外に何もないということだけは確認しておきたいと思いますよ。  
以上でございます。

○議長(秋山光章) 辻田市長。

◎市長(辻田実) 先ほどの御質問の中でもって、予算編成は三役でもって数字合わせとしか思えないということでございますので、それについてはひとつ誤解のないようにお願いしたいと思います。11、12月ということでもって、財政課を中心にしまして、各課、全課とヒアリングを非常にやりまして、どうしても絞れないということでもって12月の末から私のところへ約20億の、これは切らなきゃだめだと、予算が足らないんだと、概算要求だ、それでもって約一月にわたりまして、各課、本当にこれ切られたらもう行政はできませんという、ほとんどこれはもう約束しちゃってある、農家組合だとか漁業だとか町内会から道路だとか何かでもって、これ切られたらもう大変だと、そういうことでもって夜遅くまで本当に財政課の職員なんていうのはもうぎりぎりまでやって、そしてようやくもう涙をのんで、本当に申しわけないと思ったけれども、金がないんで堪忍してもらいたいということでもってこういう予算になったわけでございますから、簡単に数字合わせじゃなくて、市の職員がほとんどの各課がもう毎晩遅くまで大変な、今までにない予算編成だったということだけは理解しておいていただきたいと思います。

○議長(秋山光章) 神田守隆議員。

◆25番(神田守隆) この際だから天下りをやめるというようなことでもあれば、市長の決意が見えるんですけれども、残念ながら私には数字合わせとしか思えませんね。数字合わせも計算が間違っているんですよね。私にはどうも間違っているように思えるんですよ。財源の問題で、私は端的に言いますけれども、館山市の一般財源、国は前年度並みに保障したと言っているんですよ。交付税の制度というのは、地方税が1億円減れば、交付税で基本的には75%保障されるわけですよ。1億円減ったら、交付税が7,500万、今は臨時財政対策債と一緒になりますけれども、そういうシステムになっているんですよ。ところが、そういうふうになっていないんですよ。  私はざっと見て、2億円財源がどっかいっちゃったなと、いや、2億円というのはちょっと多いかな、1億5,000万かなとかっていろんな議論は出てきますけれども、計算が合わないんですよ。その辺の市長の認識として、財源がない財源がない、金がない金がない、だから削る削ると、数字合わせだよというふうに、私は数字合わせと言いましたけれども。だけれども、そのこと自身、実は何かを隠しているんじゃないかなと、私はそういうふうに見ちゃうんですよ。私はそういう認識を持ってんです、財源がどうも足らないぞと。国がうそをついているのか、市長がうそをついているのか、どっちなんですか。

○議長(秋山光章) 辻田市長。

◎市長(辻田実) これは、もう御案内のとおり、館山だけではございませんで、特に10万以下の都市についてはもう大変なところでもって、鴨川の市長もきのうも会いましたけれども、冒頭、館山予算よく組めたねと、うちの方も大変だったですよと、これから本予算組むのにどうなるかということも話しておりましたし、つい10日ぐらい前に勝浦の市長も予算組めなくて大変だということでもって、どこの市長も、そういう近隣でそうございますし、全国的にもやはり同じようにどこの町村も去年は予算組めなかったと。去年は、しかしながら積立金やなんかをはたいてしまって何とか予算をやったと、ことしは積立金、そういうのはもうないから、どうして組んだらいいんだということでもって、市長会等ではもうそういう意見が噴出しておりまして、総務大臣に対して要望は出ております。  その後、個々に予算編成、どうなったかはわかりませんけれども、やはり館山同様大変な苦労をしていて、これはこれからやはり中央に対して、各市町村はこの予算の不足ですか、それについて、大変な問題が起きてですね、国に対して要望されるだろうというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

○議長(秋山光章) 神田守隆議員。

◆25番(神田守隆) ですから、終わります。要するに市長は国あるいは総務省にだまされていると、こういう認識だということだけ確認しておきます。

○議長(秋山光章) 以上で25番神田守隆議員の質問を終わります。

<さらに3月8日の議案及補正予算質疑でさらに追及しました。この記事録は ここ >   

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