このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

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行くも帰るも


宇佐大橋から

・6月7日

朝6時過ぎに起き、家を出る。 駅の手前のコンビニで朝食を仕入れて6:35の「しまんと」1号で高知へ。
そんな水無月7日、通算14日目

35番札所 清瀧寺まで
「しまんと」を朝倉で降り、駅前のコンビニで色々と用を足した後バス停に出ると、 8:52の高岡行きが来た。 当初は9:02の宇佐行きにのる予定だったが、経由地を確認したところ、 高岡行きに乗っても何の問題もないようなので早速乗車する。
国道56号を20分ほど走って、仁淀川を渡ってすぐの中島バス停で下車。前回のセーブポイントである。

雲がうまい具合に日差しを遮り、中々の歩き日和だったのだが、50分程歩いた後、清瀧寺への 上り坂に差し掛かると、やっぱり盛大に汗をかく。これさえなければなぁ・・・。
10:10分頃に到着。納経を済ませてから、トイレで着替え。ジーパンを半パンに履き替えた。 これで少しは涼しくなるだろう。

36番札所 青竜寺まで
山を降り、土佐市の中心部を抜けて県道39号を南下。
少し早いが12時前に、 先ほどコンビニで買ったオニギリで昼ごはん。飲み物の麦茶は家で作って持ってきた。 よく考えれば、家でご飯を炊き、オニギリ作れば経費節減になったのに。
塚地坂への登り道に差し掛かったところで、本日2回目のへんろ道。 峠へ向けて石畳の坂を登る。
途中で、作業服に鎌もって降りてくる人がいた。 少しおっかなびっくりであいさつしながらすれ違った。

峠で一服して、海と宇佐の町並みを眺めながら坂を下り、宇佐大橋を渡って横浪半島へ渡る。 しばらく、どことなく室戸への国道55号を思い出させる海沿いの道を歩き、青竜寺の門前へ。
海から少し離れた山すその寺へ、アジサイ並木を眺めながら進む。普通のアジサイもいいけれど、 ガクアジサイの趣も素晴しい。

・須崎駅まで・・・のはずだったのに
空模様がだいぶ怪しくなってきた。と思うまもなくポツリ ポツリと雨が降ってきた。 少しでも先に進んでおきたいので、横浪スカイラインを須崎へ向かう。時刻は15:00を過ぎたところ。 このまま歩いていても須崎までは20kmあるので、今日はこれから、途中から半島の内側、 浦ノ内湾を須崎市営渡船で突っ切る予定にしている。 以前新聞で、この区間は、お大師さんも船で渡ったとか言う記事を読んだことがある。 この先の乗り場から船がでる時間は16時過ぎ。推定距離と残り時間を比べると、 なんとか間に合うかなぁ、といったところ。
そんなわけで、人家もない、歩道もない、アップダウンとカーブが延々と続く 尾根伝いの自動車向け道路を、 小雨にうたれ、心の中で「不安定になる、不安定になる」と呟きながら歩いている。
そのうちに、目印となる甲子園で有名な某高知県代表高校の建物が、秘密基地さながらに見えてきたので、 交差点で右折して浦ノ内湾への坂道を下る。 これまでなんとか押さえこんでいた「思わず走りだしたくなる衝動」が暴発し、駆け出してしまった。 おかげで?予定時間までに船着場にたどり着けた。雨も止んだ。
切符売り場も待合室もなく、時刻表さえない。単に海へ向かってコンクリの桟橋が突き出ているだけ の乗り場で、ボーっとしているうちに、船が来る時間が過ぎていく。

船、来ないよ?なんで?

携帯電話で104番をつかい、須崎市役所の番号を調べて電話をかける。 当直?らしい人が出たが、担当部署でないのでよく判らんけど、休みですよ、との答え。
そんな、ホームページには日・祝日運休とはかいてあったけれど、土曜は・・・

事前の調査不足かもしれない、と諦めながら宇佐へ引き返す。幸いなことに、 先ほどの「心の不安定になる道」を通ることなく、湾沿いの小道をたどって宇佐大橋を渡り、バス停に たどり着くまで約1時間。
高知県交通のお世話になって高知市内へ撤収する。

帰宅後、もう一度須崎市のホームページを確認してみたら、土曜運行の確約はとれなかったが、 日程的に16時の便は40分遅れで運行される期間にあてはまっていた。あと30分くらい待っていれば、 船に乗れたかもしれない。

次は市役所に確認をとってみて、再挑戦。

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