このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

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最長不倒 二日目


な、なんだって〜

・10月11日

神無月11日、通算18日目。
今日もまた、「しまんと」1号で高知へ。今日は9:54着の土佐入野で降りる。それまで3時間と20分。 高知県もだいぶ西まで進んで、さすがにアプローチが厳しくなってきた。何しろ、新幹線の東京〜大阪間よりも 所要時間が長いのである。

ようやく土佐入野に着き、10時に歩き始めた。松原の中を抜けて道なりに歩いていくと川にぶつかる。

・・・さっそく道、間違えた。50mほど戻って別の角をまがる。その後、無事に川を渡り、 海岸沿いのアップダウンのある道を、少し時間を気にしながらテクテク歩く。この先、四万十川の河口には 渡し舟があり、12時の便に乗らなければ午後の予定に響くのだ。とはいうものの、駅から12km(推定)の 道のりを、いくら初日だからといっても2時間で歩くのは少々無謀だ。迂回路を回っても距離・所要時間とも 大差はないし、と考えていると、道端におなじみの「へんろ道」の看板が登場。 ご丁寧に、「金剛福寺、四万十大橋渡る」「下田〜初崎 渡船 平成17年待つ廃船した。渡航不能」 のご案内。 そうか。悩む必要はなかったのだ。

多少のんびりと歩き、12時に四万十大橋到着。橋のたもとのコンビニで弁当を買い、昼食。 腰掛けたベンチの隣では、自転車でまわっているおじいさんが、 今夜の宿を確保するためあちこちに電話をかけているが、 どこも満員らしく困っている。「三連休の初日ですからね〜」と同情すると、そうか!今日から3連休か。 と思い出した様子。旅に明け暮れると、曜日感覚も薄れていくのだろうか。

20分ほどして出発。川を渡り土手の道をゆくと、先ほどのおじいさんが追い越していった。 宿は見つかっただろうか。
土佐清水市との境の峠を1km強のトンネルで、15分ほどかけて抜ける。昔は当然山を越えていた区間だろう。 交通機関の発達で、歩き遍路も多少は楽になっているのだろうか。15時半、下ノ加江に至る。 ここで39番札所への道が分岐。足摺岬の38番札所金剛福寺に到達した後は、下ノ加江まで戻って分岐していくのが 遍路道のメインルートとされている。早速、戻ってきたお遍路さんと離合。あいさつを交わしつつすれ違う。

宿泊予定の大岐の民宿に着いたのは17時少し過ぎ。気がせいていたからなのか、予想よりも1時間近く早く着いた。

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