このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

海外自転車旅行 フランス編−2

 

ロワール川沿い古城巡り

 

上の地図の右下に自転車のイラストがあります。古城巡りは自転車でということなのでしょう。
多くのサイクリスト立ちに出合いました。また泊ったホテルでレンタルサイクルも見かけました。

   5/14の日記から 

 Beaugency 晴れ 走行距離Chateaudun より57Km

ようやくロワール川に到着。11日から今日まで5日間、地平線まで続く菜種、小麦、インゲン畑を走ってきた。単調といえば、単調なのだが、今回の旅行で一番印象に残っている風景だった。

たどり着いた町(村?)にも綺麗なパン屋があった。この町でなくてもフランスの田舎ではどんな小さな村にも教会とパン屋と美容院がある。さすがおしゃれな国だ。


  パンで作ったマネキン

















  店の中は色鮮やかでした、たまたま写っているお嬢さんも格好いいですね

 

シャンボール城

この日から、ロワール川沿いの古城巡りです。

最初がシャンボール城。城の正面に行く道は車両通行禁止なのですが、自転車は車でないと勝手な解釈をして、道を占有して城に向かいました。人気全く無く最高の気分でした。

城の近くにあるはずのホテルを探すのに城の周りをうろうろ。何のことはない人が集まっている城の真向いにありました。



 遠方にシャンボール城が見えます。
 ルイ十三世が馬車に乗って通った道なのでしょう。


 現在車は別の道を通って城に行きます。
 私たち二人だけで占有しました。




 この旅行では、しばしば車道を占有していました。
 それだけ車の通行が少ないのでしょう。




 ホテルを探して城の周辺をうろうろ、絶好の散策でした




 ホテルは城のすぐ近くにありありました















 最近日本でも見かけるようになりましたが、幼児連れの観光客をよく見かけました。

 若いから出来るのだと!年の差を感じます

Menthlis 

ロワールの小さな村Menthlisの昔貴族の館だったという民宿に泊りました。

前々日インターネットで予約はしたのですが、すぐには返事がありませんでした。前日インターネットで確認しようと考えていたところ、あいにく泊まったChambordのホテルではインターネットが使えませんでした。悪いことは重なるもので、民宿の電話番号も控えておかなかったのです。行けば何とかなるだろうと民宿までたどり着いたのですが、昔貴族の館だったというだけあって、立派な門構えの扉は閉まったまま、呼び鈴を鳴らしても応答がありません。

今日の走行は37Kmと短いので、さすがにゆっくり朝食を楽しんでも、午前中に着いてしまっていました。買い物にでも出かけているのだろう、しばらく時間を潰そうと周りをうろうろしていると”Can I help you" とバケットを抱えた婦人から声をかけられました。

渡りに船”Yes Please”事情を話すと、それでは家にいらっしゃいと言うことで、お宅にお邪魔。電話帳をみても載っていず、知り合いに聞いても判らず、最後は私のパソコンをつながせてもらって電話番号を確認。ようやく事情が分りました。掃除をしている時でブザーの音が聞こえなかったというわけでした。


 貴族の館の門です。遠隔制御で鉄扉を開閉しています




















                                               親切にして頂いたご婦人の家です

庭が綺麗に整備されていました、自分一人ではとても出来ないので植木屋に頼むそうです。フランスの田舎は実に綺麗でした。また住人が庭を整備している光景をしばしば見ました。

地域全員で綺麗にしようという伝統があるのでしょう。



 貴族の館です。庭も立派でした。
 
 法律で分割譲渡が出来ないそうです。

 維持に大変だとこぼしていました。












  


 貴族の館の堂々たる表玄関です。

 自転車旅行でこそ初めて経験できた楽しさでした



インターネット(ノートブックパソコン)

出来るだけ早い時間に目的地について宿を探すことにしていましたが、面白そうな民宿があれば、予約することもありました。

フランス語が全く判らない私にとってホテルの予約はインターネットだけが頼りでした。

イギリスのB&B(ベッドアンドブレイクファースト)に相当するのがシャンブル・ドットです

民宿と言っても中には貴族の館という素晴しいところもありましたし、フランスの農家にも止まりました。どこも手料理とその土地のワインで同宿者全員がテーブルを囲む経験はホテルでは味わえない良さがありました。

このため、ノートブックパソコンが必需品となり、そのしわ寄せが着るものにきて、着たきり雀で過ごしました。



 夕食は宿泊者全員でテーブルを囲みました。

 素晴しい雰囲気でした。


勿論ワインはこの土地の地酒でした。













 生ハムと自家製のパテ。

 パテというのは田舎の家庭料理なんだなと実感しました


 美味しかったです。

シェノンソー城

ロワール川の支流シエール川に浮かぶ城です

                       シエール川に浮かぶシェノンソー城 

女城主が六代続いたため、6人の女の城と呼ばれています.。またアンリ2世を巡る二人の女性の嫉妬と復讐の物語の舞台となった城ということです





 サイクリングのグループ。

 アップダウンも少なく距離的にもそれほど離れていないのでロワール川の古城巡りはサイクリングに最適でしょう。















                  シェノンソー地酒ワインです



  

昼も                              夜も

昼は城の庭園で、夕食は近くのテラスでシェノンソーの赤・白ワインを楽しみました。言うことなしです。
真剣にサイクリングを楽しむ方にはひんしゅくをかわれそうですが、私にとっては最高のひとときでした。


ヴィランドリー城

幾何学模様の広大な庭園。イタリア人造園家の設計だそうだが、私にはフランス庭園そのものに思えた。ガーデン好きな家内はイングリッシュ庭園が好きだが、私はフランス庭園の方が好きです。

ヴィランドリー城の庭園、見事なものでした

 

ユッセ城



遙か遠方に見えるのが「眠れる森の美女」のモデルとなったユッセ城です。

一直線の道路です。フランスが大きな農業国だと改めて感じた瞬間でした。














 ユッセ城の近くにて。ガイドブックによるとユッセ城は交通の便が悪く、観光バスを使うのがベストとありました。

  車もなく、人気もなく実にのんびりとしたところでした。



シノン城とソーミュール城


 シノン城 

 ジャンヌダルクとシャルル7世の会見が行われた城として有名。

、今では、荒廃した要塞に近い。

 シノンワインで有名な地なのでここで一泊。


 ロワール川の支流とはいえヴィエンヌ川は広くゆったりと流れていました









                          ソーミュール城  


  丘の中腹にトンネルが掘られていました。








 シニアサイクリストの一団でした

 残念ながらフランス語でよく分りませんので気持ちだけでエール交換














                                 一服

右の林のすぐ向こうがロワール川です。

日本の川との違いはこの並木です。川の傍を走っているという感じがありませんでした。

              遠くに教会と、町役場らしい建物が見えます。典型的なフランスの田舎町の遠景でした。

今日でロワール川にお別れ。何となく感傷的な気持ちに浸りました。

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