このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
大学の発祥 |
古地図で訪ねる大学の始め
大学の発祥地を古地図と発祥碑で訪ねてみます。
東京農工大学 工学部
農産陳列所 蚕病試験場跡 解説版 東京都千代田区築地内幸町1−1 | 解説文から 明治政府は産業奨励のため、この地麹町区内山下町一丁目一番地(現千代田区内幸町)に農産陳列所のうさんちんれつしょを設置した。 当時日本の輸出品の中心は生糸であったので、明治十七年(1884)四月、ここに蚕病試験場を設けて特に蚕業の振興を図った。この施設は明治19年(1886)西ヶ原(現北区西ヶ原)に移り、東京高等蚕糸学校となり、さらに昭和15年(1940)小金井町(現小金井市)に移転し、東京農工大学(現工学部と農学部の一部)になっている。 平成4年(1992)10月 千代田区教育委員会 |
5千分一東京図 明治始めの地図 京橋区木挽町近傍 |
東京高等蚕糸学校発祥之地 記念碑 東京都北区西ヶ原2丁目 財務省印刷局 附属 東京病院 | 碑文から 明治19年10月 麹町内山下町より移設 農商務省蚕病試験場 明治29年3月 改称 農商務省蚕病業講習所 大正3年3月 文部省移管 東京高等蚕糸学校 昭和15年4月移転 現東京都小金井市 昭和19年4月 改称 東京繊維専門学校 昭和24年5月 昇格 東京農工大学 平成3年10月 東京都北区教育委員会 東京高等蚕糸学校 記念碑建立協賛会 |
東京農工大学工学部 小金井東京農工大学は1874年に設立された内務省勧業寮内藤新宿出張所に設置された学問所が前身となっているが、農学部と工学部は1949年に新制大学の東京農工大学として統合されるまでそれぞれ全く別の教育機関としての変遷を辿った。 東京繊維専門学校
1874年 内務省勧業寮内藤新宿出張所に蚕業試験掛設置。この地は、現在の新宿御苑となっている。
1884年 農商務省へ移管、農商務省蚕病試験場と改称。
1884年(明治17)4月農務局の一分課として蚕病試験場を東京府麹町区内山下町農務局出張所内に設置
1886年(明治19)10月24日麹町内山下町より移設 西ヶ原に移転
1887年 蚕業試験場と改称。
1891年 農商務省仮試験場蚕事部と改称。
1893年 蚕業試験場と改称。
1896年 蚕業講習所と改称。
1899年 東京蚕業講習所と改称。
1914年 東京高等蚕糸学校と改称。大正3年3月 文部省移管
1940年 現在地の小金井に移転。
1944年 東京繊維専門学校と改称。
1949年 東京農工大学へ統合。東京農工大学の繊維学部となった
東京農工大学工学部 小金井
東京農工大学 農学部
水田の碑 | 水田の碑 駒場農学校の跡地 近代農学研究・農業教育発祥の地 この水田は 明治11年 ここ駒場野に開校した農学校の農場の一部でわが国 最初の試験田 実習田として 近代日本の発展を支える淵源の一をなした 農学校は いくたびか 学制の変更により 名称を変えて その歴史を継ぐ 学校が この地で発展を重ねた その間この水田は 近代農学研究発祥の地にふさわしい沿革をたどり 国際的 協力のもとに初めて 本邦近代農業の研究と教育とが進められ 幾多人材の輩出 を見た 本校は 東京農業教育専門学校附属中学校として 昭和22年 開校以来 右の歴史の流れを継いで この水田を教育の場に活用する栄光に恵まれ 耕作 をづけて 本年創立40周年を迎えた そもそも 農は 人類生存の基をなす営みである 本校は この水田のもつ 歴史的意味に想いを致し 幾多先輩の偉業を想起しつつ これを永く後世に伝え たいと考え ゆかりある方々の翕然たる協力を得て ここにこの碑を建立する なお 建立に際し 地元目黒区の理解と協力のあったことを録して 感謝の意 を表する 昭和62年10月 筑波大学附属駒場中学校・高等学校 |
ケルネル田圃 | 1874年 内務省勧業寮内藤新宿出張所に農事修学場設置。 1877年 内務省樹木試験場設置 1878年 駒場の地に移転。正式な地名は、東京府荏原郡上目黒村駒場野。 1878年 農事修学場を駒場農学校と改称。 1881年 樹木試験場および駒場農学校は農商務省管轄となる。 1882年 樹木試験場を東京山林学校と改称。 1886年 樹木試験場および駒場農学校を統合、東京農林学校設置。 1890年 帝国大学農科大学へ統合、同大学乙科となる。 1898年 東京帝国大学農科大学実科と改称。 1919年 東京帝国大学農学部実科と改称。 1935年 東京高等農林学校として独立、現在地の府中へ移転。 1944年 東京農林専門学校と改称。 1949年 東京農工大学へ統合。東京農工大学の農学部となった |
東京農工大学農学部 府中 | 学園通り 府中 |
東京農業大学 へ
トップページ 旧道行脚 沖縄もくじ |
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |