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巡神の神と高杉の杉，二つを合わせた神杉。この地には，古墳が点在している。
芸備線の神杉駅に降り立った。芸備鉄道として開業した当時（大正11年）は，塩町駅と言っていたが，昭和9年神杉駅と改称された。のどかな田園地帯からつながる丘には古墳が点在している。さっそく風土記の丘へと足を進めることにした。
ひっそりとした駅前の小路を抜けると遠くから祭の太鼓が聞こえてきた。どうやら知波夜比古神社のお祭りらしい。この辺りで備後二宮のにっきゅうさんとして親しまれている神社だ。太鼓の音の向こうからコンバインの音も重なって聞こえる。秋本番なのだろう。
神社の前を左に曲がり，丘へ向かうと古墳が広がる風土記の丘北口に到着した。風土記の丘には，浄楽寺古墳群・七つ塚古墳群合わせて176の古墳が点在している。歴史民俗資料館までゆっくりと歩きながら見てみることにした。
神杉駅⇔風土記の丘（歴史民族資料館）往復4ｋｍ 文・写真：児玉千洋
��風土記の丘内の円墳
��風土記の丘の円墳
 
��島式1面2線のホームに古い標識が残る ��黄金色に輝く稲穂の中を行く祭の道行
 
��周囲に堀をめぐらした珍しい神社 ��三次には県内1／3の古墳が集まる
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