さて、喜多方駅前でレンタサイクルを借りた私達一行は、磐越西線沿いを西に進み、日中線が磐越西線と分岐する地点までやってきた。

　画像の事務所の駐車場みたいな所が、おそらく日中線の敷地だろう。　画像奥の雪の塊の奥が　日中線と分岐したばかりの磐越西線だ。　ちなみに画像は南を向いている。

 　上の画像から北を向くと　日中線跡を利用した遊歩道が始まる。

 　おっと　予想外の積雪が・・・　一般道は除雪されてたのに・・・・

　これでは、自転車の速度がでない。果たして喜多方からの列車に間に合うのだろうか・・・　もし乗り遅れたら　仙台の祖父に連絡しなくては・・・　庄内とんかつ　に行く時間が遅くなる。　てか、喜多方ラーメン食べる時間も無くなってしまう。　急がねば。

 　日中線は、県道１６号と交差する。そしてすぐ市道とも交差する。　現役時代は、こんなに踏切ばっかだったのだろうか・・・

 　市道を抜けると　飾り気の無い　坦々とした遊歩道が続いている。　鉄道由来の物の発見がないかと　注意しながらママチャチをこぐ。

 　先ほどまでの　右カーブを抜ける進路を北にして　直進する。　それにしても　ただの遊歩道だ。

  雪が・・・　ただ思ってたより積雪が少ないような感じだ。

　このまま　押切川を渡る直前、県道と日中線跡が合流するまで、北上を続ける。

 　一般道と交差。　踏切の面影があるかと　辺りを見回したが、なにも鉄道由来のものは発見できなかった。

 　おっ　　コンクリート橋？　てか暗渠？　水路を跨ぐところにコンクリート橋が残っていた。おそらく位置関係から日中線の遺跡だろう。　やっと名残を発見できた。

 　コンクリート橋があったかと思うと、今度は　C１１　６３　が放置もとい　静態保存されていた。　ま〜日中線みたいな　未成幹線は、C１１のような軽い機関車が使われていたのだろう。

　自宅に帰ってから　C１１　６３　と調べたら　日中線で使われていた蒸気機関車であることが判明した。　なんか感動。

 　C１１　の所だけ線路が設置されていた。　その線路に踏切の板があり　新井薬師が嬉しそうに、自転車で渡っていた。

　はたして、この線路は日中線が現役と時からある線路なのだろうか・・・

 　そして　警報機もあります。　ま〜さすがに、この警報機は他の場所から運んできたのだろう。　だって警報機の前後に一般道がないのだもの。

 　さて、C１１　をすぎると　また、単調な廃線跡の遊歩道が続く。　日中線跡の端には、普通の生活道路が続いているが、現役時代から道路と併走していたのだろうか。

 　進めネーーー　遊歩道には　たくさんの雪が捨てられていた。　ま〜この訪問の１週間前に寒波が押し寄せて　会津地方と日本海側は大雪だったからな〜〜

 　お〜〜〜　やっと左にカーブを始めた。　併走する道路も日中線跡と一緒に右カーブをする。

 　遊歩道内から撮影。　それにしても　綺麗な左カーブだ。　遊歩道に植えられた木も一緒にカーブする感じが素晴らしい。

 　左カーブを終えて一般道と交差すると　ついに遊歩道は終わりを告げ　日中線跡は車道となる。そして、その車道は、右に美しくカーブをする。　緩やかなカーブがいかにも廃線。

 　右カーブを終えると、再び進路を北に向け直進する。　日中線跡が車道になってから開放感がでた。　なんか北海道みたいだ。　行ったこと無いけど・・・

 　やがて、車道は　ダートの道になる。　やっと、趣が出てきた。

 　ダートになってから　素晴らしい築堤になったので、田んぼに築堤からジャンプして降りて、自転車を日中線を走る汽車に見立てて撮影した。　３台ならぶママチャリがいいね。

　ちなみに　意外と、ここから自転車のある築堤に戻るのが難しかった。築堤の手前が水路になっていて・・・

 　築堤に戻り　左側（西側）の工場を見ると　ワムが２両、倉庫として放置されていた。　日中線で使われていた貨車なのだろうか・・・　

 　さて、ダート区間が終わると、右から県道が迫ってくる。　この後、左にカーブしながら県道と合流して、押切川を渡る。