このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

貯水池〜恐怖の導水路伝い東平へ

下の写真は2月に端出場発電所より直登した時の写真で以前訪れた時には無かった標識が在りました
東平への矢印、これって行ける事?ですよね!



上部鉄道直下、平行に東平まで続いているのだから一筋縄ではいかんだろうとチャンスを待っていたがついにその日が来ました
リンク仲間で探検好きのトッポさんと端出場発電所より導水管の案内を兼ねて同行する事になり、上部鉄道からもご覧のとおり
周りは断崖絶壁、その真下を通っているのだからかなりの覚悟で挑む事に。勿論、家族に危険なことは2人ともナイショ、
もしもの事を考え自営の仕事は区切りをつけ後は葬儀の段取り…そこまでは冗談です(笑)

行く前の準備として、いつもだと登山靴を履くのですが私のは重たく今回は勝手が違うので軽くて安価な登山靴を購入しました
服装は身軽く動きやすいもので必要最小限の装備、ステッキなどはかえって邪魔になるのと飲料水は水のみ場が無いので多めに持って行くと良いでしょう
参考にして欲しいホームページとしては今回お世話になった山の兵 原公治さんのホームページ」 、私とは趣味の共通点が多くHPを拝見して思わず唸った
春秋さんのホームページ など是非一度ごらんになって下さい



当日(5月3日)は東平に車を1台置き端出場発電所より送水管跡と林道を併用し貯水池まで2時間半で上りました
これから先どんなシーンが待っているのかワク、ワク、ドキ、ドキ、さていよいよ出発、貯水池を後にします



水路右側ふち(幅40〜50cmくらい)を歩きます
場所によっては10m以上垂直に切り立った箇所もありますのでこの上を歩けない人は諦めて下さい 無理です



いくつかの暗渠を通り越します



            が沈殿池側                     は東平側  排水路が設けられている 点検・補修用のためか?
 



左・しばらく進むとトンネルに出くわしました                        右・内部 奥に白く見えるのはトンネル出口
  内部を通れば早いのだが2人ともそんな勇気はとても無い(恐)             このトンネルが1番長かったように思います
  右に迂回することにする                                             

かろうじて道らしき道があります


前方に水路が見えてきました



谷を渡りしばらく行くと再びトンネルが地中に入っている 
このトンネルは割りと短そうなので内部を通ることに、イヤ!もし蛇が居ったら…やっぱり迂回、迂回!

トンネルの出口付近 ここは中を潜り抜ける


私の好きそうな場所です
 



この付近は水路上に木々が覆いかぶさり通行の邪魔をし、難儀しました



 

上に迂回路を進むと下方に鉄骨だけの導水路の橋が見えました



さすがに橋の上は無理なので谷に下り、鉄線を伝い上りました
この場所もかなりきつい トッポさん大丈夫かなァ
ここで足を滑らせたら帰りの心配がいらん



谷より振り返る



奥に小さく見えるのが上の写真のトンネルで2つの鉄骨の橋が続いています
トッポさん お尻だけで失礼!





またもや地中へ 迂回路は数メートル上に登ります



迂回路ピーク付近です



ジャーン!きたーァ!
来ました ついに来ました
本日最大の難所、誰もが目の辺りにし引き返したと言われる伝説の橋壊れた鉄橋
しかしここを制覇した兵が数人いることにより私も安心して挑戦出来る



まず最初に私が渡り、続いてトッポさんも何とか渡りきりました(汗)
橋の中央から写真を撮る余裕など無くここから転落すると病院行きはまず間違いないでしょう(笑)
・写真を見ても判ると思うが東平側からより手前貯水池側から渡るほうが渡りやすいでしょう  右・渡り、振り返った写真 矢印が通ってきた迂回路                 




壊れた鉄橋を過ぎると直ぐにトタン小屋が見えてきました





最初、水路の上を覆っていた木製の蓋だと思いましたがどうも水路本体のようです





後に時間を計るとこの辺が東平までの半分位です





この辺は崖の為水路に木製の蓋をしていたと思われる跡が残っていました



これより先は大規模に崩れ、水路が消滅しています



左・さらに進むと滑落した巨岩が水路で止まっています   右・崩れたのは比較的新しく上を見上げると跡が判ります




 間に居るのがトッポさんでこの巨岩の大きさが判ると思います
水路が無ければおそらく下の?川まで落ちたと思われます(^_^;)




は同じ場所を振り返りました




驚いたのはこの場所
数10mに渡り斜面の表面だけが、水路や木々などそのままの状態で下に数メートルずれている




再び水路は延々と東平へと続いています




対岸の山に僅かですが東平が見えてきました




再び迂回です




小さな谷を渡ります





 小さな谷                             支持台の殆んどが鉄製のなかで美しい煉瓦のアーチ橋

再びトンネルへ




上部鉄道の鉄橋を思わせる




橋に木が生え足元の木部は腐りふわふわして底が抜けそうなのでじゅうぶん安全の確認をして渡ってください



この箇所は水路の上に上がるのが大変で私はすんなりと上がることが出来たがトッポさんは手こずっている
引っ張り上げたが「善次郎さんは足が長〜い」とトッポさん
私は生まれて初めて足が長いと言われた
そうか!私は足は長かったんだ…(涙)出来れば女性の口から言って欲しかった (再び涙)                      

                         ここから水路は 日浦 まで長〜い旅に出る



木々の間からは東平の姿が




導水路作業・点検路はなおも東平まで続いていますがここからは破壊しているため迂回路を通るがこのトンネルは何?





木製の橋は朽ちて滑落しています






ついに見慣れた場所、変電所の横に出ました

時計を見ると出発の貯水池からすでに3時間経っているので驚きました
私の中では1時間半位のつもりで時を忘れさせるハラハラ、ドキドキのワンダーランドでした \(^o^)/

今日のコースを誰にも奨める訳にはいけませんが別子には素晴らしい産業遺産が残っていました
私的には世界遺産「石見銀山」より全ての面で「別子銅山」が勝っていると思います

別子銅山TOPへ                          戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください