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* * (2006/04/19) * *

 いよいよこの時がやってきた。2006年4月19日、北海道ちほく高原鉄道株式会社ふるさと銀河線の最終運行が前日に迫っていた。3月までの予定では仕事の都合もあり、前日から取材するという予定はなかった。しかし廃線の日が近づいてくるにつれて、少しでも長く銀河線のそばにいたいと思うようになり、前日からの取材を決断した。

 本拠地の釧路を出発したのが正午をだいぶ過ぎた14時ころ。まずは日没までに多くの駅をまわろう、と思い池田駅に向かった。池田駅に着いたのは16時すぎ、ここから銀河線の各駅をまわりながら北上することになる。
池田
↑池田
様舞
↑様舞
 高島駅は好きな駅のひとつだ。木造の駅舎とその傍らにある便所や危険物庫が何とも良い雰囲気を演出している。夜のCR車を撮りにきたこともあるが、夜は夜でとても良い絵になる。高島
↑高島
大森
↑大森
 大森駅を撮影し、次の勇足駅を前にして池田行きの714Dの撮影を準備する。大森〜池田間のとある踏切を目標に、714Dの通過を待つ。
 その後南本別、岡女堂と続けて訪れ、本別町の市街地へと入る。
714D・大森〜勇足
↑714D・大森〜勇足
勇足
↑勇足
南本別
↑南本別
岡女堂
↑岡女堂
 本別駅に到着した時点で18時前。写真を見る限りまだ明るいように見えるが、それは露出の影響で実際にはもっと暗かった。この明るさでは満足な写真は写せない?と判断した私は、本別駅にて当日の駅撮影を終了した。あとは銀河線の夜の風景を写すこととした。本別駅駅舎
↑本別駅駅舎
本別駅構内
↑本別駅構内
 本別駅にて撮影を一旦終了し、足寄町へ。716D、717Dの交換を撮影するために足寄駅に行った。銀河線沿線はこの時間くらいになると人気もまばらになるはずなのだが、今日は少し違うようだ。足寄駅もいつもの雰囲気とは違う、と思った。
 足寄駅の交換を撮影し今日の疲れを癒し、明日の活力を得るため?足寄温泉にて入浴する。確かこの時までは温泉の玄関に銀河線の古いポスターがはってあった。それも廃線後、いつの間にか見かけなくなった。

 さて十勝側の最終列車725Dを撮影すべく、上利別駅まで走ることにする。上利別は私が最も好きな駅だ。この数ヶ月はよく上利別まで足を運んだ。あの木造の駅舎と、人懐っこい黒猫が実に良い味を出している。


足寄・716D,717D
↑足寄・716D,717D
上利別・725D
↑上利別・725D
 上利別にて最終列車を見送り、陸別へと向かう。理由は陸別駅構内にて深夜の留置風景を撮影するため。陸別では翌朝の始発列車(741D置戸行き、724D池田・帯広行き)に備え、1,2番線に1両ずつ留置されている。冬季(夏季は失念…)は深夜帯でもエンジンをかけっぱなしだ。
 陸別では最終列車が2番線に到着した直後らしく、室内にはまだ蛍光灯が灯っており、運転手さんが留置の手配中であった。それよりも気になったのが1番線の留置車両である。この車両、実は翌日の「さよならふるさと銀河線号」に充当される列車であったのだ。とりあえず撮影に走り回る小生は車両運用など全く気には留めていなかったが、思わぬ収穫がありひとり喜んでいた。
 ここ陸別駅に関しても、今日ばかりは変わった雰囲気が流れていた。やはり同じことを考える方は多いらしく(汗)、終列車到着後もCR車にカメラを向ける方の姿が見られた。後日ホームページに同じような写真が載っていたところも確認できた。

 小生の今日の活動日程は全て終了。今日の宿は取っていないため車中泊である。とりあえずは北見まで給油のため回送し、適当な場所を見つけ休息をとることにした。


※2006年4月20日へと続く
陸別駅構内
↑陸別駅構内
陸別駅2番線
↑陸別駅2番線

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