このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

昔の線路



LM328iの所有する旧い鉄道関連書籍です。
月刊誌を中心に数百冊以上所有していたのですが、自宅新築の際にほとんど廃棄してしまいました。
手元に残っている数少ないものを、紹介していきます。

  1. 機芸出版社
  2. PRESSE EISENBAHN
  3. 交友社
  4. 鉄道ジャーナル社
  5. 鉄道図書刊行会
  6. その他


機芸出版社
レイアウト全書(昭和48年第6版 850円)

模型を始めたばかりの頃、まだ月刊鉄道模型趣味すら買っていないのに、いきなりレイアウト全書とは!
掲載されているのは昭和30年代、まだNゲージの無い時代のHOレイアウトの数々・・・・
ベークライト板の加工、空き缶を利用したパワーパック、紙枕木にバラ線路をスパイクなど、
時代を感じさせる記事が満載です。
初心者Nゲージャーの小学生、参考になったのかならなかったのかはわかりませんが、
この本のせいで、「レイアウトを作りたい」と思うようになったのは事実です。


左:組立式レイアウトの全て
右:庭園鉄道

固定式レイアウトが無理なら組立式を!それも無理なら庭園鉄道を!と、
NとHOの違いも考えず、夢ばかりが膨らみました。
理解できない言葉が多くとも、毎日のように記事を読み、レイアウトプランばかり描いたものです。
今見ても、古きよき時代の日本も感じられ、なかなか新鮮です。

レイアウトテクニック(昭和48年初版 950円)

これも模型を始めたばかりの頃、初版が出てすぐに買いました(買ってもらいました?)
主に昭和40年代前半頃のレイアウト記事を集めたものですが、
レイアウト製作そのものよりも、ストラクチャー工作やアクセサリー工作が豊富なのが特徴です。
ついに登場した(!)Nゲージレイアウトの長編製作記事があって、大いに参考にしたものです。
高校生の頃には、その記事と全く同じ設計のレイアウトを作ろうと、材料を買い集めたくらいです
(母の反対にあい、頓挫しましたが・・・)


左:Nゲージレイアウトの製作記事
右:ローカル駅舎の図面

私が大学生の頃作った ローカル駅セクション は、
この本に出てくるローカル線のストラクチャーやアクセサリー工作の記事に、
相当な部分で影響されています。

レイアウトモデリング(昭和48年第3版 850円)

発売はレイアウトテクニックより前ですが、私が入手したのは中学2年頃だったと思います。
先にレイアウトテクニックを手に入れて満足していたので、なんとなく後回しにしていました。
しかしなんと言っても日本初と言える実感的な純日本風レイアウトに衝撃を受け、
やはり 駅セクション の製作に大きな影響を与えてもらいました。


左:日本の農村風景。ミシンを使って稲刈りの跡を再現するという記事、真似してみたかった。。。
右:Nゲージ黎明期のレイアウト

この本には、Nゲージ黎明期のレイアウトが2点紹介されています。
半径が200mmより小さい曲線、メーカーで統一されていないカプラー、国際色豊かな車両など、
当時のNゲージの様子がわかります。
トランジスタコントローラーの製作記事、バラストの撒き方など、記事がバラエティ豊かなのも特徴です。

鉄道模型作品20題(昭和56年11月1日 第4版 600円)

「鉄道模型趣味特集シリーズ」の第1集。
昭和20年代後半から30年代初頭の鉄道模型趣味(TMS)誌から選ばれた、20の記事で構成されています。
まさに日本の鉄道模型の黎明期とも言え、時代を感じさせるものばかり。
今のように素材もパーツも豊富でない時代・・・作者の苦労がしのばれます。
旧仮名づかいや旧漢字など、活字にも時代を感じることができる本です。
なんたって、初版の発刊は昭和32年ですからねぇ。。。


左:当時の自作模型の数々。ディテール云々よりも、作る事に意義があります。すばらしいです。
右:右ページの絵は・・・なんとモーターの作り方!!鉄道模型は特殊技能を必要とした趣味だったんです。

レイアウトブック(昭和56年11月1日 第8版 600円)

「鉄道模型趣味特集シリーズ」の第2集。
昭和27年頃までの・・・日本の鉄道模型界黎明期における、レイアウト作品集です。
レイアウトを作るなど、夢のまた夢だった時代ですから、
「私はレイアウトを作った!」なんて記事も紹介されています(笑)
今見れば玩具ちっくなレイアウトが多いものの、戦後の物資が不足する時代に、
何から何まで手作りしなければならなかった頃の苦労がしのばれます。
天賞堂の第一次オメガセントラル鉄道の紹介もあります。


左:屋根裏部屋に作ったレイアウト
右:わずか1×2mの小型16番レイアウト

電車と機関車の工作(昭和56年12月20日 改訂4版 650円)

「鉄道模型趣味特集シリーズ」の第3集は、昭和20年代の電車・機関車の作品集となっています。
当時の主流は0番(Oゲージ)であり、16番はまだ登場したばかりでした。
この・・・小さなゲージである16番を、如何に細密化するかが課題だったようで、
車体はもとより、台車、パンタグラフ、ナンバープレート(!)に至るまで、製作法が細かく解説されています。
しかも収録された作例が実に見事な出来栄えなのには驚かされます。
Nゲージであっても細密なパーツがたやすく手に入る現代とは、全く異なります。
鉄道模型を楽しむのは、全てを自作できる工作技術を持った方だったんだなぁ、
鉄道模型は工作を楽しむ趣味だったんだなぁ・・・と、改めて感じることのできる本です。


左:部品の製作方法の載った細密なイラスト(右)と、当時は現役バリバリだったEF57の1/80図面。
右:ED41製作記事。左ページ下にパンタの製作方法がイラスト付きで書かれています。

陸蒸気からひかりまで(昭和49年第7版 1400円)

鉄道開業から新幹線の開通まで、明治、大正、昭和の国鉄の歴史を車両イラストで綴った本です。
中学に入ったばかりの頃、誕生日かクリスマスに買ってもらったんじゃなかったかな。
特に古い車両に関して、この本でかなりの知識をもらうことになりましたが、
買った当初は古い車両には全く興味がなかったっけ。。。
大学時代にモハ32をGMキットの切り継ぎで製作したとき、実はこの本のイラストで窓配置を決めました。


左:C51(18900)の牽く豪華木造客車
右:流電モハ52

どちらの列車も今では大好き・・・こういったイラストを見ると、編成ごと再現したくなりますね。
最近じゃむしろ・・・新しい車両には興味が湧かなくなっています。
当時はまだNゲージで製品化されるなど想像も出来なかった車両たち、今見るとかなり新鮮です。

私鉄電車プロファイル(昭和49年第3版 1500円)

上の本の私鉄版とも言えるこの本も、同じ頃買ってもらったはずです。
馴染みのある関東私鉄、特に東急ならともかく、
全く縁の無い西鉄のページなど、子供当時、興味を持てと言うのが無理な話でしたが・・・
歴史の古い東武や南海などは、蒸機列車まで載っていたりして・・・
それでも一所懸命に読んだものです。


左:東急のページにある青ガエル5000系とその前後の形式
右:当時は興味のなかった古い電車が今は好き(名鉄のページ)

やはり、今見るとかなり新鮮で、縁のなかった電車も含めて、いろいろセレクトして作りたくなってきます。
「陸蒸気・・・」に比べると、車体長や車幅が数字で記入され、より資料性の高い本になっているし。
東急では、掲載されているのは7200系までになっていて、
しかも東急の形式が他社に比べて少な目なのが、東急ファンとしては残念ですが。。。

シーナリィガイド(昭和50年再版 950円)

レイアウトを製作する際に参考となる、シーナリィとストラクチャーの実物写真が満載です。
とは言っても、昭和40年代前半くらいまでのローカル線風景ばかりですが。
当時の国鉄のこういった写真は貴重なのではないでしょうか。
今見ると・・・・こんな感じだったんだなぁと、感慨深いものがあります。
もちろん、ローカル駅セクション製作の際、大いに参考にしました。


左:ローカル駅の風景、右トンネルポータルいろいろ


関西本線・中在家信号場
1980年代初頭に、実際にここを通る列車(キハ58系急行)に乗りました。
蒸機はもうないけれど、雰囲気はそのままだったことに、感動したものです。

シーナリィ・ストラクチャー ガイド1(昭和63年4月25日 980円)

シーナリィガイドの続編として編集された本で、少し時代は新しくなりますが、
同じく鉄道とその周辺のシーナリィとストラクチャー実物写真が満載です。
続編ということで、シーナリィガイドで紹介された場所の、その後のレポートもあります。
ちょうど当時は赤字国鉄ローカル線が「第三セクター」化されつつあった時代、
紹介記事にも「現・第三セクター○○鉄道」という表現が多数見られます。
この本が2以降も発刊されたのかどうかは、残念ながら知りません。


碓氷峠のアプト区間。ラックレールの始点やED42に牽かれるキハ82系白鳥の姿もあります。


左:有名な加悦鉄道・加悦駅舎。学生時代、実際に行ってみました。
右:明知線・山岡駅。何の変哲もない田舎の小駅であるがゆえに、写真は貴重です。

TMSカタログ1 機関車(昭和53年 650円)

月刊鉄道模型趣味(TMS)別冊として発売された、車輌カタログです。
当時発売されていた各ゲージの製品を網羅しています。
機関車という副題がついていますがそれはHOの話で、Nゲージは客貨車も載っています。
まだ当時はHOの方が隆盛だったのでしょう。
ちなみに制作は「企画室NEKO」となっていて、これは現在「RM MODELS」を刊行している、
ネコ・パブリッシングの前身なんでしょうか?

左上はエンドウのNゲージEF58です


左:Nゲージの機関車。KATOのC11、C50、C62、D51、トミーのKSKタイプ、そして機芸出版社が出した、
  C55流線型エッチングボディ・・・蒸機はこれだけ。
右:二軸貨車。トミー香港製が大量に発売され、かなり賑やかになった頃です。

TMSカタログ2 電車 客貨車(昭和54年 700円)

TMSカタログの第二弾。
Nゲージは電車とディーゼルカーのみで、GMの旧型国電キットは既にたくさんあるものの、
まだ、しなのマイクロやエンドウがNゲージ電車に進出する前なので、ラインナップとしては淋しいです。
この手の本の常で・・・やはり第二弾になると価格は上がっていますね。

中段485系、581系、0系は学研製、下の0系はエンドウ製


左:トミーの113系(旧製品)、KATOの103系(旧製品)、GMのクモユニ82などが並びます
右:トミーのキハ58系(旧製品)、エンドウのキハ35系の姿も見れます

鉄道模型工作技法(昭和58年 初版 1250円)

鉄道模型工作に必要な技法、工具、材料などを解説した本です。
金属工作を主体に、ケガキ、切断、ハンダ付け、塗装などの工作技法を、
しかもかなり専門的な領域まで集大成した本は、他にはないのではないでしょうか。
写真や図表も豊富なので、困ったときのバイブルとして活用しています。
自分の腕は、決して追いついていないんですが。。。(^-^;


左:切削の項
右:ハンダ付けの項


PRESSE EISENBAHN
車輌の視点(昭和55年8月20日発行 1300円)

雑誌・とれいんの別冊で、車輌のディテール写真を集めたムックでした。
当時の現役花形車輌はもとより、古い形式もおさめられており、
模型化用の資料としてのみならず、車輌図鑑として見るのも楽しい本です。
EF65やEH10、ED75などは、最近の工作にも参考になっています。


左:D51、右:EF10

電機と蒸機を中心に、約20車種を収録しています。
もう今では撮りたくても撮れない、貴重な写真ばかりです。
こういった部分アップ写真を見ていると、製品のディテールアップをしたくなってきますね。

車輌の視点Ⅱ(昭和56年11月30日発行 1300円)

車輌の視点が好評だったのでしょう、翌年そのⅡが出版されました。
同様にディテールの写真がたくさん収録されていますが、
形式が減ってページが薄くなったのに、価格が据え置きなのには、納得がいかなかったなぁ。
電機のイラストでページを水増ししている感じだったし・・・(苦笑)


左:EF71、右:明治時代の貨車

電機を中心に約10数車種を収録しています。
普通ではなかなか知ることのできない屋根上機器の詳細写真や、古い貨車の写真など、
とても参考になりますね。

車輌の視点Ⅲ(昭和57年9月30日発行 1500円)

やはり電機が多いですが、その割合は減ってきました。
次第に車種のバラエティさを追求して来たのかな。。。
でも、模型化に必要な各部の拡大写真はだんだん減ってきたような気がするのですが。
PartⅡに比べ、厚みが復活したのに、値段も上がってしまいました(苦笑)


左:DD13、右:モハ63型

ディテールの写真が減ってしまった分、図面が多くなったのは好感が持てるところです。
DD13のバラエティさをここまで集めた資料は、そうはないでしょう。
逆に・・・あれほどバラエティのある機関車、EF58の特集が貧弱なのが哀しい。。。

車輌の視点Ⅳ(昭和58年11月30日発行 1500円)

この号の特徴は、私鉄車両の紹介と図面が多くなったこと。
近鉄、小田急の新鋭特急電車などは詳細な図面つきで紹介されています。
しかしメインはやはりロコ。
EF51、EF60、DF50などのディテール写真は、今となっては貴重ですよね。


左:EF66、右:DE10

2005年時点でまだ現役のロコたちも、1980年代当時とはその姿も微妙に異なっていますね。
もう覚えている人も少なくなったEF90(後のEF66 901)の姿も記録されています。

車輌の視点Ⅴ(昭和60年6月30日発行 1900円)

私が最後に買った車両の視点は、社会人になった翌年のⅤです。
これ以降はしばらく模型から離れてしまったので、このムックが発売され続けたのかどうかを知りません。
車両の視点の原点に戻ったようなディテール写真が豊富なのは歓迎ですが、
値段はまた上がってしまいました。


左:C51、右:オハ35

当時は興味のなかったこの2つ、今はかなり好きです。
この号は、157系、119系、185系といった、新型国電が多いのも特徴です。


交友社
特急列車(昭和51年初版 1200円)

昭和50年(1975年)頃の国鉄特急列車の写真集です。
今もなお活躍する車両も多少はありますが、そのほとんどは現役を引退してしまいました。
国鉄の特急が華やかに全国で活躍していた頃の、貴重な記録です。
歳のせいなのでしょうか、妙に派手なJRの特急よりもこの頃の規格型の国鉄の特急の方が、
私にとっては今も憧れの存在です。


ブルートレインはEF65P型の牽く20系のオンパレード。ブルトレブームよりも前のことです。
しかし、「みずほ」も「あさかぜ」も、今は昔。。。
電車特急の485系は、ボンネット型もまだ多数が活躍していましたが、これは貫通型の「いなほ」。
特急電車のパイオニア、181系も「とき」として現役でした。


キハ181系「つばさ」も、補機についたEF71も、そして奥羽本線板谷峠もなくなってしまいましたね。。。
紀伊半島にはキハ81系も「くろしお」として活躍していました。キハ82も組み込まれていますけど。

鉄道ファン 特集・こだま型特急電車(昭和51年1月1日 650円)

151系、161系、181系を特集した号。
当時183系1000番台が投入され始め、あさま、あずさ、ときの181系は風前のともし火、
そのタイミングで総特集を組んだようです。
しかし今にして思えば、「こだま」が登場してからまだ20年も経っていないのにもう廃車にするとは・・・・
まだまだ大量生産大量消費、使い捨ての時代だったんですね。


左:東海道時代の華やかな頃
右:顔のいろいろ。当時の鉄道ファンは、こういうイラストが増え始めた頃でした。

鉄道ファン 特集・湘南電車(昭和52年7月1日 650円)

「湘南電車」というのは、国鉄モハ80系のこと。
当時、古巣の東海道・山陽線の運用から離れ始めた頃なので、総集編が組まれたのでしょう。
それでもまだ、このような二枚扉の旧型電車が東京口の東海道線普通列車に使われていたとは・・・
まさに隔世の感です。
表紙のDF50お召し列車の写真も泣かせますね。


左:クハ85や正面3枚窓の初期型クハ86の姿も見えます
右:私鉄に波及した正面二枚窓。その影響力の高さがわかります。

鉄道ファン 特集・地下鉄50年(昭和52年10月1日 980円)

日本初の地下鉄が開業してから50周年を記念誌、地下鉄を特集した号です。
2007年には、それから30年がさらに経過し、80周年になってしまいましたが・・・
当時の地下鉄の様子は、今見ると貴重なものばかり。
表紙の赤い電車だけで、もう涙モノって感じです。
東京での最新鋭地下鉄が、東急新玉川線なんですから!
東京、大阪、名古屋、札幌、ヨコハマ、京都・・・いろいろな都市の地下鉄も紹介されています。


左:東京高速鉄道の100系。このころはまだ、中野工場の入替用として現役だったようです。
 今は地下鉄博物館にカットも出るが保存されているはず。
右:中目黒の賑わいの様子、これがタマリマセン・・・
 左から東急5000系、営団3000系、東武2000系(2本)、東急6000系、全て非冷房車なんですよ。
 今も線路配置は同じですが、写真を撮れば、全く違った顔ぶれになります。


左:大阪市交通局。ラインカラー別塗装が始まった頃なんですね。
 ほとんど同じ型で同じ色の電車が走っていて、よく間違えなかったものです。
右:横浜市交通局と名古屋市交通局。
 横浜市の地下鉄はまだ、新鋭でした。名古屋の黄色い電車は、懐かしいなぁ。。。

鉄道ファン 特集・東急のステンレスカー(昭和54年5月1日 880円)

表紙は北総開発鉄道(当時)の新車ですけど(笑)、東急の特集とあらば、買うしかありません。
東急5200系が日本初のステンレスカーとして誕生以来、20年を記念した特集でした。
当時はまだステンレスカーは今のように普及しておらず、まさに東急の独壇場だった時代です。
内容は各形式の紹介と写真、イラストという、ありきたりのもので、特集ページも少ないですが。。。
そのくせ価格がぐんと高くなっていった頃です。


左:当時の形式の代表的な編成を側面イラストにしてあります。
右:前面イラストも。でも、それよりも左ページの写真は、
複々線化前の多摩川園駅(当時)を行く、8500系の各停桜木町行という、今では貴重な写真です。


左:当時の東急ステンレスカーの集合写真。左から5200、6000、7000、7200、8000、8500の各形式。
 2006年では、8000系はもはや風前の灯だし、8500系にまで廃車が出ていることを思うと、
 月日が経つのは早いですね。。。
右:裏表紙を見てびっくり。2006年にリニューアルされた、KATOのスハ43系が新発売されたときでした。
 しかも、「今後関水金属からKATOにブランドを変更する」とも書いてあります!


鉄道ジャーナル社
現代日本の私鉄・Ⅰ(昭和56年6月30日 1500円)

当時の日本の私鉄車輌の写真と各私鉄の沿革を紹介した、鉄道ジャーナル別冊のムックです。
Ⅰは東日本編でした。
今見れば・・・表紙の東武DRCからして、いきなり泣かせます。
大手だけに限らず、中小私鉄も網羅されているので、資料的な価値もかなりあると思います。


左:西武・・・E851やピンク色の旧塗色が懐かしい。
右:京王・・・5000系ってかっこいいですね


地元東急・・・6000系や5000系の元気な姿、多摩川の旧鉄橋が涙モノ。。。

現代日本の私鉄・Ⅱ(昭和56年8月30日 1500円)

Ⅱは西日本編。
関西私鉄に興味を持っていた頃なので、とても興味深く読んだ記憶があります。
こういった書籍で予備知識をたくさん仕入れ、現地に乗り込んで行きました。


左:京阪・・・この3000系もほとんどが引退してしまいました
右:阪神・・・当時の阪神はどれも同じ車種に見えたっけ・・・


能勢電と神戸電鉄:特に能勢電は、旧阪急の小型車の宝庫でしたっけ。

鉄道ジャーナル 特集「消えゆく鉄路のスターたち」(昭和52年3月1日 530円)

戦後の鉄道近代化に貢献した車両達が、そろそろ引退を迎えるということで、特集された号です。
表紙のDF50が、まさにその使命を終えようとしていたのですが・・・後ろには旧型客車が!
いかにも鉄道ジャーナルらしく列車追跡記事があり、今回は特急「とき」、もちろん181系でした。
「動力車の一生」という記事もあり、新製から幾多の転配を経て廃車になるまでも紹介されています。
なかなかアカデミックな内容だと思いました。


左:山陰地方のクイーンだったDD54・・・餘部鉄橋を渡る写真がいいですね。
 今でも充分に通用する車両デザインです。
右:動力車の一生をテーマに、転配を図表で解説。
 全国規模の国鉄ならではの広範囲な転配計画が載っています。

鉄道ジャーナル 特集「旧型国電は生きている」(昭和52年8月1日 530円)

中学生の頃からか、旧型国電を好きになった私、OKIと飯田線に乗りにいったりして、
ますますその傾向は顕著になり、やがてGMのキット組立に燃えるようになりました。
鉄道ジャーナルのこの号は、何度も繰り返し読み、旧型国電に対する知識を吸収したものです。
SLが全て消えた後、首都圏から旧型国電が消えつつあった時代でしたからね。
この説明を書くため、当時現役の路線紹介や形式の系譜などを読み返していたら・・・
なんだかまた、旧国マニア熱が復活しそうです。


乗車レポートは鉄道ジャーナルの特徴。左は身延線の乗車レポート。
右は線区ごとの紹介。身延線、大糸線、東海道線、飯田線の写真があります。
当時東海道線に、まだ80系が残っていたんですね。。。


鉄道図書刊行会
特集・東京急行電鉄 (昭和47年9月1日 420円)

東急ファンの私にとって、鉄ピクの東急特集は買わずにはいられない本です。
まだ7000系が、東横線の看板列車「急行」として大活躍していた頃です。
今は亡き荷電や木造の事業用車両なども懐かしい。。。
これは後になって(昭和50年頃)バックナンバーを取り寄せてもらって、入手しました。

東京急行電鉄特集(昭和52年6月10日 800円)

ちょうど新玉川線が開通したのをきっかけにした特集号です。
まだ5000系や7000系も元気でした。
新丸子の地平ホームに停車する、当時の新鋭8500系のカットなどは、今見るとかなり新鮮。

特集・東京急行電鉄 (平成6年12月10日 1700円)

つい最近だと思っていたら、もう10年前なんですね。
たまたま本屋で見つけ、久しぶりに買った鉄道ピクトリアルでした。
当時は全国各地で元東急の電車が活躍していたので、その写真もたくさんあります。
でも弘南鉄道の3000系や長野電鉄の2500系(旧5000系)など、既に引退してしまいました。。。

鉄道ピクトリアル 日本のSL決別記念[1](昭和51年2月1日 470円)

国鉄からSLが消えた時期、各鉄道誌はこぞってSL特集を組みました。
アカデミックな論文調の記事が多かったピクトリアル誌も、例外ではありません。
SL特集でも、論文調なのはさすがです。
私がなぜピクトリアルだけ買ったのか、なぜ[1]はあるのに[2]を持っていないのか、
もう覚えていませんが。。。


当時はカラーページの極端に少ない雑誌だったので、モノクロ写真をたくさん掲載しています。
本線を疾走するD51、C57、9600などの姿は、とても新鮮でかっこいいです。
さようならヘッドマークをかかげたD51が架線の下を走る姿は、皮肉なものですね。。。

鉄道ピクトリアル 流線型国電モハ52特集(昭和51年3月1日 500円)

私が大好きな旧型国電、その中でもお気に入りに流電特集です。
昭和51年と言えば、その旧国熱が一番だった頃・・・喜び勇んで買ったんでしょうね
(買ったときの記憶はないですが)。
ピクトリアル誌なので写真は少なめで、しかも特集部分は全体の1/3弱なので、
今の基準からしたら、物足りない部分もありますが、
そのぶんピクトリアルならではの学術的な記事は、読み応えがあります。


左は昭和51年当時の飯田線での活躍、右は京阪神のスターとして登場した頃。
昭和51年時点では、飯田線の旧型国電の置き換え計画はまだ具体化していなかったのか、
そのような記述はどこにも見当たりません。
まさに・・・当時の飯田線は旧型国電王国だったんですね。
OKIとふたりで7時間かけて全線走破した頃のことが甦ります。

鉄道ピクトリアル 日本のSL最終号(昭和51年4月1日 500円)

手元に残っていない[2]、次の号がこれ・・・とうことは、これが[2]に相当するのでしょうか?
鉄道開業以来走り続けたSLが営業運転から消えるということは、
それだけ、衝撃的な事実だったということなんでしょう。
今となっては、SLが通常の営業をしていたという事実が衝撃的ですけれど。。。
この号には「武蔵野南線開通」というニュースも載っていて、新旧の対比がおもしろいです。


SLが活躍する最後の姿をたくさん記録しています。
左はSLによる最後の入換作業(9600)、右は最後の営業列車(C57)の姿です。
いくら記念的な列車とは言え、営業列車の横の線路上にこれだけのファンが入れたというのが、
やはり30年前を感じさせる写真です。


その他
旧型国電の手引き1 40系(ピノチオ刊 昭和55年7月1日 価格不明)

学生時代に旧型国電に凝っていた私、GMの旧国キットをいろいろと作っていました。
その参考にと・・・購入したのが本書です。
40系の製造年月、形式別の形態の違いをイラストでまとめてあり、今でも参考になります。
どこでどうやって、いくらで買ったのか・・・全く記憶にありませんが。
また、他の形式はどうだったのでしょう。
「1」ということは、43系や73系や80系も発行されたのかな。。。


リベット、ウィンドシル・ヘッダー、ベンチレータ、床下機器など、
製造年月によって異なる、40系の形態のバリエーションが、わかりやすくまとまっています。
実物の特定車番にこだわって模型化したくなってきますね。

鉄道と街 東京駅(大正出版刊 昭和59年12月20日 2800円)

東京駅開業70周年を記念して発行された、ハードカバーの本です。
東京駅の車両、施設、周辺の街並み、歴史などを解説しています。
自分で言うのも変ですが、当時このような高価な本を、よく買えたもんです。
あ・・・社会人になった年かぁ。


103系山手線、地上線を走る113系横須賀線、上野から乗り入れていた東北特急はつかり、
151系つばめ、153系なにわなど・・・懐かしい写真が満載です。
さすがは日本の表玄関とも言える東京駅。国鉄の看板列車が多数出てきます。

鉄道と街 渋谷駅(大正出版刊 昭和60年3月15日 2800円)

こちらは渋谷駅開業100周年記念出版。
東京駅と同じように、渋谷駅の車両、施設、街、歴史を細かく解説しています。
渋谷は一番馴染みの大きいターミナル駅ですから、こういう本は買っておかなきゃ、って感じでしょうか。


私鉄のターミナルであり、貨物駅でもあった渋谷駅。
EF15の牽く貨物列車、EF58の荷物列車、営団2000系、京王1900系など・・・
エリートな東京駅とは違ったバラエティさですね。






このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください